🌹のような何かです。短いです
くっつきそうでくっつかない、友達以上恋人未満の親しい関係にしかなりません。つらいです
人生の大きな支えにしていたものが変わるときってなかなかしんどいですよね、変わるきっかけが別れだと特に。
でも、なくしてすぐ気づくのはなくても案外大丈夫なんだなとか思いはどうせそんなもんだったんだなとかいうことで自分を卑下してしまうような言葉ばっかりなんですよね。
失恋でこんな思いをしたことはないですが、恋愛での別れでの喪失じゃなくても辛いものはものすごく辛いのだなと、新しくできた支えに、よりどころにすがってしまうのだなと思いました。
長々と話してしまいました…本編どうぞ。
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あの日___きんさんに僕の内心を吐露した日から、少しだけ心が軽くなった。
それ以来、よく相談しに行くことが増えた。
その度その度、きんさんの顔がつらそうに歪められていく。
なんとなく感づいていた。でも気づいてないふりしていた。
僕がそんなのに気づくわけないから。
今はただ、何も言わず話を聞いてくれるきんさんの優しさが欲しかった。
何も言わず、頭を撫でて、抱きしめて、頑張ったねって言ってくれるその温かさが欲しかった。
だから毎日、放課後にきんさんにあいにいく。
まいにちあってないような話を相談して、涙をこぼして、
その度、涙を拭ってくれる優しさが温かかった
彼が握ってくれる手が暖かった。
「ねぇ、きんさん」
「今日もお話する?」
今日も放課後の夕日が差し込む教室で2人だけでお話する。
僕の記憶の上書き保存が終わるまで。
彼が僕の記憶を塗り替えしてくれるまで。
それまでは、
「きんさんは僕の人生の支えになってね」
コメント
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リアルだし着眼点が流石すぎます…ありがとうございました、、!!