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〔第一章:静かに散った、俺の初恋〕
「ずっと前から好きでね、クールなとこが好きなの!あとはやさしいとことか〜」
たった一瞬だった、たった一言だった。
それだけで胸を突き刺されたような悲しさが身体中を巡る。
俺の初恋はこんな簡単な一言で崩れてしまうんだって。
悲しかった苦しかった。
それでも、俺がやるべきことはわかってる。
「そっか、応援する。何なら手伝おうか…?」
俺は、四季を応援する。
四季に喜んでもらいたいから。四季に笑っていて欲しいから。
「えっ!いいの日向?」
「おう! 任せておけ!」
心に何か刺さったままだが、もうそれは俺にとって関係のないことだった。