テラーノベル
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【牢獄】
sh視点
sh「ぁ、ッ…?っ、ぁッっ、…」
kn『おはよう』
閉じない口に戸惑っていると真横から声がした。
かちゃかちゃと音を鳴らしながら何かを準備している。
一瞬だけ合った目がいつもより、
kn『はい、後ろ向いて』
男の右手に握られている物を見て背筋が凍った。
危険を感じて後ずさろうとも巻かれたチェーンで首が締まる。
kn『後ろ向いてって』
ワントーン低くなった声に身体が固まる。
kn『そんなに怖がんなくて大丈夫だよ、殺すわけじゃない』
後ろには壁、目の前にはいかにも危なそうな男。
俺が喋れないのをいいことに、男の思い通りのペースで進んでいく。
kn『言うこと聞かない方が危ないんじゃない?』
kn『それをいちばん分かってるのはシャークんでしょ 』
肩を押されてうつ伏せに倒れる。
もう、
いっか。
kn『ちょっと痛いかもだけど、』
背後で男はどんな顔をしているだろう。
腕にちくっとした痛みが走り、体内に侵入してくる不快感に身体が拒絶を示した。
kn『はい、終わり』
安堵したのも束の間、尻を持ち上げられ後孔に指が侵入してくる。
この感覚に嫌悪感を抱かなくなってしまったのもいつからだろう。
一生経験することがなかったであろう状況をポジティブに考えろとでもいうのか。
その時、意識を逸らすなと言わんばかりに前立腺を抉られて引き戻された。
sh「ぉ”ッッ、あぁ”ッっぁ”~ッ♡」
kn『また逃げようとでも企んでんの?』
ばちばちと点滅する視界に耐えながら必死に首を横に振る。
声色がいつも変わらないこいつは、表情が見えていないだけで全く感情が読めない。
どんな顔をしているだろう。
どんな目をしているだろう。
どんな考えを巡らせているだろう。
必死に読み取ろうとしても快楽が邪魔をして敵わない。
sh「はぁ”~ッ、ぁッ”あっ♡」
kn『もうイきそうじゃん』
kn『あ、じゃあチャンスあげようか』
突然指の動きを止めたかと思えば男は口を開いた。
kn「俺がいいよって言うまでイクの我慢できたら、ここから出してあげるよ」
初めて男の口から出た優しさに思わず頷く。
kn『おっけ、成立ね 』
sh「あ”ッっ♡~ッ?っぁッ~…?♡」
kn『いい感じに効いてきてる』
指が中で少し動いただけ。
それだけのはずなのに達しそうになる。
こんなの、耐えられるわけがない。
sh「ぁ”ッっ、あ”ッッ、ぁ“ッ♡」
kn『イきそうな顔してるけど、だめだよ?』
さっきより指の動きは緩やかだと言うのに。
身体が全く言うことを聞いてくれない。
指が肉壁に触れる度に全身がびりびりと震え上がる。
絶頂の手前をずっと行き来していた。
sh「や”ッぁ”ッ~、あ”ッぁ”“~ッ♡」
kn『イく?イきそう?』
口からはだらしない声しか発することができず、必死に首を縦に振って意思表示をする。
限界を迎えた身体が絶頂の準備を始めていた。
kn『イきそうな顔見せて』
はっきりと聞こえたその言葉に、残った力を振り絞る。
シーツに顔を埋めて抵抗するも虚しく、口枷のベルトを引かれて覗き込まれた。
kn『ほんとかわいい、』
sh「ッぁ”~ッあ”っ、ぁ”~~ッ”♡」
kn『イく?ちゃんと言ってくれないとわかんないよ』
sh「ぃ”う、ッひ”っう”~ッ♡」
kn『そっか、』
kn『まだだめ』
耳元で響いたその言葉は意味をなさず、腹の底から込み上げてくる絶頂感に全身が硬直する。
勢いよく吐き出された欲がシーツを汚した。
kn『あーあ、イっちゃった』
kn『俺がいいよなんて言うわけないのにね』
kn『馬鹿でかわいいよ』
◤次回予告◢
最後まで読んで頂きありがとうございました。
お楽しみ頂けたでしょうか。
毎度読んでくださっている皆さん、投稿が不定期で申し訳ないです。
さて、次の中編は『セフレ』です。
cp募集します。
コメントで集まったcpの中からランダムで選びたいと思います。
ぜひ推しcpをお書きください。
結果は1話が公開された際の表紙にて発表です。
📍cp募〆切
2025.12.25(木) 23:59
📍次回作公開
未定
コメント
13件
締め切りました

smshkに汚い1票を投じさせていただきます✋
いつも楽しみにしてます!! shk受けも大好きですが、次は shk攻めのkn受けが見てみたいです!