ードサッ(押倒)ー
大森「は、?え、ちょ…..涼…ちゃ、ん”ぅッ?!//」
そっと彼と口を重ねる。
次第に舌を入れて口内を貪った
大森「や”ッ、///りょちゃ..ッく”、」(押返)
藤澤「ッ……..」
僕の肩を必死に押し返そうとする元貴。
力が入っていなくとも、そんな意思はしっかりと伝わってきて余計に胸が締め付けられた
当たり前だ。元貴が求めてるのは僕じゃない
大森「っぷはッ、!ふ”ぅ…は”ぁ….ゲホッ」
藤澤「、、………」
口を離した瞬間に急いで呼吸を取り戻す。
そんな姿が異様に僕の加虐心を刺激した
大森「っ、涼ちゃんひどい、!!まだ若井ともこんなことしてないのに!!泣 普通メンバー同士でするもんじゃないでしょ馬鹿っ!!泣」
顔を真っ赤にして泣きながら怒る元貴の言葉は正当性に特化されていて、今まで積み重ねてきた僕への信頼度が一気に崩された様だった。
それでも今は_____
藤澤「ちょっと…..黙っててね」
大森「や”ぁッ?!、ん”〜ッ!!!///」
黙らせるように彼の口を再び塞いだ。
甘くとろけるような…….なんて描写が僕らのキスに似合わないのは両思いじゃないからなのだろうか
苦く、とにかく暑い。熱を帯びているような暑さじゃなくて、ただただ体力が持っていかれるだけのキス。
僕にとっては、これが彼の味。
大森「ん”ッ、!あ”ぁッッ?!?!、///」
キスに夢中になっている元貴の服を脱がせ、ゆっくり指を挿入した
初めは1本…….時期に3本。
グチュグチュヌチュッ
大森「あ”ぁッ、!や”ぁ”、///りょ”ッ、ちゃ」
藤澤「気持ちいね?元貴」
必死に首を横に振って否定する元貴。
そんな彼のナカからは沢山の白い液体が出てきている
この姿は、まだ若井にも見せたことがない。
僕が1番初め。
付き合ってすらないのに
付き合ってすら………………..
藤澤「………..っ泣」
大森「、?な”んでりょ”、ちゃんが…ん”ぁッ///」
我に返ってしまったら終わりだ。
元貴の方が泣きたいはずなのに。辛いはずなのに。
何に泣いているのかも分からずただ涙が頬を伝った
僕はいつだって弱虫のボンクラ。
悪者になんてなるつもりなかった
僕はただ、元貴が好きで。それを伝えたかっただけで。
戦いに負けた僕はもう何をしても悪あがきにしかならないのに
もう後戻りは出来ないんだ
大森「あ”、、、、泣」
若井「え…..なにしてんの、?」
大森「ち、ちがくてっ、!これは….」
若井「えちょっと待って意味わかんない笑。涼ちゃん、どゆこと?」
あぁもう、終わりだ
藤澤「ごめん..なさ……泣。ごめ、泣」
若井「謝れって言ってないんだけど。ねぇこれどういうつもり?」
大森「わかいっ、」
こんな時でも庇ってくれようと身体を起こした元貴を止めてから若井の方を向く
大切な人を奪われる悲しみなんて、僕が一番分かってるはずだったのに。
なんてことをしてしまったんだろう。
でも、何故か後悔はしていなかった。そんな自分も大嫌いだ
このまま殴ってくれても殺してくれてもいい。
なんならそれを志願したい。この2人の中から消え去りたい
若井「逃げんなよ」
でも若井はそれを分かってるから手を出してこなかった。
僕が1番嫌なのは、突き放されること。
若井「……….もう二度と関わらないで。出てってよ」
藤澤「…….ごめん、」
ゆっくり2人に背を向けて玄関のドアを開いた。
大森「あ、、りょうちゃ、」
背後から聞こえる元貴の声。
愛してたよ、ごめんね。じゃあね
すっかり悪者になった僕は親友だけじゃなく、ミセスという居場所も失った。
僕がやった事と比べれば、こんな代償は小さすぎる。
それでも僕の生きる気力を奪うのには十分だった
嫉妬してたんだ。
元貴と若井は昔から一緒だったから、この戦いに有利な若井が憎かった。
この2人が付き合ってしまったら、本当に僕が邪魔になってしまう。
ファンのみんなに、「涼ちゃん要らなくね?」って言われる10年以上前のトラウマが蘇ってくるの。
僕を1人にしないで
僕はここだよ。ここにいるよ
なんて、今となってはただの言い訳だ。
誰も聞いてくれない
だから、ただただごめんなさい
どうかあの2人の関係に亀裂が入っていないことだけを願って、今日も独りで息をするんだ
愛していたものを自分の手で壊したこの世界で、僕はまだ生きてしまう。
死ねる勇気が無いから_______
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