コメント
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え……普通に書くの上手すぎる………まじで泣けるわ😭😭 さらに翠柳ちゃんの事好きになったよ……🫶
少女レイすぎる好き😿😿💗曲パロも上手いとかなんだよ( #`꒳´ )絵も上手いとかなんだy((強制終了
これって少女レイ!?✨️ 書くの上手すぎるよ😭✨️
「ねぇ、初兎ちゃん!アイス食べよ!」
駄菓子屋を指さしてそういう君。
「ええよ、。」
と答え、アイスを買いベンチに腰掛けた。
「ん〜!!美味しい〜!!」
幸せそうな顔で言う君。
「そうやなw」
口の中に広がる冷たくて甘いソーダの味。
こんくらい恋も甘ければいいのにな、なんてな、。
「あっ、そういえば明日宿題提出やな。イムくん、宿題終わった?」
「えっ!?嘘、宿題なんてあった!?」
「はは、イムくんは相変わらずやな、。」
そんなところも君らしい。
次の日、いつも通り君と話しながら教室に向かう。
教室の扉を開けると、
驚いた表情で固まる君。
「イムくん、どうしt」
イムくんの机に置かれた花瓶。
それがいじめの合図だった。
次の日からイムくんの机、椅子、下駄箱には様々な所に画鋲や虫、死ねと書かれた手紙などが入っていた。
「しょ、初兎ちゃん、。」
「イムくん、大丈夫?」
そう言うと、
「うん、。大丈夫!」
と答える君。
あぁ、早く僕を頼ってくれればいいのに、。
虐めを仕掛けたのは僕。
君が好きだから。
独占欲っていうんかな?
君の笑顔も泣くところも僕だけが見れたらいい。
イムくんの友達は僕。
頼れるのは僕だけ。
なぁ、イムくんこのまま僕に堕ちてや、。
ある日、学校の帰り道踏切前で立ち止まる君。
「ねぇねぇ、初兎ちゃん。」
「ん、?」
「僕さ、死にたい、、。」
「え、?なんで、?」
震えた声で聞き返す。
そんな僕を無視して君は踏切の中へ入る。
電車が来るのが見える。
「イムくん、危ないから戻って来てや。なっ?」
そう言うと彼は首を横に振ってこう言った。
「ごめんね、。」
グシャという鈍い音が響き渡る。
こんなはずじゃなかったのに。
広がる血の水溜り。
千切れてしまった君と僕のお揃いのキーホルダー。
なんで、なんでなん。
「なんで、僕を頼ってくれなかったん?」
冷たくなった君に問いかける。
答えなんか返ってくるわけないのに。
9月の始まりをチャイムが告げる。
教室のドアを開けると、浴びせられた冷たい水。
「同性愛とか気持ち悪いw」
「やばぁw」
などという声が聞こえてきた。
そんな僕に味方になってくれる人はいない。
君がいない学校には僕の居場所なんてないよ。
それが虐めの合図。
日々エスカレートしていく虐め。
増えていくリスカ。
けらけらと笑うクラスメイトはまるで僕を食べようとする獣のようで、怖くてたまらない。
あぁ、君はこんなにも辛かったのか、。
なのに、僕が君を独占したいという欲だけで、、、。
目から涙が溢れる。
「僕はあんなことしなければ、好きにならなければ、君は、、。」
「死ななくて済んだのに、。」
僕は今日命を断つ。
君が死んだあの踏切で。
踏切の中に入った。
電車が走って来るのが見える。
あぁ、やっと君の所に行ける、そう思った。
その時、
「初兎ちゃん。」
後ろから聞き慣れた君の声がした。
振り向くとそこには少し透けていて、悲しそうな顔をしている君がいた。
「イムくん、?」
震えた声で名前を呼んだ。
透明な君は僕を指さしてこう言った。
『君は友達』