#8 願望
ーシルクの部屋
「ただいまー…」
「……」
気まずい…
これだから戻りたくなかったのに…。
「マサイ?
どうした…って、ロミア!!」
「シルク…くん…。」
「今ならお前らやっていいんだぞ?笑」
「わかってるわw」
「?」
ギュッ!!
「!?」
シルクくんが思いっきり私に抱きつく。
私は後ろに転倒(笑)
てかシルクくん…なんだか震えてる?
「ごめんな…あんな事言って…(泣)」
「ちょっと…!?泣かないでよ…」
「だってぇ…おれのせいで…」
「悪いのは全部私だよ…
勝手に勘違いして…シルクくんの話
ちゃんと聞いとけばよかった。」
「ホントに…ごめん…」
「ロミア〜?
こんな時はそのセリフじゃないでしょ?」
「えっ?」
「シルクだってあのセリフ言えよ!」
「…そうだな、笑」
シルクくんは私を離した。
真剣な顔をしてゆっくりと口を開いた
「…おかえり。」
「…!」
あっ…
シルクくん…
笑笑
「ただいま…!」
そしてメンバーと再開しました。
YouTubeやX(旧Twitter)の方でも
失踪の事をお知らせされていたみたいで
後日、謝罪の文を投稿しました。
『私はフィッシャーズにいらない存在ー。』
そんな言葉は毎日が過ぎていくと
同時に 少しずつ無くなっていきました。
あの時だって本当は フィッシャーズのメンバー
とずっと一緒にいたかった。
それが叶えてられているだけでも幸せです。
でも…もう1つ悩みが残っていました。
それは…。
「ふぅ…今日も編集するかっ。」
「お、編集?
俺もやるしコーヒー入れてくるわ」
そう、『マサイくんへの片思い』…。
片思いなんて叶わない…
そう思ってるけど、
段々『好き』の気持ちが
大きくなっている気がして…。
メンバー同士で付き合ったり結婚なんて
視聴者さんが認めてくれない気がして…。
最近の悩みです…。
(どうしたらいいものか…)
コメント
0件