テラーノベル
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一章はこれにて完結します。
後日談 開幕。
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ザッザッ
今日は満月。あれから二十四日。
あの戦争の終結から。
米帝(、、、あれはたまたま運が良かっただけ。一歩、間違っていたら死者を出していた。)
(、、、。)
天は晴れているとゆうのに心はまだ雨模様のようだ。それはドス黒く泥中に沈む一ページ前。
米帝「で。急に呼び出して何だよ。イギリス。」
大英「、、、まだ戻っていなんだな。」
米帝「?、、、何の話だ?」
大英「別にいいことだ。本題はそっちじゃ無い。」
米帝「?」
大英「思いあたる節があるんじゃ無いのか?」
米帝「、、、。」
大英「そうかそんなに言って貰いたいんだったら言ってやる。」
米帝「、、、。」
大英「いつまで戦いから逃げ続けている。」
米帝「別に逃げてねぇよ。」
大英「本当にそう思うのか?」
米帝「、、、。」
大英「そうか。ならばお前の足枷となっている紅白の剣士を殺す。」
米帝「、、、は?」
大英「根っこを潰せば草木は枯れる。俺の言いたいこと分かるだろ。」
米帝「、、、は?何言って、分かるわけ、、、、?」
頭が混乱する。何故イギリスは日帝を殺すのか、、、、、、もしかして。
大英「まだ分からないのか?お前は枢軸。特に紅白の剣士に出会って変わってしまったんだよ。前のお前は冷たくて残酷な奴だった。」
米帝「ッ!」
大英「分かるか?お前は___日帝に依存しているんだ。」
米帝「依存、、、」
突きつけられた現実。自分すらわからなかった素性がコイツには分かったのか。
大英「お前。以前の戦いで本気を出していないだろ。」
米帝「な!あれは全身全霊で本気だった!アンタも見ただろ‼︎」
大英「お前は無意識にストッパーをかけていたんだよ。本当は殺したく無いとな。だからあれはお前の限度じゃ無い。」
米帝「な、、、。」
大英「戦いに変な情は不要だぞ。そしてお前はこれからも最前線に立たなければならない。その時、判断を誤ると死ぬぞ。」
米帝「、、、。」
大英「まぁそこでお前は指でも咥えて待ってろ。」
米帝「、、、ザケンナ、、、。」
大英「あ“?」
米帝「身勝手が過ぎるぞ!何も日帝を殺すなんて!俺の問題だろ!俺を殺せ!」
大英「はぁ、身勝手なのはテメェの方だろ阿呆が、、、!」
グィ!
米帝「グッ⁉︎」
ダン!
大英「ほんとテメェ!いい加減にしろよ‼︎」
米帝「ヒ、、、」
大英「いいかよく聞け、アメリカ。じっとしていれば平和に済む世界じゃ無い。そんな優しい世界じゃねぇんだ!いつかは戦わなければならない!いつかは殺さなければならない!殺してしまうかも知れないから戦えない?自分のエゴに自惚れているんじゃねぇぞ!」
米帝「ッ、、、」
大英「弱き者は亡くなるか奪われるかだ。テメェが強ければテメェは傷つかずに済んだろぅが!お前の役はお前にしか務まらない!お前がやらなければ誰がやるんだ!」
米帝「ウッ、、、」
パッ バタン
大英「、、、。」
米帝「あぁ!そうだな!アンタのゆう通りだよ!」
色んな感情や記憶が脳に混雑を引き起こしている。
米帝「アンタはいつもそうだ、罵詈雑言を吐いといて、ちっとも手を差し伸べてくれなかった。なぁ親父。」
大英「、、、記憶。戻ったのか。」
米帝「あぁ!アンタの辛々した暴言のお陰で思い出せたよ!この悪魔が!」
大英「そうか。」
米帝「待てよ!にっt」
大英「殺す訳が無いだろう。あれはお前を釣るためのカマだよ。そもそもデメリットしか無いだろ。、、、だが良かった。まだお前に戦う気があって、それがあれば十分だ。」
ザッザッ
米帝「、、、、、、馬鹿野郎、、、。」
大英「、、、フッ」
お前らが望むのであれば俺は影にだって悪にだってなってやる。俺はシンデレラになんかなれやしない。ガラスの靴は履けない。が俺らにだけ履ける靴がある。
大英(、、、今宵は満月か。こうゆう時は和歌でも唄うんだっけか?)
スゥと澄んだ空気を吸い込んで優しく吐いた。
大英 「真なる 光は誰かを照らし包む月であっても。新月が無ければつまらないものだろう」
大英「、、、難しいな和歌って、、、、、、ー。」
??「珍しいな和歌なんて。」
大英「!、、、日帝か。、、、意味、分かるか?」
日帝「あぁ何となく。」
大英「フッそうか、、、。」
大英「お前も変な奴だな。折角、意識が戻ったのに“死花”なんかを墓の前に添えるなんて、、、誰かの命日か?」
日帝「、、、まぁ、、、、、、そんなとこだ。」
大英「もしかしてだが、、、お前の中にいた別人格か?」
日帝「相変わらず察しが良いな。そうだ、、、。」
ふと、、、彼奴の顔を思い出した。
俺らが望む理想郷。それを叶える為には俺の力では到底敵わない。でもお前がいれば。
日帝「、、、なぁイギリスよ。」
大英「何だ?」
日帝「お前は強い。彼奴と、、、俺らが望む世界にお前が必要だ、協力してくれるか?」
大英「!、、、」
まさか、、、自分と同じ様なことを考えている奴が居るなんて思わなかった。こんな世間じゃそんな夢でしかないと誰もが思う。でも、、、俺だって夢を見たって良いのだろうか、、、。
大英「それが罪の償いなるのなら是非。できる事なら何でもしてやる。」
日帝「、、、優しいんだな。まるで母親のようだ。」
大英「あ?」
日帝「あっいや。、、、、、、俺は物心つく前から母親なんていなかったから。、、、母さんってこんな感じなのかなって。」
大英「はは!俺は血も涙もない親だぞ?」
日帝「そうか、、、。」
少しばかりコイツから母性を感じたのだろうか?
まぁどちらだって良い。
これから
殺し屋とゆう汚れ仕事から、、、世界を守る、、、、、、汚れ仕事に変わったのだ。それでお前の理想郷が叶うのであれば。
大英「、、、意思を固めるのにピッタリな夜だな。」
日帝「!、、、そうだな。」
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第一章 『愚かな殺し屋』 完
そして物語は___残酷で美しき過去へと巻き戻る
あれから一ヶ月。未だ、、、ナチとフランスは
目覚めない。
ナチ「助けてなんてただの迷惑だろう?」
イタ王「ioとフランスは___自殺志願者を殺す。暗殺部隊に入っていたんね。」
日帝「、、、それじゃあイタ王が半人半霊なのって、、、」
日帝「俺のせい?」
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時は残酷は程に鮮明に蘇る。誰か進んだ時計を塞き止めてくれよ。
ーーーーー第二章『愛と憂』ーーーーーー
ーーー開幕!ーーー
一章の切りが悪いが許してyo。
コメント
4件
嗚呼本当に本当に奴等は馬鹿だなこんないい世界になったの初めてだ嗚呼何故手放したのか聞きたいな
イタ王が半生半死なのは!自♡♡♡たから?(これしか思いつかなかった)仏なち、、、目覚まして! 2章楽しみ!!