厄災が足音を消して近づいてくる。
たまには落ち着いて楽しく暮らしたいと願う渡辺。
次から次へと厄災がやってくる。
この前は、指輪のことで目黒と大喧嘩した。
まだ、重湯生活が記憶に新しい。
本気で厄落としに行こうかと考える。
目黒には内緒で厄除けのお守りも持っている。
最初は気のせい?くらいだった。
目黒の家に入ったら、微かに香水の香り。
目黒の香りではない。
柔軟剤でも変えたのかな、くらいに思っていた。
1週間のうち、2〜3回、その香りがする。
ちょっと心がモヤっとする。
でも、目黒には聞かなかった。
明らかに女性の香り。
知らないフリをしていよう。
女性を部屋に入れたとして、ここは目黒の家。
どうするかは目黒が決める。
もうすぐ、7月期のドラマのクランクイン。
会う日が少なくなるな、と話してた。
寂しかったら、連絡して?と言われている。
なのに、最近会えてない。
忙しいらしく、LINEしても既読が付かない時がある。
そして、渡辺を疑惑の淵から突き落とすことがあった。
女性と歩いていた。
写真撮られたらどうするんだと思った。
真剣な顔をして歩いている。
すぐにタクシーに乗った。
その日、目黒の家に行こうとしていたがやめて帰って来た。
誰なんだろう?
目に焼きついて眠れない。
渡辺のちょっとした異変に佐久間が気がついた。
キャンプと温泉と一緒に行った。
4人で次はどこへ行こう?と話している。
佐久間ー翔太、どうした?
渡辺ーん〜ちょっと。
佐久間ー言えよ、照!
岩本ー何?
佐久間ー翔太に何かあったみたい。
岩本ー何があった?
ちょっとした違和感とLINEに既読が付かないこと、女性とタクシーに乗ってどこかへ行ったことを話す。
佐久間ー蓮が浮気?
岩本ーそれはないだろう。
佐久間ーだよな、あの翔太溺愛男が、浮気なんかするはずない。
渡辺ーでも、家に上げたんだ。
香水の香りがしてた。
岩本ーん〜。
渡辺ー俺が見たこと言わないで。
岩本ーいいのか?
佐久間ーガツンと言ってやれ。
渡辺ー言わない、信じたい。
黙って様子を見ることにした。
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どきどき