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コメント
5件
サキニオシハジメタノハシイナチャンナンデスヨネッ★
lt彡カワイイヤッター!
「じゃ…じゃあ次の店に…」
生き残った!生き残ったぞ〜!!あのもう殺意バンバンに出してるお兄さんから刀を買えたぞ〜!!
「あ〜、じゃあおすすめのカフェあるから寄らない?」
Itさんが商店街の奥の方を指さす。その先には、少しオシャレな店が立ち並ぶ細い道があり…なんだか俺なんかが入っていい場所なのか?と、ついつい思ってしまう。
俺が不安な目をしていると、rimrさんが全然大丈夫、みたいな感じで肩に手を置いてくる
ここの人常識が通じたり通じなかったりだからなぁ…大丈夫か…
数分歩くと、その店の前に着く。手馴れた様子でその店の扉を開くとすぐ横にあった席に座り、こちらに手招きをしてくるItさん。
店の中に入ると、なんかレトロな物がたくさん置かれていてオシャレな雰囲気…なんて見とれていると、床の段差につまずきそうになる。
「ほらほら、これ、めっちゃ美味しいんだよね〜」
ご機嫌な様子でペラペラとメニューのページをめくっていくItさん。俺は何を頼もうか、なんて考えながら俺も横に置いてあったメニューをめくる。
大量のクッキーに、なんか東京タワーか!ってぐらいの色合いに、大きさなドリンク…なんか全部BIGな感じ…俺、これ食べ切れるかな?
mtwは横から俺の持っているメニューを覗き込むと、なんかイチゴだとか、チョコだとかなんかいろいろ突き刺さってるバカでかいパフェの載っているページから目を離そうとしない。
「お〜、mtw良いとこ見てんじゃん」
その様子を見た向かい側の席に座っていたItさんが感心したような、仲間を見つけた時のような目をしながらこちらに身を乗り出してくる。
「でしょ〜、mtw趣味良いんで〜」
勝ち誇ったようにフンと鼻を鳴らすと、注文用のベルを鳴らすmtw。…俺まだ何頼むか決めてなかったんだけどなあ。
「はーいなにかごちゅーもんですかァ?」
しばらく待っていると店の奥からダルそうに口にタバコをくわえたお姉さんが歩いてきた。…店の雰囲気に合ってなさすぎて凄い存在感…。
「mtwはこのなんか大きいパフェ〜」
「 自分はこのドーナツでお願いしま〜す」
2人はもう注文するものが決まっていたようだ、店員が来るなり、メニューを指差し各々食べたいものを口にする。
俺はそんな2人を見て、俺も早く決めなければと焦っているわけだが…
その様子を見たItさんがニヤリと笑う
…嫌な予感…
「じゃあ私たちもこのパフェで〜!」
無駄に大きな声で注文をするItさん…あれ、『たち』ってことは俺もこの無駄に大きいパフェを…
「おまたせでース、お残しはぶっ殺しですよン」
そんな物騒なことを言いながら大きいパフェ3つに、これまた大きいドーナツを運んでくる店員さん。
…勘弁してくれよ…本当に俺もこの無駄に大きいパフェを食べる羽目になってしまったじゃないか…
運ばれてきたのを見るなりパフェにスプーンをザクッと突き刺すItさん…その様子を見て「へー、そうやるのか〜」なんて言いながら同じく豪快にザクッといくmtw。
そんなItさんの横に座っているrimrさんに目をやると、お上品にドーナツを少しずつナイフで切って食べている…
そもそもドーナツってそうやって食べるものだったっけ?
「んまいんまい(美味い美味い)」
食べながら喋るのは良くないと、多分小学生でも知っているだろう。それを堂々と破っていくmtw…聞いている側も何を言っているか分からないから飲み込んでからにしてくれ…
周りを見て現実逃避をするのもここら辺にして、俺も目の前の地獄に目線を移す。
多分高さを測ったら40cmぐらいあるのではないか?っていうぐらい大きなパフェ…
でもこのまま放っておいてもパフェは減っていくわけではない…ので俺も嫌々パフェにスプーンを突き刺す。
「いただきまーす…」
スプーンから落ちそうになっているいちごを落とさないよう、急いで口に放り込む。
その瞬間口の中に甘さが広がり、ごくりと喉をならす。
そこから一口、二口とパフェを口の中に入れていく。これが思ったよりも美味しくて食べる手が止まらない。
「あれ〜、iemn思ってたより食べるじゃん」
やはりニヤニヤしながらこちらを覗き込んでくるItさん。Itさんのパフェはもう食べ終わりそうで、そちらも俺が思っていたより食べているわけだが…
「これが思ってたよりも美味しくて…」
「でしょっ! 」
まだ言い切ってもいなかったのに自慢げに返してくるItさん。rimrさんは「ここ、実は穴場なんですよ〜」なんて言っている。
確かに周りの席を見てみると、空席ばかりで店内にいるのは俺たちだけのようだ。
カシャン、とスプーンを空のパフェが入っていたパフェグラスに入れる。
「ごちそうさまでした!」
Itさんたちも食べ終わっていたようで、席を立つ。
「また来たいねぇ〜ここ」
眠いのか、パッとしない発音でへにゃへにやと言うmtw…そしてそのままこっちにもたれかかってこないでくれ…。
…結局俺がその寝ているmtwを担いで店を出る羽目になったわけだが…。