些細な誤字なら報告しないんですけど、
(気付いたやつで)重大な誤字あったので報告しておきます…
多分二、三人くらいその時見てたと思います…
めっちゃ早かった人すみませんでした…
おててつないだとこです
はむっ…もぐもぐ。どんどん卵焼きやらなんやらを口の中に運んでいく。ヒロくんが遅すぎるため、やむを得ず3人で昼食中だ。例の如く限界だったから、申し訳ないが先に頂いている。
「あ〜、美味い…」
2人とも何もしてこないし平和だ…。そう思った時、なおきりさんの手が俺の方に伸びて来た。
「付いてますよ」
口元に指が触れたかと思ったら離れ、ぺろっと音がした。さっきからいつもに増して妙ににこやかな視線を向けられている気がする。
「えっ」
油断大敵とはまさにこのことだ。昨日のことがあってからというもの、こういうことをわざとされているのだと、意識するようになってしまった。…そういえば、余裕がなくて今日の天気予報は見ていない。きっと、今日は気温が高いんだ。
「うわ、先越された…。てか、なお兄さっきからニヤニヤしてるけど、何かあったん」
ゆあんくんが悔しそうにした後、何かを疑うように問う。
「え、それ俺も思ってた!」
俺も賛同する。ずっと一緒にいたけど、そんな出来事は無かったはずだから。
「いや、何も無いですよ〜」
なおきりさんは変わらず微笑みながら答える。
「うわ、怪しすぎる。でもうりも知らないってことは、うり関連では無いのか…?」
その時、ドタドタとせわしく響く足音がドアの方から聞こえて来た。
「はぁ…はぁっ、遅れましたぁあ!」
珍しくひどく息切れしたヒロくんが現れ、そのまま俺の方へ向かって来た。
「すみません!水もらいますね!」
嵐のように俺たちを襲い、頭が追いつかないまま、俺の水筒がヒロくんの手に吸われる。
ごく、ごく…っという爽快な音に魅せられ、俺たちの動きは止まったまま。
「…ふぅ、ごちそうさま。はい、ありがとうございました!」
そう言って水筒を差し出す。
「…間接キスもごちそうさま」
「え…、は…?」
また、さっきみたいに暑くなってきた。
「お、俺のファーストキ…むぐっ」
「だ、大丈夫!直接じゃないからセーフ!だから気にすんな!…というか俺を差し置いてみんな抜け駆けしすぎじゃない?!」
ゆあんくんが慌てて俺の口を手で覆い、焦りながら言った。
「…それにしても、ヒロくん、息切れまでして…遅れて来ましたけど、何があったんですか?」
なおきりさんが聞く。あー、と声を漏らしてからヒロくんが答える。
「実は…、いつも俺の周りに集まる女子達が、昨日、俺の種目について知ったみたいで、いつにも増して付き纏られて…」
さすがに同情する他ない。そりゃ疲れるのも無理はないだろう。だから、さ、さっきのも…ゆあんくんが言った通りノ、ノーカン…だよな。うん。
「それで、撒くのに時間かかっちゃって遅れました、ごめんなさい!」
一生懸命な声が心にひしひしと伝わってくる。そもそも、ヒロくんは被害者でもあるから謝ることはないのにね。
「心配しないで、全然怒ってないから。早くヒロくんも一緒に食べよ!食う時間無くなるぞ!」
ニシッと笑って見せた。ヒロくんもつられて、いつものように王子の爽やかさを残しつつも、子供っぽく柔らかい笑顔を浮かべた。
もしかしたら変更入れるかもしれない
追記 サムネとタイトルちょっと変わりました☺️
コメント
5件
体育祭編終わったらシヴァさん混ぜt(((
🐑さんが関節キスして🎸さんが照れた?のもよかったし🎸さんがファーストキスも奪われたのかと勘違いして🐔さんに否定されてたのよかったです!🌷さんがずっとにこやかだったのは恋人繋ぎできたからですかね?それだったらめっちゃ尊い🤦♀️
なんか設定がハードなだけで、普通に今んとこ純情(?)モノなんだよなぁ すみません