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やっぱふわっちなんだよな~.ᐟ
あ"ぁぁぁ!好き♡!何それ!好き! ふわっちイケメンすぎんか⁉︎もうだいっ好き!愛してる! ほんと東雲様最高!天才!大好き! いつもありがとう!頑張ってね👍
なんかあった? そう問われて思い出すのは、
明那の表情。声色。あの部屋の湿度。
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akn「 俺のこと好きなの何? みたいな 」
「 好きになられたら好きになれないね 」
「 ぐろいんかなあ 俺の考え方 」
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……そんなことない。そんなわけない。
明那の考え方を大切にしたいと思うし、大切にしてほしいと思うよ、私は
明那が好きだから。
でも、だからこそ、私はあのとき喉に言葉が詰まってしまった。
言語化できない大きな塊に 潰されそうになった。
また涙が溢れそうになって、私はそれを必死に押しとどめる。
その代わりに、これまで抑えつけていた感情を吐き出してしまった。
『明那に気付かれたら終わりだから、』
『私の気持ちは明那にとって苦しいものだから、』
『近づきすぎないように、距離や頻度を考えて友達を続けてるし、』
『これからもそうしようと思ってた、』
だって今でも充分すぎるほど楽しいし、
友達になれてよかったって 本当によかったって、思う、
でもいつもいきなり苦しくなる、
私が止められることじゃないけど、好きってよくわかんないって言ってたけど、
それらをすべて上回るくらいの好きな人が、明那にできたらどうなるんだろうって
どうするんだろうって、
明那の笑った顔が好きなはずなのに、なんかいろいろ、
『ぜんぶ、どうしたらいいかわかんない……』
ふわっちさんは、最後まで静かに私の言葉を聞いてくれていた。
そして、
「大丈夫」と、私の頭に手を伸ばした。
fw「菜央ちゃんはなあ、いろんなこと一気にぐわーって考えてるなあ」
よく頑張ってるねえ、 と、ふわっちさんのてのひらが私の頭を守るように撫でる。
温かい。
その熱を感じるたび、嗚咽が漏れてしまう。
止めなきゃ 早く戻らなきゃ と焦るけれど、
それを見透かしているようにふわっちさんは頷きながら言う。
fw「いっぱい泣こか。すっきりするで〜」
fw「落ち着いた?」
私が頷くと、ふわっちさんは「よかったぁ」と微笑んだ。
心は確かにすっきりしていた。栓が抜けて、泥が流れていったような清々しさ。
その分、顔はぐちゃぐちゃになっているのだろう。
頬を流れた涙の跡が乾いて、少し引きつる。
……ふわっちさんは、どうして親切にしてくれたんだろう。
友達の友達くらいの遠さの しかも今日会ったばかりの人に。
私はそれをそのまま聞いてみた。
fw「菜央ちゃんはアキナのこと大切に思ってるんやなって分かったから」
『えっ……えっと、そう、ですけど……』
fw「アキナは俺の大切な友達やから、そういうの分かるんよね」
『……なるほど』
fw「やから、」
ふわっちさんは、もう一度私の頭にくしゃくしゃと触れた。
fw「大丈夫やで心配せんでも。なるようになるから」
家に帰ってスマホを見ると、三件のメッセージが届いていた。
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