悟視点
〇「悟?どうしたの?具合悪い?」
悟『何でもない』と口をつぐんだ
ホントはちょっと足を止めたくて
だけども〇〇は早足でずっと前を行くから
ぼくはそれを見つめてる
悟『ほんとに行くの?』
〇「任務だもん仕方ないよ。」
最終便 きみは乗る ぼくを置いてって
はしりだす ゆっくりと 地面がずれていく
泣いちゃだめ 泣いちゃだめ でもホントは言いたいよ
悟『(いかないで)』
遠くへと 消えていく ぼくを置いてって
もう随分 見えないよ 夜が崩れていく
泣いちゃだめ 泣いちゃだめ でもホントは言いたいよ
悟『いかないで…』
祭りも終わればいつもと同じ
変わらぬ夜が来るんだと知った
だけども〇〇はいつもよりずっと色っぽく見えて
ぼくはそれを見つめてる
時間だけが過ぎていく ぼくを連れてって
帰り道 くらいけれど 『一人で大丈夫かな…』
街灯に 照らされて 影ができている
一人ぼっちさ
遠くへと 消えていく ぼくを置いてって
悟『〇〇が死んだ…?』
完全に また今度 夜が滲んでいく
泣いちゃだめ 泣いちゃだめ でもホントは言いたいよ
悟『いかないで……〇〇』
泣いちゃだめ 泣いちゃだめ でもホントは言いたいよ
悟『…いかないで』
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!