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短編集〜ノベル版〜

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短編集〜ノベル版〜

1 - ぷりちぐ兄弟パロ!

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2025年03月02日

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この間ね、学校の廊下歩いてたんですよ、

そしたら、おんぶしてる人たちが通り過ぎて、「あれが漫画とかなら尊いね〜」って話してて、兄弟パロ!って思いついたんですよ!!ってことで書きまーす!

ぷりちぐで、2人はそれぞれ高1、2ね!

それでは…!すたーと!

✧*。___________________✧*。

「まってにいにっ!!早いよぉ」

「早いって、そんなん言ってたら遅れるわ!」

走りながらそう答えるのは俺の「にいに」。

って言っても、血がつながった実の兄弟じゃなくて、俺が勝手にそう呼んでいるだけ。

家が隣同士でお互い一人っ子の俺たちは本当の兄弟のような仲。にいにはいつも優しくて、誰に対しても気遣いを忘れない。

今だってそう。

寝坊した俺のことを自分も遅刻するかもしれないのに待っていてくれたんだから。

「もうちぐのせいで遅刻しそうやん!」

口ではそう言うけれど、誰よりも優しいって、何より俺が知ってる。

俺はこれからもこの人をにいにって呼びたいし、この人にもそのままでいいって思ってほしい。

そう、思っていたのに…。


「早く授業終わってよかったわ〜!」

「ちぐ一緒に食べに行かね?」

お昼。いつもクラスで仲良くしている友達2人から言われた。

「ん〜っ、いいよ!屋上とかどう?」

「いいじゃん!行こー!」

そう言って屋上へ向かうと…。

「んでさ〜…」

「まじかよやばいな」

あ…。

にいに、だ。

楽しそう。

「ぷりは最近どうだ〜?」

「最近なー、…」

「ぷり」って、みんなにはそう呼ばれてるんだ。

知らなかったな。

その優しさも、ぬくもりも、全部、俺だけじゃないって、分かってた。

分かってた、はず、なのに…。

「2人とも…、ごめんっ!!ちょっと俺!!」

思わずその場から走って逃げちゃった。

だってさ、なぜか、涙が溢れてきちゃうよ…。

これまでもこれからも、兄弟のままでいい。それが良かったのに、にいにの「特別」になりたいって、心の何処かで思っちゃう自分がいる。

「どーしたんや、そんなみっともない顔して」

「にいに、…」

なんで、?にいには友だちと一緒にいたんでしょ。なのに、なんで…?

・ ・ ・

「2人とも…、ごめんっ!!ちょっと俺!!」

背後から聞き覚えのある声。振り返ると、ちぐが屋上から走って逃げている。

「ちぐ…」

気が付けば追いかけていた。

屋上への階段の隅で泣いている。

……。

えっと…、これって声掛けていい感じ?声掛けて怒られないよね…?

「どーしたんや、そんなみっともない顔して」

「にいに、…」

ほら、みっともない顔。涙でぐっしょりだ。

「なんで、泣いてたん?」

小さくしゃがんで目線を合わせる。

「えっ、と…にいに、が、友達、とお話、して、て…楽しそうだな、っ、て、思った、ら、なんか涙でてきて…」

「逃げちゃった、と?」

優しく頭を撫でる。

「うん…。考えれば考えるほど、にいにの「特別」になりたいって思っちゃって…」

だめだって、分かってるのに。

「だめなんかじゃないって!」

俺だってそうだから。

ちぐのそばに居てやりたいけど、友達も手放したくなくて、いつかちぐも大人になったら俺なんかにも頼らなくなるんだろうなんて考えたら、怖い。

「俺も、ちぐのこと、そういう目で見てないって言ったら嘘、だから…。」

恥ずかし…いけど、まっすぐ君を見て言う。

「いい、の?」

「…まあ、」

「じゃあ、にいにのこと、他の友達みたいにぷりちゃんって呼んでもいいの?」

「…まあ、」

「まあ、って!同じことばっかりじゃん!」

あはは、とさっきの顔なんて嘘のように笑う君。

良かった…。君が笑顔になってほしいから。

そのためなら、俺はなんだってするから。

これからは、兄弟、じゃなくて、友達…いや、恋人、として。

✧*。___________________✧*。

どーでしょうか!?結構良くない!?ノベル版短編第一話がこれなら文句なしなはず!!

エッ…チャットノベルのほう…(´・ω・`)

ごめんなさい〜〜!!がんばりますーーー!!!

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