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もう1年高校で過ごしたが、なんかもう何も感じなくなった。気づいたら支えてた人もいなくなり、教師・家族には呆れられ俺の事を見捨てた。
どれもこれも俺が悪いことだけは分かっている。
我慢の限界は誰にでもある。
この言葉がようやく分かって来たかもしれない。
俺は今や引き籠っているだけのただの消費者。
子供の頃に言ってた、
消防士になりたいです
という夢はどこに捨ててしまったのだろう。
ところで最近のニュースは物騒だな。
ニュースさえも聞こえなくなる程自分の世界に入り浸っていた。
なにも聞こえず、何も感じず。
これまでのメッセージには何か意味はあったのだろうか。そう考えながら、俺は外を眺めた。
細石 康介。俺の名前だ。外には柵が沢山立っている。俺は呼ばれた。
「来なさい」
俺は応えるように立ち上がり、
絞首台に立った。
俺は自分が苦しみたくなかったからいじめをした同級生18人を殺した。とても残酷な殺し方をしてしまったのか、俺は未成年のはずが死刑を言い渡された。そうだ。引き籠ったのは刑務所に。
ニュースが物騒なのは全て俺のせいだ。
俺は最後の言葉に
ー死んだら全てが無に返る。今までありがとうー