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・本人様関係ありません
・アンチやめてください
・BLです(lr愛されです)
・口調注意⚠️
・ギャングの名前が思いつかなくてリコリスの名前借りてますが、MAD town関係ないです。もし気分が害された方がいたらお教え願います🙇♂️
〜設定などは1話をご参照ください〜
lr( )
kn『』
ru[]
ローレンが2人のもとに行った後の物語になっております。
lr視点
俺が二人の元へ来てから、数ヶ月が経った。
それでも、外へ出ることは一度も許されていない。
眠るときは必ず、どちらかが同じ部屋にいる。
『ローレン、休もう』
叶さんのその一言で、俺はベッドへ向かう。
扉は閉められ、逃げ道は最初から用意されていない。
二人は何も言わず、ただ「そこにいる」ことで、 俺がここから離れられないことを示してくる。
最初の頃は、抵抗もした。
叫んだことも、殴ったこともあった。
けれど、それが意味を持たないことはすぐに分かった。
今では、何も言わない。
言えないのか、言わないのか、自分でも分からない。
眠りにつくと、決まって夢を見る。
仲間たちの笑顔。
背中を預け合った夜。
そして、倒れていく姿。
楽しい夢もあれば、息が詰まるほど苦しい夢もある。
目が覚めるたび、胸の奥がひどく痛む。
それでも——
夢の中でだけは、あいつらに会える。
それだけで、
少しだけ、救われた気がしてしまう自分がいた。
ru視点
ロレさんは、最近やけに静かだ。
ここに来たばかりの頃は、逃げるための作戦をいくつも考えていた。
時間帯、鍵の音、俺たちの立ち位置。
必死に観察して、必死に考えていた。
でも——
それが全部、無駄だと分かったんだろう。
今はもう、何もしない。
何も言わないし、何も企まない。
ただ、ここにいる。
寝る前の俺たちが居ない時間、決まって机の引き出しを開ける。
中に入っているのは、仲間たちの写真だ。
一枚一枚、確かめるみたいに眺めている。
それでも、ロレさんは戻らない。
写真を閉じて、部屋を出ることもない。
ここにいる。
俺たちのいる、この場所に。
——それでいい。
それがいい。
ロレさんは、もうどこにも行かなくていい。
kn視点
『ローレン、寝よ』
その声を聞くと、ローレンは素直にベッドへ向かってくる。
迷いも、抵抗もない。
その姿が——愛おしくて、たまらなかった。
ガバッ。
ローレンが身を起こす。
その動きが視界に入った瞬間、胸が小さく跳ねた。
指先が、そっと僕の髪に触れる。
力はなくて、温度だけが残るような触れ方だった。
「なんで……
変わっちゃったの?」
今にも消えてしまいそうな声。
胸の奥が、ちくりと痛んだ。
——聞こえなかったことにしよう。
僕は、今起きたばかりのふりをして目を開ける。
『どうしたの?ローレン』
『変な夢、見た?』
「……変な夢を見た」
その答えに、正直、驚いた。
はぐらかすと思っていた。
黙ると思っていた。
『大丈夫だよ』
『怖くない』
そう言いながら、手を取る。
指と指を絡めて、逃げ道を塞ぐみたいに。
ローレンは何も言わず、また布団の中へ潜り込んだ。
そのまま、静かに眠りに落ちていく。
——聞かなかった。
聞けなかった。
その“変な夢”が、
きっと僕のことだと分かっていたから。
これで本当にラストです。
ここまで長いお話を読んでくださり、本当にありがとうございました。
ハッピーエンドなのか、バッドエンドなのか
はっきりしない終わり方だったかもしれませんが、 この物語は「それでも生きていく人たちの選択」を描きたいと思って書きました。
正解のない結末でしたが、
書いている時間はとても楽しかったです!
もしかしたら、
皆さんのご期待にすべて応えられた作品ではなかったかもしれません。
それでも、ここまで読んでくださったこと、
この物語に触れてくださったことに心から感謝しています。
少しでも何かが心に残っていたら、とても嬉しいです。
いいね、フォロー、そして温かいコメントをいただけたら励みになります。
本当に、ありがとうございました!