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主要登場人物一覧
望月輝人(37)…3代目主人公 国家保安庁特殊科特例組織機動急襲捜査部隊長
片倉陵(32)…国家保安庁特殊科特例組織機動急襲捜査部隊主任
河内慶六(34)…国家保安庁特殊科特例組織機動急襲捜査部隊員主任
永井大介(30)…国家保安庁特殊科特例組織機動急襲捜査部隊員
浦渼祐輝(44)…国家保安庁特殊科特例組織機動急襲捜査部隊員
海野崇(25)…国家保安庁特殊科特例組織機動急襲捜査部隊員
北海遼(23)…国家保安庁特殊科特例組織機動急襲捜査部隊員
赤木龍一(58)…国家保安庁3代目長官
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「次々とホストと見られる男たちが出てきました。両脇には背中に国家保安庁と記された服を着た男たちによって次々と連行されていきます。」
ある日、国家保安庁によりあるホストクラブが制圧された。
TOPTheParty。亜細亜連合幹部がオーナーを務めるホストクラブである。
ここでは、日常的に客を酔わせ暴行に及んだり、薬物使用などが目立っていた。
薬物については厚生労働省の麻薬取締部が、暴行については警視庁が内偵捜査を進めていた。しかしこれといった証拠がなかなか見つからず踏み出せずにいた。
そんな中、国家保安庁は、極秘というやり方を捨て思い切って踏み込むという1歩間違えれば裁判沙汰になる危ない賭けをしたのだ。
その思い切りが幸をそうし一斉検挙が成功した。
その日の夜
検挙されたホスト達に取り調べを行っているとある亜連への情報の入手に成功した。
「亜細亜連合と頻繁に連絡をとっている一家がいるそうだ。その一家が亜連傘下組織の統率を担当しているらしい。」
望月が説明しているとソファーで寝転がっていた片倉が反応した。
「一家?なんかすげーな」
「で、その一家ってのは?」
河内が聞くと望月はパソコンからホワイトボードにある資料を照らした。
「鬼頭一家だ。一家の長と言われている鬼頭龍二は、元暴力団組長で、現在は亜連の幹部でもある男だ。そして1番若い鬼頭勝也。彼はまだ10代で、一昨年、少年院から出所してきた野郎だ。少年院に収監される事になった犯罪は、拉致、監禁そして殺人だ。とにかくこの一家を制圧すれば何か大きな手がかりをつかめるかもしれん。」
望月が言うと海野はニヤリと笑った。
「じゃあさっさとやってやろうか。少年院あがりの野郎、喧嘩つえーんかな」
「だが、そう簡単に制圧は簡単では……無い」
望月が言うと片倉がソファーから体勢を起こした。
「どういう事?」
「彼らは武闘派。犠牲を出さずに安全に制圧するのはかなり難しいだろう。」
望月が言うと海野は望月を睨みつけた。
「臆病を捨てろ。犠牲を怖がってたら国防なんてできんだろ?俺はいつ死んでもいい覚悟でここに入った。あんたは違うのか?」
「……ここは俺のチームだ。俺が初めて任されたチームだ。犠牲なんて…出したくない」
そう言うと望月は俯いた。
「安心せーって、国保舐めんなよ笑俺らがそう簡単にやられると思うか?笑笑ぼろぼろになってでも生きてここに帰ってきてやろーや」
河内が言うと望月は笑みを見せた。
「……だな」
翌朝
鬼頭一家制圧に向けて望月らは装備の装着を始めた。
その頃
鬼頭一家が住んでる家の前に1台のベンツがゆっくりと止まった。
車から降りた男は家のインターホンを押した。
「はい」
「俺だ」
「お疲れ様です」
数秒後
家から一人の男が出てきた。
「相馬さん。どうしたんすか?」
「そろそろ派手に暴れたくてな。」
そう言うと相馬は拳銃を取り出した。
「永倉、知ってるだろ?俺らの頭の」
「はい」
「あいつを殺る。一家全員出してこい。」
「わかりました」
数分後
家の中から男たちが出てきた。