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orsk 悪い魔女
人外要素あります
むかしむかし、 あるところに
森に囲まれた集落にある村に住む
小さな男の子がいました
名前はピヤノ
真っ黒な髪で橙色の瞳を持つ褐色肌の男の子
ピヤノは昔から親に素顔を絶対に見せてはいけないと言われ、大きな帽子を被って顔を隠して過ごしていました
なんと言っても彼の容姿は、
かつて世界を滅ぼしかけるほどの魔力を持ち
人々を脅かした存在である魔女の子孫ゆえに姿が酷似しているからであった
py視点
僕の住む 村は、住人全員と知り合いと言ってもいいほどに小さかった
村の子供達とは毎日、川へ釣りに出かけたり森へ虫取りに行ったりと遊んでいた
そんなある日、
村に知らない人たちがやってきた
大人2人に僕より少し年上くらいの子が1人
空色の瞳の彼はすぐに村の子供達に囲まれ質問攻めをされていた
話しかける勇気のない僕は
村の子達の会話を遠くから盗み聞くことしかできなかった
親のテンキンの影響でトカイから来て
ガッコウ?に通っていたらしい
まるで知らない言語かと思われすほどの知識量の差に驚いてしまう
村の子供達から少し離れたところにいた僕に気がついたのか彼は僕の元へ駆け寄ってきた
⁇「こんにちは!俺Akira、、!」
py「あ、きら、、?」
ak「そう!よろしくね!」
そう言って爽やかな笑顔で僕に手を差し伸べる
py「ぁ、、 」
手を取ろうとした瞬間
大人「Akira〜!荷物置きにいくぞ〜」
彼の両親らしき人が声をかける
ak「あ、!うん、、!ばいばい!」
少し躊躇った後彼は小走りで両親の元へ戻っていった
行き場を失った僕の右手は虚しく宙を舞い
力なく項垂れる
翌日
次の日になっても彼を取り巻く子供達の渦は収まらなかった
村の外に出ることのない子供達にとって彼の話はきっとお伽話のようにワクワクする話なのだろう
僕も、聞きたいな
そう思っても、あの輪に入れる勇気がなくて
少し離れたところで話を盗み聞くだけだった
そんなある日事件が起こった
家の陰でなにやら喧嘩のような声が聞こえた
子供達だけの秘密基地として使われているその場所から、一方的に怒鳴りつけるような声が聞こえた
少し、血の匂いがする
それに、なにやら物がぶつかるような音も聞こえる
嫌な予感がする
いつもなら危ないところに自ら身を投げることしないけど、今日だけは違った
足が勝手に進んでしまう
一歩、一歩、、着実に
何も起こっていないことを祈りながら
家の裏を覗く
子供「嘘つき、、っ!!」
ak「嘘なんかじゃ、っ」
子供「俺らが村の外のこと知らないからって馬鹿にしてんだろ!」
ak「だから違うって、、!」
子供「だまれ、ッ!!」
子供4人に囲まれいじめられているのは
先日村に越してきた彼だった
身体中に殴られたあざがあり
あまりに一方的だった
py「、、っ」
「だ、だめ、、っ!!」
震える声でそう叫ぶ
py「嘘つきなんかじゃ、ないよ、、っ!」
全員の視線が一斉に僕を刺す
子供「なんだよ、お前」
「嘘に決まってんだろ」
「コイツ、絶対俺たちのこと見下してるんだって、、、!」
py「そんなのわかんないじゃん! 」
子供「お前、なんなんだよ、、!」
「証明できんのかよ!?」
py「できない、、けどっ」
子供「今俺たちの目の前に出してみろよ!」
「でけぇ竜とか魔女とかよ!!」
py「、、っ」
きっと子供ゆえの知識の差によるプライドで
なんでも知っている彼に腹が立ってしまったのだろう
子供「なんか言ってみろよ!」
そう言っていじめっ子が僕に手を振りかざす
咄嗟に左に避けるも拳が帽子にあたり
ふわりと宙を舞う
py「ぁ、、」
ぱさり、
僕の姿を見たその場にいた全員が硬直する
いじめっ子も、大人に助けを呼びに行った女の子も、連れてこられた大人も、
彼でさえも
子供「ま、魔女、、」
いじめっ子がぼそりとそう呟く
py「ち、ちがう、、!!」
子供「違うわけねぇじゃん、」
「真っ黒の髪に、橙色の瞳、、褐色肌って、魔女の特徴じゃん、、」
py「ち、ちがう、、!ちがう!」
泣き叫ぶ子供、 怯える老人、逃げ惑う人々
そんな状況に
地獄絵図、
その言葉がピッタリだった
py「ちが、っ、、」
「僕は悪い魔女じゃない、、っ!」
必死にそう叫んでも誰の耳も届かない
ただ1人、空色の瞳だけが僕を見つめていた
そのすぐ後に村の大人達が武器を持って僕に向かってきた
僕は傷つけるつもりなんてないのに
ただ、みんなと仲良くしたいだけなのに
なんで、
なんで、、
なんで、、、!!
嫌がる僕を村の人たちは取り押さえ
森の奥深くにある小さな小屋に閉じ込めた
py「やだ、あけて、、っ!なんで、!!」
必死に扉を叩いても
声が枯れるまで叫んでも
誰も扉を開けてくれなかった
一瞬で僕の人生は暗闇に真っ逆さまになってしまった
数十年後
小屋に閉じ込められてしばらくの年月が経過した
確かに僕の体には魔女の血が流れている
でも、悪いことなんて一度たりともしたことがない
言い伝えられてきた噂のせいで
僕の人生は無くなった
きっと彼が、魔女の話をしたのだろう
彼の住んでいた街ではきっと、作り話のような存在だったのかもしれない
真実だってわからない
僕が彼に話しかけることができれば
もっと、勇気のある性格だったら、、
何度後悔したことだろう
後悔したって遅いのに
どれだけ僕が涙を流しても
慰めてくれる人はいない
魔女は普通の人間と身体の作りが違うから
食べ物なんか食べなくたって死ぬことはない
つまり一生僕はこの小屋の中で生き地獄を味わうことになっている
酷い話だな、、、
小屋の中にあった本だってもう数百回読んでいる
本に載ってた運命の人が助けに来てくれるわけでもなく勇者様が悪をやっつけてくれるわけでもない
僕はやっつけられる側か、、、
py「はは、、っ」
乾いた笑いが漏れる
py「助けに来てくれないかなぁ、、 」
コンコンッ
py「え、、?」
⁇「誰か、、いますか?」
py「え、ぁ、、」
こんな森の奥深く
誰もくるはずなんかないのに
py「た、たすけ、、てっ!」
⁇「、、、!」
「今、開けるから、、 っ!」
次の瞬間、とてつもない衝撃音と共に扉に穴が開く
空いた穴からは拳が突き抜けている
拳が引き抜かれ空色の瞳と目が合う
??「、、、っ!!」
「待ってて、すぐ開ける」
しばらく激しい音が鳴り響いた後
そこに扉はもうなかった
代わりにそこには爽やかな青年が立っていた
py「あ、きら、、さん?」
僕はその人を見たことがある
なんとなく直感で、そう思った
ak「そう、だよ、、」
そういうと、彼は僕に向かって駆け寄って
手を差し伸べた
ak「助けに、、きた」
「遅くなってごめん」
py「、、、っ」
ak「名前、、教えてくれる?」
py「ぴや、の」
ak「ピヤノ、、」
ak「ずっと、探してた」
そう言って嬉しそうに、でも少し悲しそうに笑う
そんな彼の差し伸べた手を僕は手にとり
離さないようにしっかりと指を絡ませて
py「待ってました、王子様、、、」
そう、囁いた
orsk 悪い魔女
過激なR18が書きたいのでリクエストください!!!!!
コメント
7件

こんばんは!いつも素晴らしい作品をありがとうございます😭😭😭 もしも地雷とかでなければsmpyを恵んで下さい、、 可能でしたらバースものが見たいです、、

初コメ失礼します✨ きくりさんの書くorskが大好きです供給ありがとうございます😭 リクなんですがpyakとか…
リクエスト失礼します…! akpyの甘め過激が見たいです…よければ…!