テラーノベル
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「俺も、お前も、全部無くなっちまったな」
アメジストの瞳が三日月のように細く微笑んだ
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「おはよう、【真一郎】」
目を覚ますと笑顔でおはようと言うイザナ
「おはよう、イザナ……」
何度も繰り返したこの光景はいつの間にか俺たちの日常になっていたイザナは俺を死んだ兄貴と重ねて俺の事を万次郎でもマイキーでもなく真一郎と呼び続ける
でも、1度だけ……万次郎と呼んで欲しいとお願いしたことがあっただけどその日、俺は殺されかけた
「ねぇ、真一郎……俺の前で万次郎の話はやめてって言ったよね?」
「俺は真一郎じゃない、万次郎だッ」
「は?」
ドガッ
腹を思いっきり蹴られた
「黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ!!!!!!」
ガコッドスッ
顔を殴られた何度も床に叩きつけられた
「ッ……イザナ……おれは……まんじろーだ」
ガコンッ!!
灰皿で殴られた、頭の何処かが切れたんだろう血がボタボタと流れてきてる
「万次郎なんて、マイキーなんて知らない!!!!俺は真一郎がいればそれでいいんだ!!!!」
ガコンッ!!!!
頭に強い衝撃が走り俺は気を失った
気がついたらいつもの部屋にいた、頭には包帯が巻かれ傷も手当されていた所々ぐちゃぐちゃでイザナが慣れない中【真一郎】を死なせないために一生懸命やってくれたんだろう……
理由、飽きたので没
コメント
2件
こんだけでも好き♥️