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リクエストより、毒素兄弟パロ苦手な人は他の作品を見に行ってください。
書類に手を付けて、書き続ける。他のみんなの書類をチェックして、自分の書類もして、…書類をまとめてると、何故か咳がでてくる。
『…ゲホッ、…ゴホッ』
ほおっておいて書類もやると段々と、頭が痛くなってき呼吸が少しきつくなってくる。
『…ぇ、…なん…ゴホッ、』
段々と視界が狭待ってきて、…倒れそうになる。
頑張って、立ち上がって自室に戻ろうとするとふらり、…自分の体が倒れてしまい、言うことを効かなくなってしまった。
「_///ッ!!?」
誰かが何かを言っているが、聞き取れなかった。そう思っていると、自分の体がふわりと浮いた。誰かに抱えられたと認識したのを最後に自分は意識を失った。
小さい頃、自分は才能が無いと親に言われてきた。双子の兄が才能を発揮し、自身より…否、他の子供と比べても才能があった兄が居たからだった。自分は、そんな兄が苦手だった。…才能が欲しかった。だから、努力をしまくった。努力をした結果周りから有能の双子と言われる程だった。でも、…努力で偽る才能は、…本当の天才の才能には…届かなかった。
あいつは、国を作ったんだ。親は、彼奴を褒めたさ。…お前は何も出来ないのかって親に怒られたさ…そしたら、彼奴…俺をその出来た国の一番の幹部…総統補佐、書記長として軍に誘ってん。断ったさ、…でも、…駄目だった。
ほぼほぼ無理矢理、幹部になって、…数十年、彼奴を超える為に、…親に認めて貰えるために書記長として書類を何個も、何十個も、何百個も…、全部…全部書いた。認めて貰えるために。
でも、…ダメだったんやろうなぁ…w
…努力しても、疲れちゃった。
『…ん、…』
瞳を開けると、自分は医務室で寝かされていたようだった。起き上がろうとすると自分の膝に重みを感じ、少し上半身を上げて、重みの方へと瞳を向ける。
『……、なんでやねん。』
自分の兄が、大嫌いな兄が自分の膝で寝ていた。
「…ん、起きたのか?」
『………、おん。』
『…起きたから、どっか行けや。』
「…いや、お前がそんな風に無理をし続けるなら、俺は死ぬまでお前の傍を離れないぞ」
『…はぁ?、…気色悪いわ。』
『…そもそも、俺は無理なんてしてへんし、…お前に心配される筋合いも無いわ。』
と、睨みつけると少し眉を下げてそうかと言う。
何時ものように、攻撃してこいよ。なんで、…なんで、お前は、…
『…はぁ、』
窓の方へと目線を向ける。
「…トン氏、…過労で倒れたらしいぞ。…それと栄養失調…。」
「…本当にどうしたんだ?」
お前のせいやんか。と思うがアイツにそう言えるわけも無く、…
『…、…別に。』
そう素っ気なく話す。
「…なぁ、お前は本当は、……」
「親に認めてもらいたんか?」
『……』
そう自分を詰めてくるお前が大嫌いだ。
『…』
「…図星か?図星だから黙って(((
『うるせぇよッ!だまれッ!!!!』
「…とんとん、」
…、あーあ、…クソガキみたいやなぁ…
『…もう、…俺に関わらんとってや…』
『…お願いだから、…、』
と、どんどんと弱くなる声に自分自身耐えきれなくなっていく
『…ッ…、』
疲れすぎて、精神的に詰めすぎて…情緒不安定になっている。
『……』
泣きそうになっていると、グルッペンはゆっくりと口を動かした。
「…すまん。…その無理は…俺のせいか?」
『……そうや。…ぜんぶ、…全部お前のせいや』
「……母さんに、才能が無いって言われたその日から…お前は、ずっと…努力を続けてたもんな。…それなのに俺が国を作ってもっとプレッシャーになってたんやな…。」
「…すまん。」
すまんと謝る兄は、俺の頭を撫でてくれた。
『…っ、…にいちゃ、』
「…見て見ぬ振りをした俺を許してくれるか?」
『……ぉん、』
…多分自分は、お前が嫌いなんじゃなくてお前の努力を妬んだ自分が大嫌いだったんだ。
優しく微笑む自分の兄は、昔の優しい兄と一緒だった。
おまけ。
その後、自分とグルッペンは段々と仲を取り戻していった。取り憑くようにやっていた書類も仲間に配分をしてだいぶ楽になった。
『…グルッペン、書類終わった?』
そう声をかけると、グルッペンは、こちらに来いと行ってくるので自分はゆっくりとそちらに向かった。
「…昔みたいに兄ちゃんって呼んでくれないか?」
『…は?バカもそんくらいにしてくれませんかねぇ?嫌やな』
「…お前の黒歴史をこの軍内に」
『にいちゃん!!!!』
「…よし、」
『…はぁ、兄ちゃん…なら、頭撫でるんもやめてくれへんか?』
「…いや、お前がちっさかった頃、よく兄ちゃん!頭撫でて!と寄ってきていてなそれを思い出すからよく撫でたくなってしまう。…もっと撫でてもええか?」
『嫌やわ!!!』
何か、リクエストと違う方向になった気が…、……めちゃくちゃする主です。
そんで、リク主様へ作品がなんかちゃう!みたいになりましたら、書き直しますので遠慮なく申し付けください!!