テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
『』台詞 「」小声 ()心情表現
御本人様方 とは 御関係 御座いません 。
翠百
ぱくり × おんなじ ような 作品 あったら 御免なさい 。
____
俺 は 高校生 の 頃 進学した 高校 の 先輩 に 恋 を した 。
百『 … 大丈夫 ですか 。 』
潤ってつやつや な 肌 に 心配気 に 揺れている 目 、動揺しながらも それを 隠そう としている姿 。
この人 以外 の この世 に ある どんなもの を 凝縮しても これ以上 可愛い と 思えるもの は ない
この人 の こと を 生涯 掛けて 愛したい 。
認知されなくても いいから 。
百『 あの 、顔 赤いですけど 。 』
百『 風邪 ですか ? 大丈夫 ですか ? 』
翠『 大丈夫 です … 。 』
百『 そうですか 、良かったです 。 』
… 可愛過ぎる 。
翠( 可愛い の 暴力 って このことかな 。 )
その日 受験勉強 の 時 以来 の 悟り を 開いた
_
なんだかんだ あって 先輩 が 卒業後 付き合った
当時 先輩 は 3年生 で 、俺 の 2つ上 だった 。
正直 すっご ぃ 幸せ 、毎日 が happy 。
が 、そんな 俺 にも 問題 が 存在する 。
翠『 … 、らんらん 俺 の こと 嫌い ? 』
百『 いや 、そういう訳では … 。 』
て 言ってるんだけど 手 も 繋いでくれない … 。
誤魔化す かのように そっぽ を 向く 。
俺 嫌われてます ?
翠『 ね 、らんらん 。 』
百『 ん 、はい っ 。 』
優しく 普通 に 手 を 繋いだら 、
それだけで 顔 を 真っ赤 に して 頭 が こんがらがってるようだった 。
翠『 ゆっくり 慣れていこっか 。 』
百「 はい … 。 」
翠『 その敬語 も ゆっくり 外していこ 。 』
翠『 無理 しなくていいから 。( 頬撫 』
翠『 それに らんらん の 方 が 年上 なんだし ! ( 微笑 』
そう 、ゆっくり で いい 。
ゆっくり 、ゆっくり 慣れていこう 。
無理しなくていいから 、迷惑じゃないから 。
百『 はい … !( 笑 』
翠( 微笑
その笑顔 を ずっと 見ていたいから 。
_
らんらん は 人 との コミュニケ − ション が 少し苦手 だ 。
人 と 距離 を 狭めたこと が 殆どない 。
翠『 らんらん 、迎え に 来たよ ~ 。 』
百『 ぁ 、はい 。 』
最初 は 大学 に 迎え に 行ったら 、手 を 繋ごう と したけど 手 を 握ってくれなかった 。
結局 その日 は 俺 が 強引 に 手 を 繋いだ形 に なってしまった 。
翠『 緊張 してる ? 』
百『 はい 、とても … 。 』
俺 から 話 を 振らないと 話 が 繋がらなくて 、
俺 の 独り言 みたい に なってた時 も あった 。
百『 毎日 、大学 に 来てくれて ありがと 。 』
百『 俺 も 、今度 高校 に 迎え に 行くから 。 』
敬語 を 外して 、初めて 言ってくれた 言葉 が それだった 。
俺 らしくなく 、つい 心 の 中 で 舞い上がってしまった 。
翠『 ほんと ? 楽しみ に 待ってるよ 。( 撫 』
百『 うん 。( 微笑 』
最初 の 頃 は 度々 敬語 に なること も あったけど 、月日 が 経つごと に 段々 と なくなっていった 。
タメ口 に 慣れてくる と 、らんらん は 握っていた 手 を 握り返してくれること が 増えた 。
まだ 自分 から 繋いで は くれなかったけど 、それでも 嬉しかった 。
翠『 らんらん の 手 あったか ぃ ね ぇ … 。 』
翠『 安心する … 。 』
百『 俺 も … 。 』
俺 が 高校2年 の 冬 、付き合って 半年以上 も 経った 時 の こと だった 。
百『 迎え に 来たよ … 。 』
その頃 には 当たり前 に 俺 の 学校 の 門前 で 待っていてくれるよう に なっていた 。
いつしか それが 日常 の 一部 に なっていた 。
高校2年生 の 2月 の こと 、
その日 も 門前 に らんらん が 居て いつも通り 駆け寄った 。
翠『 ごめんね らんらん 、寒かったでしょ 。 』
百『 うんん 、すち の こと 考えてたら 全然 寒くなかった … 。 』
その時 には 名前 を 呼び捨て に してくれる のは 普通 に なっていた 。
呼び始めてくれた時 は 驚いてたけど 、今 と なって は とても 嬉しい 。
翠『 じゃあ 帰ろっか __ 。 』
その言葉 を 言った瞬間 、らんらん が 自分 から 手 を 握ってきてくれた 。
目 を 見開いて らんらん を 凝視 して しまった
耳 が とても 熱かった 。
百『 すち が いつも 手 握ってくれる から 、俺 も 握ろうって 。 』
とっても 嬉しかった 。
嬉し過ぎて 人前 で 盛大 に 抱き締めてしまった
らんらん は 初めて の ハグ だったからか 顔全体 を 真っ赤 に して 頭 から 湯気 が 出ていた 。
翠『 ごめんね ! 突然 … 。( 汗 』
百『 驚いてたけど … 嬉しかった 。 』
百『 … ありがと ( / / 』
もう 可愛過ぎて その場 で 魂 が 天国 行っちゃうとこ だった 。
めちゃくちゃ 嬉しかった 。
ゆっくり でも 、確実 に 慣れてくれているような 気 が した 。
翠『 ね ぇ 、らんらん … 、そろそろ 普通 の 繋ぎ方 も 慣れてきたし 、 』
翠『 恋人繋ぎ にも 慣れてみよっか ! 』
百『 ぇ 。 』
恋人繋ぎ は 絶対的 な ホ − ルド状態 、逃げる に 逃げられない 。
翠『 恋人繋ぎ 、ちゃんと 触れられて 安心するんだよね ぇ ~ 。 』
百『 … 俺以外 と したこと あるの ? 』
翠『 … ないよ 、らんらん が 初めて( 頬撫 』
翠『 らんらん と 初めて を 共有したいの 。』
らんらん は 少し 嫉妬深い の だと 気付いた 。
でも 正直 そっち の 方 が 嬉しいし 、浮気 されないんだって 安心 する 。
初めて を 共有したいから 、二人 で 一緒 に 。
翠『 らんらん 、欲しい物 とか ある ? 』
百『 欲しい物 … ? 』
翠『 好きな食べ物 とかさ 。 』
百『 … ショ − トケ − キ … 。 』
翠『 ショ − トケ − キ !? ケ − キ 好きなの ?! 』
百『 甘い物 大好き だから … 。 』
翠『 じゃあ 今度 の 誕生日 ショ − トケ − キ 作ってあげるね 。 』
百『 ありがと … 。( 微笑 』
らんらん の 誕生日 には 花札 に 桜 の 模様 が 描かれた 耳飾り を あげた 。
とても喜んでくれた 。
翠『 ぇ 、 いいの ? 』
高校3年 の 5月 、恋人繋ぎ も 慣れて来た頃 。
俺 は らんらん に 家 に 誘われた 。
俺 だって 家 に 招待したこと が なかったから 、らんらん から 誘う のは 意外 だった 。
百『 うん 、そろそろ 勉強 とか しないとだし 。 』
百『 すち っ て 今年 受験 じゃん 。 』
翠『 教えてくれる ? 』
百『 いいよ 、教える の 楽しいし 。 』
翠『 ありがとね ぇ … 。 』
らんらん の 頭 を 撫でると 、らんらん は 俺 の 手 に 頭 を 擦り付けて来た 。
翠( 撫でて欲しいんだ … 。( 笑 )
思わず 笑ってしまった 。
同時 に 俺 は 今 とても 幸せ なんだと 再度 自覚 した 。
翠『 ここは ぁ … 、、 』
翠『 なんだっけ … 。 』
百『 これは 公式 を 使って 、α を 代入して 、ここ で 答え が 出るから 。 』
翠『 ありがと 、らんらん は … 英語 かな ? 』
百『 うん … 、ちょっと 苦手 で … 。 』
翠( … あれ 、らんらん 、今 、自覚してないのかな 。 )
翠( 俺達 、すっごく 近く に 居るのに 。 )
細くて長い睫毛 が 鮮明 に 見えて 、頬 が 少し紅潮 しているのも 、潤った紅色 の 唇 も 全部 見える 。
翠『 らんらん 、こっち 向いてみて ? 』
百『 ん ぁ ? 』
髪 が 揺れて 俺 と 目 が 合った 時 、
らんらん は 即座 に 俺 と 距離 を 取った 。
百『 ごめ ッ 、ごめん ! 』
翠『 そんな 距離 取らなくても いいんだけど 』
翠『 このくらい の 距離 でも 別 に 気にしないし 。』
らんらん を 抱き締めて 床 に 倒れ込んだ 。
らんらん は 顔 を 今まで 以上 に 赤くし 、
汗 を 浮かべながら 俺 の 背中 に 腕 を 回してくれた 。
恥ずかしくて 声 が 出ない様子 だった 。
翠『 ハグ 、慣れられる ように しよっか 。 』
翠『 ゆっくり でも いいから 二人 で 慣れていこ 。 』
百『 すち は もう 慣れてる じゃん … 。 』
翠『 俺 も 内心 は すっごく 恥ずかしいの 。 』
翠『 結局 、俺 も らんらん と 同じだよ 。 』
百『 ほんとだ 、耳 真っ赤 … 。 』
翠『 らんらん は 顔 真っ赤 … 。( 笑 』
その日 は そのまま 寝てしまった 。
次 の 日 、身体 が 痛かった けど らんらん が 横 に 居た から まあ いいや 。
まだ ハグ は 慣れてない みたいだったけどね 。
あっという間 に 夏 に なって 、俺 は 夏休み の 間 らんらん の 家 に 入り浸ること が 増えた 。
らんらん は 夏休み が 二ヶ月程 あるからか 、俺 が 家 に 行けば いつも 居た 。
翠『 らんらん っ てさ 、まだ キス とか 恥ずかしい ? 』
百『 え 、いや 、したことないから … 。 』
翠『 じゃあ まだ 口 には しないで 、ちょっと ずつ 慣れていこっか 。 』
百『 口以外 ? 』
翠『 うん ! 』
らんらん の 手 掴んで 、試し に 手 の 甲 に 唇 を 触れさせてみる 。
指 を 少し 揺らして 、顔 を 隠そう と そっぽ を 向く 。
顔 を 紅潮 しているのを 隠そうとする らんらん の 癖 だ 。
翠『 らんらん 、耳 隠せてないよ 。 』
百『 … 、、 』
翠『 拗ねちゃった ? 』
百『 … … 。 』
らんらん の 隣 に 座って 、手 を 重ね合わせる
拗ねながらも 、俺 の 手 に 指 を 絡ませて来た
今 と なれば 当然 の ように 恋人繋ぎ を してくれる 。
翠( 俺 努力 したな ~ 。 )
まだまだ 道 は 長いけど 。
翠『 らんらん 、もしかして 眠たい ?( 笑 』
百『 … … 。 』
翠『 図星 か ぁ … 。( 笑 』
翠『 らんらん こっち おいで 、らんらん の 大好き な 膝枕してあげる 。( 腕広 』
百「 うん … 。( 寄 」
翠『 やっぱり 眠たかったんだ 。( 笑撫 』
百「 すち は 眠くないの 。( 上目遣 」
翠『 大丈夫 、らんらん は 寝不足 なんだから 寝ないとね 。( 撫 』
百『 ありがと 。( 微笑 』
恋人 として 、夫 として 、生涯 連れ添いたい 。
その為 に ゆっくり 慣れていこう 。
らんらん が 慣れてくれるまで 。
翠「 無理強い は したくないもんね 。 」
_
秋 に なって 、俺 の 誕生日 も 近くなってきた
最後 の 体育祭 は らんらん が 時間 を 取って 来てくれた 。
その日 は 初めて らんらん が お弁当 を 作ってくれた 。
料理 が 苦手 だと 言っていたけど 、とても上手 で 美味しかった 。
翠『 らんらん 、今日 は ありがとね ぇ 。 』
百『 いいよ 、全然 。 』
らんらん の 首元 は 襟 で 隠れていて見えずらい が くっきり と 赤い跡 が あった 。
俺 が 付けた 跡 、余り痛い思い を させたくなかったけど 、不安だった から 付けてしまった 。
思い の 他 俺 は 跡 が 付いた らんらん に 高揚感 を 覚えていた 。
百『 ねぇ 、なんで すち は 首元 に キス すんの ? 』
翠『 まだ キス は 緊張する かな ~ っ て 思ってね 。 』
百『 まあ ぐう の 音 も 出ないんだけどさ 。 』
らんらん は キス という 単語 だけでも 耳 を 赤くさせてしまう 。
やっぱり らんらん には まだ 早い の だろう 。
百『 すち っ てさ 、今 の 俺 好き ? 』
百『 昔 みたい に 可愛くない 俺 の こと 好き ? 』
百『 嫌 な 質問 っ て こと は 知ってるんだけどさ … 。 』
らんらん は いつも 頭 を 悩ませていた 。
昔 より も 自分 が 可愛くない と 思っている 。
確か に 、昔 は 今より うぶ だったけど 。
翠『 二人 で 慣れていこうって言ったじゃん 』
翠『 らんらん の こと 好きだから 、無理 させたくないの 。 』
翠『 俺 は 冷たくなったかもしれないけど 。 』
翠『 らんらん は いつでも 優しくて 可愛い から 。 』
らんらん の 頬 を 撫でて 、額 に 接吻 を 落とす
目 を 開けて らんらん の こと を 再度 見たら 泣きながら 顔 を 赤くしていた 。
ぽろぽろ と 泣いてて 、俺 は らんらん が 泣いている のを 見たこと が ないから 。
どうしたらいいのか わからなくなってしまった
翠『 ぁ っ ! ごめん っ ! らんらん ! 』
翠『 俺 何 か したかな 。 』
翠『 酷いこと しちゃった !? 』
らんらん の 肩 を 掴んで 、困惑してしまう 。
多分 今 の 俺 の 目 は ぐるぐる と 回っている 。
翠( ぇえ っ と ぉ ~ ~ ? ? )
翠( これは どうしたら いいの !? )
翠( わかんないよ ?! )
百『 いや 、ごめん … 俺 、なんでもないから 』
百『 嬉しい から 、ごめん 、ただ の 嬉し泣き だから 。( 笑 』
笑いながら 涙 を 流して 、困惑している 俺 の こと を 安心 させる為 か 抱き締めて来た 。
抱き締められて とても 嬉しかった 。
安心してくれて 嬉しかった 。
翠『 … 大丈夫 、謝らなくていいよ 。 』
翠「 俺 も 嬉しい … 。 」
俺 は 一目惚れ で らんらん に 告白した 。
でも容姿だけで 好きになったんじゃない 。
この人 が 、らんらん が 笑ったら 、俺 は 心 の 底 から 幸せ に なれる と 思った 。
らんらん が 本心 で 笑ってる姿 を 見たかった 。
百『 すち ! 誕生日 おめでと – !! 』
12月18日 、クリスマスイブ が 目前 に 迫った頃
今日 は らんらん の 家 で 俺 の 誕生日会 を していた 。
家 に 来て欲しい と 言われ 、浮き足立って らんらん の リビング の 扉 を 開けた時 だった 。
クラッカ – を 打たれて 、笑顔 の らんらん が 抱きついて来た 。
翠『 ありがと ぉ らんらん ~ ! 』
百『 ぅ わ っ !? 』
勢い余って らんらん を 抱き締めてしまった 。
俺 は 今日 で 18 、らんらん は 現在 20 。
俺 も らんらん と 同じ大学 に 行くつもり だ 。
学部 は 違う が 、らんらん と 少しでも 一緒 に 居たいから 。
百『 誕生日プレゼント 、喜んで貰えるか わかんないけど … 、 』
深緑 の リボン で ラッピング されていて 中身 は 黒い輪っか状 の ピアス と ネックレス 。
ネックレス には ルビ – が 輝かしく 付いていた
翠( 確 か ルビ – の 石言葉って 。 )
百『 すち 、こっち 向いて ? 』
翠『 ぇ 、ぁ 、うん っ 。 』
らんらん の 方向 へ 頭 を 向かせた時 、
らんらん の 顔 が いつも以上 に 近く思えた 。
唇 への 感触 で すぐ に わかった 。
俺 、らんらん と キス したんだ 。
翠『 ぇ ッ 、らんらん ッ っ !? / 』
百『 俺 から もう一個 の 誕生日プレゼント 。 』
百『 これで 良かったかな … 、// 』
顔 を 真っ赤 に した らんらん を 見ながら 、
先程 の 感触 を 思い出して 俺 は 身体中 が 熱くなってしまった 。
百『 … すち 、初めて こんな に 真っ赤 に なった 。( 笑 』
翠『 らんらん も 真っ赤じゃん … 。 』
少し拗ねてしまった 俺 を 見て らんらん は 笑った 。
俺 は 俺 の 頬 を 触って 無邪気 に 笑う らんらん が 見れて とても 嬉しかった 。
翠「 んふふ っ … 、( 頬撫 」
百『 ぁ っ ! すち の 癖 わかった ! 』
翠『 え ? 』
百『 すぐ 頬 撫でてくれるとこ !! 』
… そういえば 、気付かなかった けど いつも らんらん の 頬 を 撫でていた 。
笑ってる らんらん を よく見たくて 、もっと 嬉しがる らんらん を 見たくてしていた 。
翠『 … せいかい っ !( 笑 』
百『 やっぱり !? 』
らんらん は 勢いよく 抱き付いて来て 俺 は らんらん を 盛大 に 抱き締めた 。
今まで 以上 に 笑った 。
好きな人 と 笑うこと っ て 、こんな に 幸福 な こと なんだ 。
_
五年後 の 春 、俺 は らんらん との 家 で 優雅 に 休暇 を 満喫していた 。
百『 ぁ 、すち 寝てる ~ 。( 笑 』
翠『 寝てないよ − 、ちょっと うとうと してたけど 。 』
百『 寝るじゃん 。( 笑 』
らんらん は 俺 が 寝転がっていた ソファ に 座って来た 。
翠『 体調悪くない ? 大丈夫 ? 』
百『 大丈夫 だって 、俺 そんな に つわり 酷くないし 。 』
翠『 でも … 、赤ちゃん お腹 に 居るんだから 無理しないでね 。 』
百『 分かってるよ 、心配性すち 。( 笑 』
翠『 なに 馬鹿 に してんの ? 』
百『 してないよ − !( 笑 』
そう言って笑い転げる らんらん の お腹 に 手 を やって 、さする 。
大きなお腹 の 内部 から 蹴り を 入れた ような 衝撃 が 走った 。
翠『 え っ !? なんか 殴られたみたいな 衝撃 が っ … 大丈夫 なの !? 』
百『 それ胎動だよ w w 』
百『 知らなかったの パパ ~ ?( 笑 』
翠『 胎動 … ? 』
百『 赤ちゃん が 動いてるんだよ 。 』
百『 元気 な 赤ちゃん ですねって 看護師さん に 言われたんだよ ~ ?( 笑 』
翠『 そんなこと 言われてた !? 』
百『 一回だけ 妊婦健診 来なかったでしょ 。 』
百『 その時だよ ~ 。( 笑 』
百『 あ 、あと 。 』
翠『 ん ぇ ? 』
百「 ____ 。 」
翠『 ほんと !? 』
耳元 で 囁かれたその言葉 に 俺 は 動揺 した 。
頷くらんらん を 見てとても嬉しかった 。
翠『 どっち に 似るのかな ~ 。 』
百『 さ ぁ ~ ? でも 鼻 とか は すち似 だったよ ~ 。 』
翠『 そうなの ? … 目 とか は らんらん似 が いいな ~ 。 』
百『 なんで ? 』
翠『 ほら 、らんらん の 目 綺麗 だから 。 』
百『 ちょ 、ッ … 結婚して もう 五年だよ ? 』
百『 いつまで 甘々新婚夫婦 気分 で いるのさ 。 』
翠『 ほんと の こと だから いいの 。( 頬触 』
百『 あ 、また 癖 出てる 。 』
翠『 やっぱり 癖 は 直らないね ぇ … 。 』
そう言いながら 俺 は らんらん の 頬 を 撫で続ける 。
らんらん は 赤い顔 に なって 拗ねてる 。
俺 は 今 とっても 愛おしそう に らんらん の 頬 を 撫でているんだろう 。
翠『 らんらん 大好き 。 』
翠『 お願い 、無理しないでね 。( 抱締 』
百『 うん 、わかってるよ 、ありがと 。 』
この幸せ を 絶対 失いたくない 。
らんらん の 笑った顔 が 好き 、らんらん の 笑顔 は 俺 を 照らしてくれるから 。
_
百『 みこと おいで ~ !! ( ♡ 』
黄『 ぁ い っ ! 』
翠『 がんばれ がんばれ ~ !( 笑 』
らんらん は 一人 の 男 の 子 を 産んだ 。
とっても 可愛かった 。
産んだ時 の らんらん は 今まで に みたこと が ない程 嬉しいそうだった 。
その顔 に 魅了されたのは 秘密 。
百『 すち ? 大丈夫 ?? 』
翠『 うん 、大丈夫 。 』
翠『 心配してくれてありがと 。( 頬接吻 』
百『 んふふ 、っ … 。( 照 』
黄『 ぱ ぁ ぱ ま − ま いちゃいちゃ !! 』
百『 その言葉 どっから 覚えてきた !?( 照 』
黄『 ぱ ぁ ぱ っ ! 』
百『 す − ち − ??( 笑怒 』
翠『 悪気 は なかったんだよ らんらん !! 』
百『 すち 後 で 覚えとけよ … 。 』
翠『 でも らんらん いっつも やり返されてない ? 』
百『 正論 で 返してくんな 。 』
翠『 子供 の 前 で 暴論 やめてね 。 』
子供 は 現在 2歳 。
やっと 俺 と らんらん を パパ 、ママ と 言うこと に 慣れてきて 今 は 言葉 の 特訓中 。
今 思い返す と らんらん と 出会ってから 早10年 経つ 。
翠( 時間 っ て 早い … 。( 涙目 )
翠( 老化 かな 。 )
老化 に しては 早過ぎる と 思うけど 。
翠『 らんらん は 28歳 だね ぇ 。 』
百『 やめて あと2年 で 三十路 っ て 言わないで 悲しくなるから 。 』
翠『 言わないよ 。 』
俺 は 25 、らんらん は 28 。
少し前 同窓会 が あって 、生徒会長 の 先輩 と 結婚 して 子供 も 出来た っ て 言ったら 、
みんな に 驚かれたな ぁ … 。
翠『 らんらん は ずっと ゆっくり 慣れていったよね 。 』
百『 すち が そう言ったんじゃん 。 』
翠『 そうだっけ 。( 笑 』
俺 も らんらん も 、ゆっくり 慣れていった 。
らんらん は 、慣れること が 苦手 だったけど 。
付き合って四年にもなる と タメ口 や 接吻 だって 普通 に してくれた 。
行為 は 何年経っても慣れてくれないけど !?
行為始めるまで に 一年慣れる為 の 期間 あったからね 一年 だよ !?
翠『 らんらん なんで そんな に あれだけは 慣れないのさ 。 』
百『 裸同士 で 交わる とか 俺 恥ずか死ぬ 。 』
そんな うぶ な とこ も 大好き だけどさ 。
翠『 まだ 慣れなきゃいけないこと い ~ っ ぱい あるね ~ 。( 頬撫 』
百『 気分 が 落ち込む … 。 』
翠『 いいじゃん 。 』
翠『 ゆっくり 、ゆ ~ っ くり 慣れていこう 』
翠『 結婚 するとき 、二人 で 約束した みたいに 。 』
翠『 何歳 に なっても 。 』
百『 うん 、俺 も すち と 一緒 に 慣れてく 』
百『 約束 、したもんね 。 』
翠『 そうだね ぇ … 。 』
俺達 は いつまでも 一緒 に 色んなこと に 慣れていこう 。
ゆっくり 、夫婦 として 。
翠( あの時 みたいに … 。 )
_
end .
_
夏『 お疲れ様でした ~ 。 』
夏『 こういう 人生 という 感じ の 読み切り を これからも 偶 に 投稿 していきます 。 』
夏『 偶 に の こと にも 慣れていきましょう 』
夏『 人生 というもの に 慣れることは 絶対 に ありませんけどね 。 』
____
さむね
____
コメント
8件
えろいのも闇っぽいのも感動系の物語とかなんでもかけるのすごいは 。
ほんと好き親の前でめっちゃにやつきながら見てたやっぱ翠百って尊い
平和だねぇ。