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佐野 side ,
佐野 「 ぁ 、威尊 、先輩や …… 」
俺は普通の人より早く学校に来る 。
それにはもちろん理由があって 。
威尊先輩 を間近で見るため 。
… 靴箱越しやけど 。
後藤 「 ほんま 匠海 おもろいわ 〜 」
髙塚 「 ほんといじられっぱなし 笑 」
尾崎 「 ほぼほぼ 京介 やけどな !? 」
藤牧 「 だって 匠海 いじり甲斐あるじゃん 」
尾崎 「 なんやねんそれ ! 笑 」
勿論この人達の名前もわかる 。
威尊先輩 が毎日一緒に学校来てる先輩達で 、髙塚先輩 、尾崎先輩 、藤牧先輩 。
まぁ 、その3人には興味ないねんけど 。
佐野 「 っ 、!? 」
待って …… 今一瞬目合ってた気する 。
え 、気づかれてないよな ?
うん 、大丈夫 、大丈夫 …… 。
後藤 「 なぁ 」
佐野 「 は 、はいっ 、すみませんでしたぁぁ !! 」
後藤 「 ん ? なんで謝ってるん 笑 」
「 おもろい子やな 」
目の前には 威尊先輩 。
うわぁぁきもいことしてたってバレたやん !!!
あぁ 、やばい 、もう俺明日から学校来られへん …… (
後藤 「 なーに一人で焦ってるん 」
「 かわええ子やな 」
か 、かかかか可愛い !?!?
いやいやいや幻聴幻聴 。
焦りすぎて頭がおかしくなったんや 、うん 。
後藤 「 … あ 、そうや 、君に一つお願いしたいことがあんねんけど 」
佐野 「 え 、? 」
後藤 「俺の “ 疑似恋人 ” になってくれへん ? 」
佐野 「 へ 、 」
後藤 「 俺さ 、正直めんどいんよ 」
「 毎日のように告られて振るん 」
佐野 「 や 、俺以外にももっと良い人 …… 」
後藤 「 君がええんよ 」
「 俺の心がそう言ってる 」
疑似恋人ってことは本当の恋人ではない 。
つまり見かけだけ 、ってこと 。
それでも 、威尊先輩 と付き合えるなら …… 。
佐野 「 お 、俺で良ければ 、? 」
後藤 「 よし 、そうと決まれば昼休み屋上集合な ! 」
佐野 「 屋上 ? 」
後藤 「 一緒にお弁当食べよ ! 」
佐野 「 は 、はいっ 、!! 」
後藤 「 じゃ 、またあとで 」
そう言って 威尊先輩 は俺の頭をぽんぽんした 。
触れなくてもわかるくらい 、顔が熱く火照っている 。
松田 「 あ 、雄大くん おはよ ーー !! 」
池崎 「 雄大 おはよ 〜 … って 雄大 ? 」
松田 「 え 、雄大くん 顔真っ赤 ! 大丈夫 ? 」
佐野 「 全然大丈夫ちゃう … 、// 」
今日からドキドキの毎日が始まりそうです 。