テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
本垢出すつもりだったけど完成まだまだなので一旦試しであげます
完成したら本垢でもあげます
短編
割と不穏です
⚠️
死ネタ
原作無視
キャラ崩壊
解釈不一致
いろいろ注意
創作種族
キャラが違う妖術になったり
女体化
創作にょたゆり
転生
創作名前
微創作キャラ
時空歪み
恵比寿くず
藤平可哀想
微とーくら、くらとー、とーえび
↑私が地雷なのでちょっとだけ
😈♡→←♡🦐←♡🐍
⚠️
過去一レベルで注意書き多くて笑う
ちなみにこれは5000文字あって
下書きには10000文字超えているので半分くらい公開です
10000文字書いてもまだまだ落ちが先過ぎて20000文字とかいくかもしれん
誤字脱字あったらごめんなさい
じゃあいってらっしゃい
◾︎◾︎「恵比寿先生!!」
◾︎◾︎「夷三郎さん。」
◾︎◾︎「…夷三郎」
僕の前でだけ
コロコロ変わる声色が好きだ
僕しか知らない
いつもニコニコ話している君が
すべて嘘で出来ていること
見た目に反した運動神経は
僕を護る為だって。
君を一番理解しているのは僕だった
一番好きなのも僕だった
君が誰よりも好きで、
君も僕が誰よりも好き
なはずだった。
◾︎◾︎「藤平~!!」
藤平「お~、部活いこーぜ!!」
学校は楽しいかって聞いたら
『別に』
なんて返した君は
本当は何を考えているの?
君が何百年単位で僕にぶつけた愛情
今考えれば、あれは愛情だったのかな
護衛対象として、ただ弟の様に可愛がっていただけなのかもしれない
君の本心なんて分からない
そんなこと、出会った時から分かっていた
分かっていたはず
なのに
どうしても
あの頃は
僕が一番だって言うその言葉を疑いたくなかった
君が世の中で正義とされる生き方なんて選択を
とっくに捨てていることも知っていたのに。
僕の護衛とはいえ
君が僕にすべて嘘偽りなく言わなきゃいけない訳じゃない
僕が愛だと受け取った言葉の破片は
どんなに繋ぎ合わせようとしても
歪な形ばかり。
受け取るだけで怪我をしてしまいそうで
それでも
これは愛だ
愛だと信じて止まなかった。
本心も本性も
何も分からない君から
愛を注がれていると信じて疑わなかった理由
そんなのとっくに分かっていた
すき
だいすき
あいしてる
けっこんしよう
心の中で何度唱えたことか
君には届かないのに
蛇に宝物を盗まれた
ちがう
物なんかじゃない
何よりも大切で
何よりも失っちゃいけなくて
誰よりも愛していたのに
出会って間も無い蛇なんかに乗せられて
部活をして
勉強をして
青春をする
そんな人だったっけ
そんなに汗をかいて動いていたっけ
僕の前では汗も涙も何も流さなかったよね
そんなに必死に勉学に励んでいたっけ
勉強が出来なくても頭が凄く切れたのに僕の前では必死じゃ無かったよね
そんな顔で笑ったっけ
僕の前では鼻で笑う様にしてたよね
そんな顔で
そんな顔で他人を見ていたっけ
何かを愛おしく見ることは
絶対になかったよね
知ってるよ
だって僕のだったから
今も過去も
僕だけ見てくれなくても
何日君再来
ーno-sideー
休みが開けてから
月曜日の全校集会
今日も長い学園長の話。
学園長「え~、最後に」
学園長「悲しいお知らせをします。が、落ち着いて聞いてください」
学園長「弐年参組の副担任をしていた恵比寿夷三郎先生ですが」
学園長「休みの間、死亡が確認されました。」
学園長「死因はロープでの絞首。」
学園長「休みが開けても職員会議に出席しないので」
学園長「私が確認に行って発見しました」
学園長「弐年参組の皆さんのみならず」
学園長「全校生徒の皆さん悲しいかと思いますが、恵比寿先生の為にも頑張りましょう。」
学園長「私からの話は以上です。」
泥田「にしても、恵比寿先生が居なくなるのは寂しいよな~」
埋塚「俺、あんまり恵比寿先生と話せなかったからちゃんと話しておけば良かった」
埋塚「皆もきっとそう思ってるよ」
藤平「ほんとだな~…」
秦中「ぁ”~、藤平」
秦中「ちょっと来てくれないか」
藤平「…? はぁ~い、!!」
秦中「恵比寿から預かってたものがあってさ」
ー休み前ー
恵比寿「秦中先生、休みが開けたら」
恵比寿「齋藤くんにこれ渡しといてくれない?」
秦中「齋藤?あ、藤平か?」
恵比寿「確かにそんな名前だったかも」
秦中「自分で渡さんのか?」
恵比寿「いいんだよ、中は見ちゃダメだからね」
秦中「…まぁいいけど」
秦中「って事があって…」
秦中「俺も中は分からないんだけど、兎に角渡した方がいいかと思ってさ」
藤平「ありがとうございます…?」
ー藤平sideー
なんだろうかこの便箋は
膨らみとかは見当たらないから恐らく手紙とか平らなものだろう
そんなことは開ければ分かるとこだ
藤平「……!!」
目を疑った
自分に今視力があることを妬ましく思った
このことは誰かに言った方ががいいのだろうか
言えば皆きっと慰めてくれるだろう
けど慰められたところでこの傷が治ることは無い
埋塚「あっ!!藤平くんおかえり~!!」
泥田「おい、お前秦中から何貰ったんだよ!?」
泥田「まさかっ!?」
埋塚「今ひじたんが考えてることではないと思うよ」
泥田「で、それはなんなんだ?」
藤平「………」
泥田「おい藤平??」
埋塚「藤平く~ん!!」
狢「もういいんじゃね、勝手に見ようぜ」
藤平「…ぁ”ッ…」
しまった取られた
まずい
埋塚「え~、なになに」
埋塚「藤崎くんへ…」
「君が今この手紙を読んでいるのは」
「僕が死んだからかな」
「遺言書っていう訳じゃないけど、君は“特別な子”だから教えてあげるね」
「僕、君のせいで死んだんだ。」
「君が僕から彼を奪ったんだ」
「ずっと僕だけだったのに」
「僕がずっとずっと」
「ずぅっと一緒だったのに。一番だったのに!!」
「この手紙が藤平大和にとって一生の呪いとなります様に」
「福ノ神より呪いを込めて」
泥田「な、なんだこれ…」
埋塚「藤平くん何もしてなかったのに…」
藤平「違う…」
藤平「違うんだ…」
藤平「俺が恵比寿先生を追い詰めたんだ…」
狢「そんなことッ…」
藤平「無いって言ってくれんだな…」
藤平「皆優しいんだよなッ…」
知っていた
恵比寿先生が
アイツを好いていたこと。
先生は本気でアイツの事が好きだった
たまたま見てしまったんだ
恵比寿「学校と僕どっちが大切?」
◾︎◾︎「…あんた」
恵比寿「知ってる~♡」
盗み聞きするつもりは無かった
だけど聞いてしまった
先生はアイツが好きで、アイツも先生が好きで
俺に勝ち目なんて無い
とっくに分かってた
だからアイツが俺とばかり話せば
少しは俺にも注意がいくと思った
だけど
それが間違いだと、ついさっき気づいた
先生の愛は俺が嫉妬やなんやらで見て貰えるほどの小さいものじゃ無かった
それはアイツも同じだった
わざとしていた
わざと
教室に着けば一番に言葉を交わして
休み時間になる度アイツの所に行って
昼休みになれば一緒に昼食を食べて
放課後になれば部活で一緒に走って
兎に角ずぅっと一緒だった
遠くから先生が分かりずらく視線を送っているのを知っていた
その時の先生の眼の中には
アイツの隣にいる俺も写っていると思ってた
けど違った
先生はアイツ以外は全く眼中に無かった
俺どころか
佐野でさえも危ういレベル
先生が死んで初めてわかった
俺はアイツと同等どころか足元にも及ばなかったんだ
それに気が付かなかった
俺の愛はそこまでだった
俺の愛はアイツに及ばない
先生がアイツに向ける愛と比べるまでもなかった
今気づいたって先生が戻る訳じゃないのに
そう思いながら
アイツの机に向かう足が止まることは無い
藤平「…なぁ」
◾︎◾︎「…どうしたの?」
藤平「“倉橋”はさ。」
藤平「恵比寿先生が俺のせいで死んだって言ったら」
藤平「どうする?」
倉橋「…どうだろう」
倉橋「少なくとも僕が藤平に危害を加えたりは無いかな」
藤平「…これ秦中が恵比寿先生から預かってたんだってさ」
藤平「見ろよ、俺のせいで死んだって」
泥田「ち、ちげーだろ恵比寿先生はお前のことよく思ってなかったとしてもお前のせいではねーよッ!!」
倉橋「…そうだね」
倉橋「僕、今日はちょっと早退するよ」
埋塚「ぇ…?」
倉橋「入道くん、晴明先生に言っといてくれる?」
入道「あ、ぁあ…わかったよ」
倉橋「じゃ、皆」
倉橋「さようなら」
その日、寮に帰っても倉橋はいなかった
朝になっても帰ってこなかった
俺は普通に学校に行ったけど、正直どうしたらいいのか分からなくて参ってしまった
放課後
寮に帰ると
倉橋「……………」
恵比寿先生と同じ形で自殺している倉橋がいた
コメント
11件
えまって、うん、落ち着こ、……すきぃー!!
控えめに言って最高
死ネタ苦手だけど、恵比寿含めた三角関係(?)なら見れるのなんでだろ……推しが死んだのは悲しいけどめっちゃ刺さった🏹💗ありがとうございます