コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
#7 突然の別れ
やっぱり…
私は…あの場所にはいられない
ポツッ
「…?」
「あ…め」
雨が降ってきた。
今日の天気予報は夕方から大雨だっけ…笑
濡れちゃうな…。
こんな日は…
マサイくんが傘に入れてくれて
濡れないようにタオルまで貸してくれたな…
…寂しい…な。
ピコン…
LINE…?
『フィッシャーズ』からも
メンバー全員の個チャからもLINEがきている
どれも
「戻ってきて!」 と…。
私は…戻れないよ…笑
プルルル…
電話…?
…!
『マサイ🦈💙ʅ(◔౪◔)ʃ』と表示されていた
「……」
カチャ…
「…もしもし」
「ロミアっ!!」
「マサイ…くん」
「今どこにいる!?」
「い、いえないよ…」
「えっ?」
「私は…フィッシャーズには 必要無い
存在なの…!
メンバーなんかになったら余計に…
あの日あそこにいかなければ…
マサイくんにも
迷惑かけなかったのに…!」
「ロミア…何言ってんだよお前」
「……」
「ロミアは…必要に決まってんだろ?
メンバーもすぐ受け入れてくれたの
分かってるでしょ…?
ロミアを受け入れたかった!
一緒に…みんな一緒にくだらねぇ事で
笑って、 楽しんで いたかったんだよ!!」
「マサイ…くん?」
「…」
「だめ…だよ。
泣いちゃうじゃん…笑」
「ロミア…?」
「でも…もう終わり。」
「…えっ?」
「これで…楽になれる」
「…っ!?おい!ロミア早まるな!!」
「…いいの…」
「ロミア!!」
「最後だし…教えてあげる」
「…なんだよ…」
「二つ…」
「……?」
「一つは…この場所」
「!」
「私とマサイくんが出会った場所。」
「待て!そこに今向かってる!」
「二つは…」
「……」
「マサイくん…一緒にいれて 楽しかったよ…」
「…は…?」
「たくさん…笑いをもらった
たくさん喜びをもらった
たくさん嬉しさをもらった」
「…なんだよ…!」
「いっぱい…私を…!
笑わせてくれてありがとう…」
「まだ…だよ!死ぬなんて早すぎる!」
「…じゃあ…ばいばい…」
「…えっ…」
後ろから抱えられている
後ろをふり向くとマサイくんがいた
スマホはまだ通話中と…
「よかった…間に合って」
「ダメっ…!私はっ」
「何言ってんだ…。
まだまだ笑おうぜ?」
「…?」
「昔の分まで笑わねーと
トントンになれねーだろ」
「えっ!?なんでその事知って…!?」
「ごめん、シルクから聞いた」
「嫌…?」
「は?過去がどうであろうと
ロミアはロミアだろ」
「…帰ろーぜ」
「もう…ズルいな…マサイくんは//(小声」
「ん?なんか言った?」
「何も言ってない!!」
「え?ゼッテーなんか言っただろ!」