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わんく
⚠文スト腐
ドス澁風味の謎時空
キリスト教信者(?)ドス×魔女(と言われてる)澁澤さん
作者はキリスト教とかについて理解が浅いです。ごちゃ混ぜかもしれません
適当すぎる文です。展開も早い低クオ
雑な終わり方。
マジでめっちゃ雑です。自己満小説。
ハピエンです。 ドス君のキリスト教信仰度が低い。純粋
罪の楔より〜とか言ってるドス君はいません
キャラ崩壊かもです
ドス君視点
なんでもいい方のみどうぞ
START
一目見た時、綺麗な人だな、と思った。最近、ぼくが住んでる街に魔女が出た、というのは聞いていたが、何故か納得する気もした
その人の容姿は、長く白い髪に真っ赤な目という浮世離れした美しさだったからだ。
ぼくは好奇心が湧いて話しかけてみた。
「あの、ぼくはフョードルです。貴方は?」
「…誰だね君は」
まぁそうなるだろう。初対面に話しかけられたら、ぼくだってそうなる自信がある。でも、ここで引き下がる訳には行かないのだと直感でそう思った。その後も話かけていたら、名前を教えてくれた。
澁澤龍彦というのだそうだ。なので澁澤さんと呼ぶことにした
無表情な人だが、笑うと思ったより可愛い。
話を聞くと何日もものを食べて居なさそうだったので、とりあえず家にあげてご馳走をする事にした。多方、魔女と噂されているせいだろうけれども。
ともかく、このまま餓死されてはぼくとて寝覚めが悪い。自分に言い聞かせるように澁澤さんを家にあげた。
夕食の時間だったのでワインでも飲もう。澁澤さんに勧めたが、お酒は弱いらしく断られてしまった。残念だ
夕食後は普通に歯を磨いてお風呂に入る。澁澤さんはご飯を食べただけで
「世話になったね」と出て行ってしまいかけたので、ぼくは引き止めた。
もう夜も遅いし、ここで1晩泊まってはどうだろうと。
その時は決して、澁澤さんと一緒にいたかったからでは無いはずだ。
だが2人とも夜型だったのかは知らないが、思った以上に長い時間話し込んでしまった。
澁澤さんは、人と話しが合わなかったぼくとも話があった。話を聞いていると、彼はずっと何かに退屈しているように思えた。
おそらくぼくではそれを埋めることは出来ないのだろうが、少しでも埋めてあげたくて、彼に提案してみる
「ぼくと友人になるのはどうでしょう?」
「君と友人?…まぁ悪くは無いか。ここまで私の話を理解出来る者は珍しい」
断られると思っていたから少し拍子抜けした。だが、断られるよりマシか
「なら、ぼく達は友人ですね。これからよろしくお願いします。澁澤さん」
「あぁ、よろしく頼むよ。…フョードル君とでも呼ばせて頂こう」
フョードル君。友達の少ないぼくには新鮮な呼ばれ方だ。
その日はそのまま眠くなったので寝た。
目が覚めると澁澤さんは居なくて、ぼくは柄にもなく魔法で消えたのだろうか、とも思ってしまった。
ある雪の日の話だった
数日後、また澁澤さんに合った。その日は日曜日だったので、二人で教会に行かないかと誘った。彼は少し悩んだ末に頷いた。
「教会か…いいね、行ってみよう」
そうしてぼく達は協会に行った。協会に行くと、白い協会内に白い彼、外には真っ白な雪があり、幻想的だった。
これでは魔女というより神様ではないか。ぼくはそう思いながらミサを後にした
そんなことが何回か続き、二人の時間も長くなった。
段々とぼく達の距離も縮まり、いつしか恋人同士になっていた。
彼が魔女と言われようが関係ない、ぼくは彼といたかったからだ。同じ信者の目は厳しかったが、ぼくは彼といることを選んだ。
そしてクリスマス、いつものように話したりしているぼく達の家に教会の人が来た。澁澤さんについてだろう。
彼らは澁澤さんを連れていこうとした。ぼくは抵抗したが、何分体力も体術もない身だ。すぐに押さえつけられ、澁澤さんは連れていかれてしまった
嫌だ、嫌だ、行かないで澁澤さん
ぼくはそう思いながらも見ているしか出来なかった。同時に全てが馬鹿らしく思えてくる
大事な人1人守れない、守らせてくれない神様と、その全てを「神の試練だ」と言いくるめて無理やり納得させる人間。
滑稽すぎて最早お似合いだ。
けれど、それでも信仰は捨てられない。
数日後に、澁澤さんの裁判が開かれた。
ぼくは魔女と一緒にいるという理由から、裁判には行かせて貰えずに家で監視されるしか無かった。
判決は、その日のうちに決定した。死刑だ。
ぼくという純粋な市民を誑かし、人々に恐怖を植え付けた罰だと。
だが、結局は魔女だからという理由だろう。
ぼくは信者であることと、魔女と付き合っていたという理由が故に、その判決に反抗することは出来なかった。
澁澤さんの処刑日は今日、12月25日に決まった。
信者としてのぼくからすると最悪すぎる日だ。
これでは街で、キリストが復活することを祝う日とともに魔女の処刑記念日になってしまう。何より澁澤さんといられなくなる。
そう考えるといてもたってもいられなくなり、ぼくは家にあった果物ナイフを取って警備員を攻撃し、澁澤さんの元に向かった。彼は縛られ、身動きが取れない状態だった。
幸いにも、警備は弱かったのですぐに倒せたが。
無論、すぐに果物ナイフを使って縄を切り、その手を引いて逃げ出した。
「フョードル君、君は信者だろう?判決に逆らって良いのかね。
これでは判決に逆らった犯罪者…いや、私の脱出を手助けした共犯者になってしまうぞ」
「構いませんよ。これも神の試練の一環と思えばいい。共犯者?望むところです」
さっきまでの自分の考えからすると何とも都合がいいとは思う。が、そこは無視をする。
そして、ぼく達は一時しのぎとしてそこら辺の宿に泊まることにした
「さて、これからどうしましょうか?」
「何も考えずに助けに来たのかい?」
「仕方ないでしょう?処刑されると聞いていても立ってもいられなかったんですから。
それに、お金と通帳は一応全て持ってきてありますし。」
そう言いながら澁澤さんをじっと見つめる。
なんだか澁澤さんを見ているとクリスマスケーキを食べたくなるな。
色合いが白と赤だからだろうか?
ケーキも美味しいだろうが澁澤さんもきっと美味しいのだろう
「どうしたんだいフョードル君、さっきからやけに見てくるじゃないか」
「いえ、美味しそうだなと思いまして」
「は?」
おっと、つい本音が出てしまった。
「はぁ…普段より黙っていると思ったがそんな事を考えていたのか。
まぁ、別に食べてもいいぞ。クリスマスプレゼント?というやつだ」
「意味わかって言ってます?」
悪魔の誘いですか?と口にすれば、私は魔女と言われているだろう?と返してくる澁澤さん。
そんな事を言われては、こちらも我慢できなくなるじゃないか
「後悔しないでくださいね?」
「する訳がないだろう?クリスマスの夜に初めてすると云うのもそれはそれで良いじゃないか」
「本当に貴方という人は…」
「ふふ、私自身がサンタでありプレゼントだよ」
「魔女なのに?」
「両方と言うことにしておけば良いだろう」
「そういうことにしてあげますよ」
最高のクリスマスプレゼントだな、と思いながら彼をベットにゆっくりと寝かせた