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kaida→「」
fuwa→『』
あーる18なし、!それでは、行ってらっしゃいませ
〔甲斐田視点〕
「ん゙~…っ…疲れた~、!」
部活帰りで遅くなってしまい、疲れた身体をなんとか動かし帰路についている
「はぁ゙~…ッ!しかも雨だし…」
今日は生憎の雨、仕方なくビニール傘をさして歩いている
…あぁ…もう…最悪だよぉ…相変わらず不憫だぁ…
…、ぁ…近くにある近道通ろ~っと
「We are、怖い物知らずでドリーマーズ・ハイ~♪」
そんな風に鼻歌を歌いながら歩く
……ここらへんホストクラブとか怖い人とかいるから怖いな~…
そこは夜なせいもあってかネオンがギラギラ輝き目が眩しく、騒がしく人もそこそこ歩いていた
「瞬間最高h…~♪」
そして近道の路地裏を抜けようとした時、誰かに腕を掴まれる感じがする
ぁ…はぇ、?……幽霊…?怖いんですけどぉ…?!!
そして恐る恐る掴まれた腕の方向に視線を向ける。
「……ぇ、?」
そこには、…雨なのに傘もささずにゴミの山の上に座り…いや、倒れてる…、?
分かんないけど……少し汚れている…人…?
ん、ぁ…なんかすごいホストっぽいなぁ…服が…てか髪色派手ッ!…でも、なんで…
「あ、えぇと…あn」
『……なぁ、おにーサン、俺のこと拾ってくれん?』
その掴んできた人は僕を見つめながら僕の言葉に被せるようにそう言った。
「……は、?」
え、ぇ……はぁぁぁ゙ぁ゙ッ、!?
そしてその後沈黙があり数秒間お互いを見つめ合った後ゆっくりと口を開く
「あ、えぇと……あ、貴方の名前は……、?」
とりあえず最初に聞きたいことを聞く。まぁ、聞きたいことは山程あるが
うわぁ…ちょッ、怖いってぇ、!もう何、?!…うぅ、今日不憫すぎるよぉ…!
『……不破湊。あそこでホストやっとる』
『…あんたの名前は?』
そしてその不破さん?が指さした方向を見る
「あ、甲斐田晴…です。」
『…ふ~ん…甲斐田晴…ね』
…ん、?あれって確か…有名なホストクラブの…
「……unrealistic…?」
そう、それは「unrealistic」というホストクラブでここらでは有名なホストのお店だった
……しかも不破湊って聞いたことあるような……ぁ、!
「もしかしてあのNo,1ホストの…、?!」
『…にゃは、おにーサン正解。よぉ分かったな』
「いやだって看板にでっかく書いてるじゃないですか……、!」
…不破湊…やっぱりそうだ、あの看板の……でもNo,1のホストがなんでここに…
てかなんで…
「…そんなに生気がないんですか…、?」
さっきまで驚きで不破さんの事をよく見ていなかった。
よく見ると、全く生気がなく全てを諦めているようだった
『んぇ…あぇ~…そんな死んだような顔しとる?(笑』
そう言う不破はマジ?というような顔をして軽く笑った
え…ぁ゙ッ…しまった、独り言が
…いや…でも今はそんなことどうでもいい。
「と、とりあえず…僕の家…来ます…、?」
そう、何もかもよりそっちが優先だ。
少し汚れてボロボロで所々傷があり、傘もさしていない。
このままじゃ風邪を引く…それに、なんだか放っておけば死んでしまいそうな…気がする
それに良心も痛むし。
『ぁえ…ん?ええん?おにーサンの家?俺のことなんも知らんのに?』
ぽかんと見つめてくる
…いや貴方が最初「拾って」って言ったんでしょーが、!こっちも怖いんだぞ…!
まぁ、なんて事は心の中にしまって
「いいですから、行きますよ。立てますか?」
掴んできている手を取り立ち上がらせる
『…ん、立てる。』
なんか、…うん。思ったより身長低いな、僕より低い
「じゃ、行きましょうか」
不破さんはコクリと頷きついてくる
……ぁ~…きッ…まず!…どうしよ、てか良かったんだろうか…結構無理やりだったし…。
結局お互い無言で歩き家に着く
「スゥー…とりあえず、どうぞ、?」
『お邪魔します~…』
…てか家に入れたはいいけどどうしよッ、!
「…と、とりあえず…お風呂入ってきてください、!服は僕の貸すので、!」
『…分かった。』
不破さんは頷き僕の服を受け取ってお風呂場へ行った。
「……はぁ…」
呆れる。僕は何で…まぁ、考えててもしょーがないか。
『上がったで。』
「うぉッ、?!あ、上がったんですね」
びっくりしたぁ…考え事しすぎてた…
…てか服ぶっかぶかだなぁ…やっぱ僕のほうがデカいんだ……
「服それで大丈夫ですか…、?」
『……ん、大丈夫。』
「じゃあ~…次は…」
「…そういえばそもそも、なんであんな所にいたんですか?」
そういえばそうじゃん、とりあえず色々聞かないと…
『…俺、すごい好きって、言ってくれて家に住まわさせてくれてた姫がおってん』
『…それでその子に別の姫に「愛してる」って言ってんの見られてな』
『「結局誰が一番好きなのよッ!全員に同じような愛の言葉囁いてるわけ…、?!最ッ…低。」ってビンタされてゴミ捨て場に押されて』
『…にゃは、ほんま惨めで最低やわ。俺』
ソファに座ってそうヘラヘラと言う不破さん。どことなく中身が空っぽな気がした
「…そうなんですね。…いや、不破さんは最低なんかじゃないですよ。」
『んはは、せやn、……ぇ、?』
ぽかんと「お前何言っとんねん」と言わんばかりに見つめてくる。予想外だったんだろうか
「…だって貴方はホストじゃないですか。そう言って、仕事で稼いで…そうじゃないと生きていけないじゃないですか」
「仕事の為に言ったなら、しょーがないですよっ、!」
一瞬の間
いやッ、ぇ…僕変なこと言ったぁ…、?!喋ってよ!なんかさぁ、…!
『ッw…にゃははッ何やそれ、お前おもろいこと言うなww』
そう笑いながら言ってくる不破さん
「なッ、なんですかぁそれ、!僕は思ったことを言っただけですよ!」
『んはッwその思ったことがおもろいんよw』
『仕事でも誰振り構わず愛してるって言ってるやつやで?しかも俺姫に捨てられてもなんとも思わへん。』
『それやのに何がしょーがないや(笑』
笑い続ける不破さんを見て少し頬が赤く染まる
なんかすっごい恥ずかしい…、!言いたいこと言っただけなのに!
「も、もうとにかく!いいんですよ!」
『そういえばさ~、俺姫に「これからは私が養うからッ、!」って半強制的に家売られてもうて言えないねん。探すまでここ泊めてくれへん?』
上目遣いでこちらを見上げて言ってくる
うッ…不覚にも可愛くみえる…顔いいかな…そりゃホストだし…てか断るにも断れないし…
「……しょーがないですねっ!見つかるまでですからね、!」
『ほんま?ありがとー。しばらくよろしくな、甲斐田』
ふにゃと笑う不破さん
僕は気づいていた、さっきの全部…作り笑いだったって
「…やっと本心から笑ってくれましたね(ボソッ」
『あぇ~、…なんか言った?』
「んわッ…いえ、何も!」
END_
あとはご想像におまかせします
好評だったら続き作りましょうかね
それでは、以上。reiがお送りいたしました~