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私は今、保健室の前に立っています。まぁ怪我をしたから来てるんですけど…
発端は数十分前、校庭で体育をやっていたところ盛大に転びまして膝から出血した訳です。なので手当てをしてもらおうと保健室に来た訳です
(…ずっと突っ立ってる訳にもいかないし、)
──────コンコン、
『、失礼します』
高「おう、どうした」
「体育で転んで…」
高「あぁ…そこのソファに座れ、手当する」
言われた通りソファに腰掛けその前に先生は片膝を着いて私の手当てをする
高「にしても派手に行ったなァ」
『まぁ…はい』
手当てをする先生の手元を眺めその動きに合わせて目線を動かす
高「お前さんは綺麗な肌なんだ。傷つけることすんなよ?」
『、え』
衝撃の言葉に一瞬反応が遅れる
────綺麗…私が?先生に心配されてる、?でもなんで…
高「もし怪我したらすぐに俺のところに来るんだな、わかったか?」
『は、い…』
私の返事を聞いて先生は小さく微笑み立ち上がって…それから…
高「いい子だな」
────私の頭をポンとするんだ
『っあ、手当てありがとうございました。じゃあこれで、!』
逃げるように保健室から出た私は校庭に戻ろうと玄関に向かった。その途中、ふと先生の言葉が脳内で再生される
“お前さんは綺麗な肌なんだ。傷つけることすんなよ?”
「〜ッ!」
思い出せば思い出すほど顔に熱が溜まっていく
「ただ肌を褒められただけなのに…」
“なんでこんなに胸が高まるの…”
顔が熱くなるのはきっと、外が暑いせいだ。そう言い聞かせて校庭に戻って行く
─────この感情の答えに辿り着くまであと数ヶ月─────