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さよならいちごちゃん👑👾
【動画版】https://youtu.be/l9bPfCF9WBk?si=p5s9W18h7-XtjsQH
↑先に上の動画を視聴するのを推奨します
ニキしろ
【注意】
・ケーキバース
・カニバリズム
・死ネタ
・nmmn
ずっと…この世界には何にもないんだって思ってた。
でも、君に出会ってから分かったよ、ボビー。
この世界には、「ケーキ」と呼ばれる人間と「フォーク」と呼ばれる人間、そして「その他」の一般人の人間が存在する。
僕は、フォークだ。
フォークには何らかの理由で味覚がない。僕もそのうちの一人だ。
そんな無色の世界で僕は、彼に色というものを思い出させてくれた。
いつ、だったっけ。
100万人をがむしゃらに目指そうとしていた時にボビー…しろせんせーと出会った。
彼は最初僕の事が嫌いだったみたいだけど、何だかんだ付き合って、身体の関係を持つほど仲良くなった。
ボビーと出会った時、一つの違和感が生じた。
心の奥にふと出てきた『彼を食べたい』と言う醜い欲を覚えたのだ。
彼の身振り手振りが全て僕を誘ってるように見えて。
彼の頭から爪先まで飲み込んでしまいたい。
最初はずーっと我慢してた。彼は僕の大切な、相棒だから。
でも、僕の理性がぶつんと切れるのは早く、彼を無理矢理襲ってしまった。
彼の頭は苺で、身体はケーキで出来ているのだと錯覚を起こした。
涙を流し震える彼を思わず抱き締めると安堵したように抱き締め返すのだから、どうでも良くなってしまった。
一晩中彼を縛り付けてやったんだ。
ボビーの涙、唾液、皮膚全てがひどく甘い。
ふと、僕の馬鹿な脳みそから一つの考えが浮かぶ。
もっと、もっと奥に詰まっている彼の血肉を、食べたい。
彼の身体が苺のように中身が詰まっているのを想像してたちまち酩酊してしまう。
僕が乱暴に彼を揺さぶると母のように全身を温かく包み込んでくれた。
扇情的だった。
珍しく朝に目覚めると彼の身体は僕が付けた鬱血痕ばかり咲いていてボビーが起きてきた時に謝り倒したのはいい思い出だ。
暫くして、僕達がインターネットに名を馳せるようになった頃。
僕達は「女子研究大学」というグループで活動するようになった。
周りのやつが全員「その他」に該当していたと知った時はひどく安心した。
そんな中でもボビーがメンバーに引っ付いたり話しているところを見ると嫉妬して仕方がなかった。
腐ってもYouTuberだからしょうがないけど。そう思い込んでも湧く嫌悪感。
「な、なぁニキ…お前、ここん所変やで?」
「変?それが何?」
突然彼が情事中に言いずらそうに話を切り出した。
目が右往左往しているのが分かる。
そんなボビーを責めるように語気を強めて言葉を吐き出した。
「……もう出していい?」
「っあ♡お……♡」
彼の奥に勢いよく欲を吐き出した。
僕の精子が沢山掛けられたショートケーキ。
トッピングされた印。
僕は目の前の苺に隠し持っていた鉈を振りかざした。
途端に果肉が鮮血のように紅く散る。床に吐き捨てられた果肉を口にする。
甘ったるい苺の味が口内に広がる。
君は、どこを食べても美味しいんだね。
ごちそうさまでした。
END