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“深夜3時半を回って
空が 傾き始めた頃”
夜中を過ぎて朝になるまで悩んでいた。
少し触れただけでどうにかなってしまいそうな彼女との関係に。こんな悩みもゴミの日になれば消えるのか。
“堂々巡りの会話
終わらないように靴を履いて”
同じ会話を、繰り返ししているだけ。それだけでも途切れるのが怖かった。君は他の人に恋をしている。でも俺は気づかないフリをしていたかった。俺と君の距離はいつまで経っても変わらなくぎこちなかった。
“帰りたいと思った
君は手を握った”
早く帰りたいと思った。こんな関係になる前のずっと君と笑っていた時へ。
君は俺の手を握った。
“その振動は確かに
花瓶に触れた”
手を握った振動が花瓶にも触れていた。花瓶に飾られていたホウセンカに振動が伝わっていて今すぐにでも弾けそうだった。まるで今の俺たちみたいに。
“笑えない話は
出来ればしたくないんだ”
君に別れを告げられるのが嫌なんだ。君が変わってしまってから初めて気づいた。
“いつも通りなら
ここで”
いつも通りなら君は
「 」
そう言うはず。
“ドアを塞いでまた隠し事
別にいいさ 知りたくもない”
わざわざ、電話に対して俺とは違う部屋に行き話している君に不安を感じた。別にいいさ、と俺は強がった。本音は泣きそうな程不安なのに。
君は爪を塗り替えてオシャレもした。地味であまりオシャレもしなかった君が。派手好きな相手の趣味に合わせて変えてしまったのだろう。
“柳眉倒豎の君に
焦らないように下を向いて”
(柳眉倒豎ー美人が怒っている様子)
俺が、誰からの電話?浮気相手?と冗談交じりに言い放ち、君が違うよ!バカ!と怒ってくれるのを期待してた。今はどうだろう。違うとは言ってくれるけど目が泳いでるよ。遂には君は無言になってしまったね。俺ってそんなにダメだった?
“比べたいと思った
違いの想いを全部”
“その願望は間近に
浮かんで消えた”
俺はずっと君の事が好きだ。君はどう想っている?、と聞きたかったが出来なくなってしまった。派手に飾った君に俺の意見は言いたくは無かったけれど。
“飾らないでそんな
酷く声は潤んで”
“わからないかなあ”
君は飾らないで。飾らない、地味な君のままでいてくれよ。新しい派手好きの相手のためになんかに。
俺は声を潤みながら話した。でも伝わらなかった。なんで、なんでこんなにも分かってくれないのだろう。
“こんな関係続けるのは
馬鹿馬鹿しい でも”
頭で分かっていても俺は君に未練タラタラだから。中々踏み出せる訳がないよ。
“ただいまって言って
汚れた靴を見せないで”
“いつも通りなら”
ただいまと言って君がいた幸せだった時に戻りたい。俺が君との関係を解こうとしなかったから。君に向けての感情を整理しなかったから。
“帰りたいと思った
君は手を握った”
“その振動は確かに
花瓶に触れた”
あの頃に帰りたい。君は俺の手を握り確実に何かを伝えようとしている。簡単に俺と君の関係が触れただけで崩れてしまうように。
“笑えない話はしなくないんだ”
“いつも通りなら”
“ここで”
笑えない話はしたくない。俺と別れるつもりなんだろう。
いつも通りならここで。
「 」
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参考:花瓶に触れた/flower
須田景凪/バルーン
https://www.google.com/url?q=https://www.youtube.com/watch%3Fv%3D1U7KFKO5GPo&sa=U&ved=2ahUKEwiIrvPR8vaRAxVE3TQHHY6eFc0Q78AJegQIGBAB&usg=AOvVaw3WGA9I3nuKZ06qsTxGsm1O
解釈違いがあるかもしれません!
ごめんなさい!