・簡単なシチュ説明。
・地味で陰キャな大学生(受け)が、偶然学内で見かけた“別世界の住人”みたいな美人チャラ男に一目惚れ。
・後に彼が夜の街でホストをやっていると知り、会話する勇気もないままストーキング開始。
・ ある夜、尾行がバレてて、路地裏で“逆に”襲われてしまう──
ビルの陰、誰も通らない路地裏。
「……さぁて。いつからバレてないつもりだったの?」
「っ……な、なに……言って……」
細い手首が、あっさりと壁に縫いとめられる。
街灯の光を背にした男は、昼間の華やかな笑顔とはまるで違う、爛々と光る瞳で見下ろしてきた。
「ずっと俺のこと、つけてたよね? 大学でも、店でも」
「ちが……っ、ぼ、僕は、そんなんじゃ……っ」
言い訳の途中で、唇を塞がれる。
甘いはずのキスは、まるで試すように乱暴で、逃げられる隙間なんてどこにもなかった。
「……オタクくん、顔は可愛いのに、やることエグいよね」
「っ、やめ、っ…! 離して…ッ、なんで……!」
「逆でしょ。……こんなに欲しそうな目で見てきて、ずっとシてほしかったんでしょ?」
腰を押しつけられる。分厚く熱を持ったそこが、ズボン越しでもはっきりとわかって——
逃げようとした足を、スッと足先で割られる。
「ッ…や、だ……やめ、やめて……ッ」
「やだ、って顔じゃないよ。……すげぇ色してんじゃん」
する、と股間に触れた指先が撫でるだけで、びくんと体が跳ねた。
気づかないうちに、どこかで感じてしまっていた自分の身体が、何より怖かった。
「やっぱ、こういう子って……落とすと一番可愛いんだよな」
「やっ……いや……あっ……♡」
ぬぷ、っと生温い音がして、膝が崩れた。
壁に押しつけられたまま、狭い路地裏の中、ひとつの影がもうひとつを貪るように動いていく——
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