「会って話たい事がある」
3日ぶりに開くメール、いつもと違う寂しげな文面に
『分かった、今日の21時に家に行く」
とそっけなく返した既読がつくのはいつも通り早くて安心していた
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21時丁度になって彼女の家のインターホンを鳴らすと
目を赤く腫らした君が出てきた「入って」と言って家に上げてくれた靴を脱いで君の部屋に上がる。
『ここ座ってください』
「うん」
「話したい事って?」
『これ何ですか』
差し出されたのは鴉天狗団のメンバーが酔い潰れた僕を部屋に運ぶ写真だった、恐らく3人で飲みに行った後、部屋まで送ってもらった時に撮ったのでだろう。
「そんな事?」
『そんな事ってッ私がどれだけ心配したのか知らないでしょう』
『メールの既読も付かないし』
「あぁ、ごめん忘れてた」
『何それ適当すぎでしょ、僕がどれだけ心配したと思ってるんです?』
見れば分かる、そからじゅうに散らばる大量薬の瓶と血の付いた剃刀やカッターが落ちている。
「ごめんって言ってるじゃん」
『だからさ!』
珍しく声を荒げている
「なにが?」
『もう…でしょ』
「え?」
『もう私の事なんか好きじゃないんでしょ?』
「ちがッ」
『もう良いです、あなたにに飽きられたこの世界に居る意味なんて無いので』
よろよろと立ち上がり食器が散らばったキッチンへ行きガチャガチャと音を立てて包丁を取り出し首元に当てる
「好きだよ、好きだから、辞めよ、ね?」
『本当に好きなら私と心中してくだいよ』
そう言って差し出して来たのは残り少ない睡眠薬が入った瓶だった
『飲んでください?これ』
「いいよ♡(ゴクッ 」
「あっちゃん、こっち来て」
『なんですか』
「ん゛♡」
『ん♡///ゴクッ』
ちゅくちゅくといやらしい水音を立てて薬を口移しであっちゃんのに飲ませると君はは顔を赤らめた
「僕が浮気なんてすると思う?」
『分からなくなりました』
『連絡付かないし…』
「ごめん、ごめん可愛くてつい」
『ひどい…』
君のちょっと狂ってる感じが特に好きなんだ
コメント
2件
めちゃ最高でした!共依存すごい好きです!病んでるあっちゃん可愛すぎます!続き楽しみです!