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・一話参照
主)視聴数300ありがとうございます😭😭
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雪がぽつりぽつりと降り始め、次第に外は真っ白になっていった。
ciは窓にふうっと息をかけ、真っ白になったところに指をつけた。
つーっと線を引く。
そして、くるりっと円を描いた。
今は窓にお絵描きが出来る季節だ。
ciの頬は赤くなっていてはふと息を吐く。
ci「わあ〜、わたあめみたいやなぁ。」
窓の外は真っ白ばかりだ。
ciはタンスからもこもこのパーカーを取り出し、黒猫を抱き締め廊下に飛び出した。
廊下は冷えていて、更に滑りそうだった。
だが、ciは気にもせず走った。
外に出ると、シャリッと雪を踏む。
初めての感覚が嬉しくて、その場で足踏みをした。
それからしゃがんで、雪をかき集める。
バッと雪を上に投げると、ぱらぱらと落ちてきた。
ci「わあっ!!あははっ、すごい!!」
ciは雪にダイブをしたり、滑り込んだり、足踏みをしたり…と思いつく限り楽しんだ。
すると、仕事終わりのhtがやってきた。
ht「あれ!!ci?なぁにしてんのっ?」
ci「ゆきー!!」
顔や髪に雪を付けながらにんまりと笑った。
htは苦笑しながら、雪を払った。
ht「寒くない?戻って暖かいお茶でも…。」
ci「おちゃぁ?やー!!おれんじー!!」
ht「ええ!?さ、寒くないの!?」
ci「emさんのおれんじがええな〜…。」
ciはしょんぼりとしながら、htを見つめた。
htはciと黒猫を抱き上げて室内に入る。
ht「じゃ、emさんの所行こっか。」
ci「うん!!」
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ci「emさん!!おれんじー!!」
em「ええ!?この寒さでオレンジジュース!?」
ci「…だめ、?」
em「よし、待っててください。」
ciはお決まりの子供用椅子に座り、るんるんと足を振りながらemを待った。
オレンジジュースを注ぎ、emがストローを刺してやってきた。
ci「わー!!おれんじっ」
em「寒かったやろ?温度上げよか。」
emは室内温度の設定を上げ、ciの前の席に座った。
暖かい珈琲を1口飲み、机から飴を取り出した。
em「これ欲しい人〜!!」
ci「う?…!!あーい!!」
em「はぁい!!」
emは元気よく返事をしたciに飴を渡した。
em「ん”ー…この時期は眠くなるわぁ。」
ci「んくっんくっ…。emさん、おねむ?」
em「そぉなんよ…。」
ci「ん…!!」
ciはemに抱き着いた。
em「んわっ。」
ci「grがねっ、おれはあったかくて、すぐねれるいってた!!」
em「確かに、ciくんはあったかいなあ。」
ci「んへへっ、でしょぉー?」
ciのふわふわとした髪がemの頬を擽った。
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ci「ちしゅッ!!」
書斎から、可愛らしい声が聞こえたのでutは立ち寄った。
すると、寝ているemの上でciが寝ていた。
ci「はッ…ちしゅっ。」
ciは顔が赤く、可愛らしいくしゃみをしていた。
ut「んしょ、ci〜?」
ci「んぁ…?」
ut「お熱あるなぁ。寒いか?」
ciを抱っこして、emから毛布を奪いciに掛ける。
ciはutの肩に頭をこてんと乗せた。
ci「ちしゅッ…ぅ。」
ut「よしよし、snんとこ行こか。」
ci「emさんはぁ…?」
ut「寝とるで。まあ起きるやろ。」
ci「うん…。ちしゅッ。」
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ut「sn、体温計取って〜。」
sn「ん?ってあれ!?ci!?」
体温計を受け取り、ciの脇に挟む。
sn「寒いもんなぁ、風邪ひいちゃったか。」
ci「ちしゅッ…ぅ、さむい、」
ut「わあ…たっか。よし、ciごろんしよか。」
utは体温計をsnに渡し、ベッドにciを寝転がせようとした。
が、ciはutにくっついて離れない。
ut「…ci?ごろんしよか。」
ci「やぁや…。ぎゅー、がいい。」
ut「んぐッ…そぉか。じゃそうしよか。」
utはベッドに座りciを抱っこした。
snが冷えピタを持ってやってきた。
sn「これ貼ろか。冷たいで〜?」
ピタッ。
ci「ぴゃッ…つめた。」
sn「安静にするんやで。ここにおるか、utと自室におるか。」
ut「じゃ、自室行こか。」
ci「うんっ。」
utに抱っこされて、医務室を出ていった。
snは悔しそうに眺めていた。
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ut「んしょ、何やる〜?」
ci「ちしゅッ…、ぅぅ。」
ut「よしよし、なんか歌ったろう。」
utは子守唄を歌い出した。
ciはくしゃみを挟みながらも、ぽてんと寝そうになっていた。
ci「…ちしゅッ、、ぅ……。」
ut「〜……って、寝たか?」
ぽんぽんと背中を撫でると、ciは嬉しそうにふにゃりと笑った。
すうすうと小さな寝息を確認し、utはベッドに寝転がった。
勿論、ciを抱きしめたまま。
コメント
10件
くしゃみ可愛いすぎるやろ〜!主さん時間が経っても神作品生み出せるんですね…
早速小説投稿すきすぎる😭大感謝 ここあちゃんが書くciはやっぱかわいいがすぎるな……とても幸せだ