【完結】10の命を君に捧ぐ

９/１

ながれぼしは　もういらない

ねがいをかなえられたから

さいごにきみといれてよかった

いきていられてよかった

ほしいぞらときみに

ばいばい

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パタン

日記を閉じて、一息つく

自分の知らぬ場所で、こんなに苦しんでいるなんて　知らんかった

自分の前では、強がっていたのかもしれない。

表面しか、見えんかった。

もう二度と会えない消失感が自分を襲う。

もっと、いろんなことを話したかった。

いろんな場所に、行ってみたかった。

でも…

でも、楽しい夏休みだった。

彼女のお陰で、すこし変われた。

知らぬ自分に出会えた。

またいつか、会いたい。

来世でも、なんでもいい。

君に言えなかった言葉が一つだけある。

君のことが___

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病室を、後にした

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これにて完結です

お楽しみいただけましたでしょうか

解説や番外編、別エンドもこれから出していきます

それと新連載も用意してますのでお楽しみに