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Side桜綾
学校が終わった。やっと帰れる、そう思い気持ちが高まる
「一緒に帰ろ?」
玲奈に声をかけられた。
「いいよ〜」
この会話は何回目なんだろうか。でも私はこの会話が大好きだった。なぜなら玲奈とずっと一緒にいられるような気がしたから…
◆◆◆
「今日の数学難しくなかった?」
「めっちゃ難しかった!!」
そう他愛もない会話を交わす。これが私の日常。でも1日の中で1番楽しい時間。
…もう家の前についてしまった‥
「明日も一緒に帰ろうね!」
「うん、、もちろん!」
明日の約束をして今日も家に帰る。寂しいけど嬉しい、なんとも言えないこの気持ちが私は大好きだった、
◇◇◇
Side玲奈
やーっと長い授業が終わった、今日も桜綾と帰るんだ。だって昨日約束したんだから…!
私は鞄を手に取り桜綾に声を掛ける。
「一緒に帰ろ?」
いつものように桜綾に声をかける
「いいよ〜」
何回も交わすこの会話。でも飽きはしないしやめようとも思わない
そんななんとも言えない気持ち。
◆◆◆
「今日の数学難しくなかった?」
「めっちゃ難しかった!!」
毎回同じ道を歩いて帰るが、桜綾がいると毎回新鮮な気持ちで、でもなぜか懐かしいような気持ちになれる。
気がつくともう桜綾の家の前だった。早いなぁ…
「明日も一緒に帰ろうね!」
「うん、、もちろん!」
ふふ…私は手を振り、また歩き出す。
今日の桜綾も可愛かった…明日はどんな桜綾が見れるのかな…
◆◆◆
家に着き、自室へと向かう。
スマホを開き、桜綾の写真フォルダを開く。今は桜綾は何をやっているのかな。あの日はすっごく可愛い桜綾が見れた…いつも可愛いけどね?その日はちょっとお洒落な服を来ていていつもの何倍も可愛かった。ちょっと恥じらいもあって…..また遊びに誘おう‥
急に我に返る。何をしているんだろう。こんな事知られたら嫌われるな…まぁ毎回思うけれども‥やめようとは思わないしやめたら私が壊れてしまう‥
◇◇◇
Side桜綾
家に帰って鞄を置く。今日も玲奈と話せて嬉しかったな〜なんて思いながら‥
今日の晩御飯は何にしようかな、宿題はあったかな、なんて考えながら自室へと向かう。
「あの日はすっごく楽しかったな~…」
あの日、そう、一緒にお出かけした日。玲奈髪型とかすっごく可愛かった…
…?この気持ちは何?
分からない、“まだ”分からない。きっといつかわかる日が来るのかな?