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『一章 希望の学級裁判』
東「兎月さんと羽衣さんは18時ごろ、食堂にいたみたいです」
秘「じゃあ瑞稀の話は間違ってなかったか…」
これで全員のアリバイが集まった
現場も死体も確認したからあとやることはなんだろうか
東「その…少し気になってたことがあるんですけどいいですか?」
秘「あぁ、いいぞ」
東「秘田さんの超高校級の才能って…なんですか?」
秘「…えっと…」
…俺の超高校級の才能か……
東「あっ…言いにくいんだったら全然言わなくても…」
秘「…俺は超高校級の才能なんて持ってないんだ」
東「…そうなんですか?」
秘「東雲や他のみんなと違って普通の一般人、本当になんで連れてこられたんだろうな」
東「…もしかしたら気づいてないだけであるかもしれませんよ」
秘「そんなわけ…」
東「秘田さんはすごい人です。私がこの目で見てきたんですから」
東「…まだ出会って三日程度ですけどね」
秘「…そうだな」
東「…もしよければこれから二人で秘田さんの才能を見つけませんか?」
秘「俺の才能を?」
東「はい、もしよければですけど…」
秘「…じゃあお願いしようかな」
東「…ありがとうございます…!これから沢山秘田さんのこと教えてくださいね」
秘「もちろんだ」
羽「あれっ?いい雰囲気そうじゃん」
秘「うおっ、びっくりした」
羽「…もしかしてもうそう言う関係に?」
兎「そう言う関係!?」
羽衣の後ろにくっついている兎月がやけに驚いている
東「…秘田さんとは健全なお付き合いですよ」
羽「へぇ〜…やるね、ミライ君」
何やら勘違いしてるっぽいな
そう思っていた時だった
モノクマ『えー、学級裁判のお時間です!噴水前に集まるように!』
モノクマからのアナウンスが鳴った
秘「…もう学級裁判の時間か」
東「…ですね」
羽「噴水前だって!急がなきゃ!」
兎「ま、待ってください!」
俺たちは全速力で走る羽衣を追いかける形で噴水前へと向かった
【噴水前】
噴水前にはすでに人が集まっていた
蛇「噴水前に集まれと言われましたが…ここで学級裁判をするんですか?」
音「あまりにも低予算だなぁ」
モノクマ「低予算とはなんだ!」
飯「うわっ…びっくりした…」
モノクマはどこから出てきたのか知らないが、いつのまにかその場にいた
モノクマ「低予算だと思っているバカなオマエラに目に物を見せてあげましょう!」
そう得意げに言うと金色の鍵を取り出し、噴水のてっぺんの凹みにさした
すると大きな音がなり、なんと噴水は真っ二つに割れ、エレベーターが出てきた
羽「…金かかってんね」
紅「こんな演出に金をかけるならエステでも作って欲しいですわ」
モノクマ「ほらほら文句言ってないで!この黄金のエレベーターに乗って!」
見「黄金っていうか…錆びた金色だけどね」
薬「へぇ…いいじゃん。モノクマのくせにセンスがある」
東「…」
秘「…東雲?」
東「…これ、秘田さんにあげます」
秘「すごい急だな…これは…」
ダイヤの形をした…ピン?
東「ネクタイピンです、秘田さんはネクタイをしてるので…」
秘「そう言うことか!ありがとう」
東「…お父さんの形見なんです」
秘「え…そんな大切な物もらっちゃっていいのか?」
東「勿論です、お父さんもきっと…それを望んでいますから」
東「真実と運命を愛していたので…」
秘「…」
どういう…意味だろうか
東「…お父さんの話は学級裁判後にしましょう、今は裁判が先です」
秘「だな。…猪爪の仇を、必ず取ろう」
東「ですね。一緒に頑張りましょう」
そう言いながら東雲からもらったネクタイピンをつけ
エレベーターに乗り込んで学級裁判場へと向かった