息抜き&ノベル練習用
⚠️注意⚠️
政治的、国際機関等を批判するつもりはございません。
実際の存在する、またはしていた国、機関等には関係ありません。
また、戦後描写が出てきますが、 戦争賛美をするつもりはございません。
こちらの作品には旧国が登場します。
BL要素あり ソ連×ナチス
SCP財団「SCP−544−JPの孤独な放送室」の二次創作となっております。
かなり、内容が長いので誤字脱字はご了承ください
それでもよい方のみご覧ください。
『SCP−544−JP 孤独な放送室 Object Class ”Euclid”』
《収用プロトコル》 SCP−544−JPの敷地内に民間人が侵入するのを防ぐため、カバーストーリー「改装工事予定地」を適用し、4国の連合国を配置してください。SCP−544−JPの内部に侵入する場合、侵入時間は必ず ”3 分以内”に留めてください。3分間を超えて侵入を続ける必要のある場合、”Dクラス(敗戦国) 員”に侵入ささてくだい。その際、侵入させるDクラス(敗戦国)職員は遠隔から終了出来るように小型爆弾を取り付けさせてください。内部に侵入したDクラス(敗戦国)職員を知覚するため、必要に応じて収用メンバーの編成を一部変更することを許可します。
《説明1》 SCP−544−JPは■■■国に存在する5階建ての百貨店です。「■■■デパート」の名前で知られています。19■■年に廃業し、■日後に取り壊しましたが 、その翌日に完全に形状を復元していたことが国連に把握され、収用に至った。
《説明2》 SCP−544−JPの内部に人間が侵入すると、3分ごと
「お知らせです。[対象A]さん、[対象B]さんがお待ちでした」
という内容のアナウンスが放送されます。対象A=SCP−544−JPの内部に侵入している人物です。****対象B=選定された対象Aと直接/間接を問わず面識のある人物です。SCP−544−JPの内部に居なくてもランダムで選定されますが、「家族」、「友人」などの言葉を用いて一度に複数人が指定される場合もあります。このアナウンスが終了すると対象Bは対象Aに関する記憶を失い、どんな手段を使っても対象Aを知覚出来なくなります。上記の文章以外のアナウンスが放送される場合もありますが、それらに異常性はありません。SCP−544−JPの内装は■■■デパートとして営業していた時期の模倣をした作りになっていますが、全領域が無人であり、食品はすべてサンプル製品に置き換わっている。SCP−544−JPの5階には放送室と推定できる部屋がありますが、外側から内部の状態を確認することが出来ず、侵入も不可能です。放送室の扉には「如月工務店」と書かれていますが、そのような団体は確認できていません。加えて、■■■デパートと如月工務店が実際に関わっていたという公的証拠は抹消されています。
以下はSCP−544−JPの調査記録、及びそれに付属する情報の抜粋です。
目的:内部調査及び対象Bに該当する人物が居なくなった場合のアナウンス内容の調査 調査員:D−Nachisu(カメラ、マイク、脱走防止用の遠隔起爆小型爆弾を所持させる) 備考:D−NachisuにはSCP−544−JPの異常性を伝え、同意の元で調査員として起用しています。
調査記録544−4 **博士:**まずは一階の探索をしろ。気になる物を見つけたら即座に報告しろ。 **D−Nachisu:**あー、エレベーターがある。でも動いてない。俺の知っている店の支店が幾くつかあるぞ。
???:「本日はご来店いただき誠にありがとうございます。心行くまでお楽しみくださいませ。」
**D−Nachisu:**アナウンスだけ正常に動いているのか? **博士:**声に特徴はあるか? **D−Nachisu:**小さい男児の声だ。…ハハッ子供がアナウンスだなんて。これも俺が戦争に負けたからか?
子供「お知らせです。■■■さん、お母さんがお待ちでした。 」
D−Nachisu: えーと…?つまり? **博士:**異常性についての説明は受けているな? **D−Nachisu:**あぁ……まぁ、……次はどうするべきだ? **博士:**支店のキッチンが動くかどうか確かめてくれ。
[D−Nachisuが付近の「レストラン・■■■■」の支店に立ち入る]
**D−Nachisu:**おぉ、食品は全部サンプルだな。水も置いてあるが、それもおそらく粘土で作られている。…キッチンに向かうぞ。
[D−Nachisuがレストランのキッチンに侵入する]
**博士:**色々動かして見てくれて。
[D−Nachisuが周囲の設備を利用しようと試みる]
D−Nachisu:…駄目だ。レンジも水道も繋がっていない。
子供「お知らせです。■■■さん、弟さんがお待ちでした。」
D−Nachisu:…容赦ねぇな。それか、敗戦国の俺にはこれくらいがお似合いってことか…笑 おい、博士、どこも動かないぞ。 博士:…分かった。それじゃ、2階に行け。
[D−Nachisuが2階へ到達する]
**D−Nachisu:**当然だが、エスカレーターは動いていないな。 **博士:**1階と同じように大まかに探索してくれ。 **D−Nachisu:**了解。見たところ、青果コーナーって感じだ。
子供「お知らせです。■■■さん、戦争孤児の方々がお待ちでした。 」
D−Nachisu: ……あぁ、何て言うかッッ…… 博士:…休憩は認められているが、調査は速やかに頼むぞ。 **D−Nachisu:**お、おう……調査と言ってもな…。多分だが、…これ全部サンプルだろ。
子供「お知らせです。■■■さん、アメリカ合衆国さんがお待ちでした。」
**博士:**連合国の奴だ。何も無ければ3階に上がってくれ。 **D−Nachisu:**あぁ、だよな正式名称を聞いたのは初めてだったな。3階だろ?了解。
[D−Nachisuが3階への移動を開始する]
**D−Nachisu:**放送室には入れないんだったか? **博士:**そうだな。 **D−Nachisu:**そうか……。あのアナウンスなんだが、何か違和感があるんだよな。 **博士:…**詳しく聞かせろ。 **D−Nachisu:**そうだな、此処って人が居ないだろ?だから、アナウンスがなるのはまず異常、
遠隔音声か、そうでもなければ幽霊かなって思うんだがな………ハハッ その割りには、アナウンスの度……本気で呼ばれているような感じがするんだ。…伝わったか? **博士:**現状、なんとも言えねぇな。もしも、さらに何か感じる用だったら追加で報告してくれ。
[D−Nachisuが3階に到着する]
子供「お知らせです。■■■さん、親戚の皆さんがお待ちでした。
D−Nachisu:……………3階は服売り場だ。女性ものが多い。 **博士:**了解。探索して何かあれば報告してくれ。 **D−Nachisu:分かった。あと、さっき報告した感情は今も感じている。語りかけられている気分博士:**記録しておく。 **D−Nachisu:**ついでにいいか?俺の名前は塗りつぶしておいてくれ。 **博士:…**打診はしてみる。
子供「お知らせです。■■■さん、大日本帝国さんがお待ちでした。」
D−Nachisu:……子供の声は苦手だな。自分の声に似てるとなおさらな笑。 **博士:**大日本帝国との関係を教えてくれないか? **D−Nachisu:**あいつか…仲良かったなぁ笑………もしかして、俺と深く関わっていたから…優先的に呼ばれるのかもな。 **博士:…**考える価値はあるなぁ。 **D−Nachisu:**ん、分かった。…もう気づいてるとは思うんだけどな **博士:**何が? **D−Nachisu:**俺はこの調査に志願したことを後悔している。敗戦国なのに「忘れてもらえるなんて最高だなw」なんて浅はかな気持ちで志願したんだ。「そして、そのまま死ねれば理想だな」とも思っていたよ…。でも…皆が俺を忘れていく、皆が俺を感じれなくなる。怖くてたまらないね笑。嫌になって来たよ。 博士:…調査の中断は認められていない。俺達がお前を知覚不能になった時に備えて、お前と面識のない国がデパートの入り口に待機している。 **D−Nachisu:**いやッ笑、脱走しようとか考えませんよ。貴様らに降伏した時点でその考えはもう無いからなぁ笑…ただ、これは本当の生き地獄だ。
子供「お知らせです。■■■さん、イタリア王国さんがお待ちでした。」
D−Nachisu:…あいつにも忘れられたのか、はぁ…何がダメだったんだろうな?3階はあらかた映像に収めた。4階に向かってもいいか? 博士:…頼む
[D−Nachisuが4階への移動を開始する]
**D−Nachisu:**なぁ、アナウンスが速くなってないか? **博士:**いや、数値は正常だ。何か感じたのか? **D−Nachisu:**なんだろう、アナウンスが焦ってるのか………言葉にしづらい。アナウンスを読み上げる速度はどうだ!?速くなっていないか? 博士:………それは記録対象外だ。可能性はあるかも知れないが、音声記録を持ち帰ってもらわない事には何も分からん。 **D−Nachisu:**了解、最後まで調査するよ
[D−Nachisuが4階に到達する]
子供「お知らせです。■■■さん、ソビエト連邦さんがお待ちでした。」
**D−Nachisu:**そんな、嫌だなぁ好きな人に忘れられるのは……なぁ博士もそうは思わないか?
[■■■■博士が予備のメンバーと交代を開始する]
**D−Nachisu:**博士?おーい博士?あぁ…やっぱりお前だったか。これで本当のお別れなんだな…… まぁ、どうせ代わりはたくさん居るんだろう?………捜査を続けるぞ?
子供「お知らせです。■■■さん、枢軸国の皆さんがお待ちでした。」
**D−Nachisu:**焦ってるのか?そんなに一気にやらなくてもいいだろ…?………考えたんだが、お前y **博士?:**すみません!■■■■博士と交代しました。 **D−Nachisu:**あぁ。よろしく。 **代理:**交代の最中に何かおかしな点はありましたか? D−Nachisu:…アナウンスが一件来たよ。枢軸国のやつらは俺のこと忘れてしまったみたいだ…思い出がありありと浮かんでくるな。こんな時に限って楽しかった思い出がゴロゴロと……… 代理:…把握しました。 **D−Nachisu:**なぁソ連は……俺に関する記憶を全て失っているんだよな?じゃあ、報告し直すか? **代理:**いえ、音声は記録中ですので大丈夫です。では、4階の探索を行ってください。
[D−Nachisuが4階の探索を開始する]
子供「お知らせです。■■■さん、被害者一族の方々がお待ちでした。」
D−Nachisu:………あぁくそッ!恨んでくれて構わないから俺を忘れないでくれ……(泣
[D−Nachisuはしばらく立ち止まるが、探索を再開する]
[D−Nachisuが書籍コーナーの調査を終え、文具コーナーに立ち入る]
子供「お知らせです。■■■さん。軍人の皆さんがお待ちでした。」
**D−Nachisu:**おい、お前はどういう優先度でそれをやってんだ? **代理:**D−Nachisu、誰かと話していますか? **D−Nachisu:**アナウンスとだよ…まぁ、無意味だろうけど **代理:**そうですか。概ね探索が終わったら報告してください。
[D−Nachisuが文具コーナーの探索を開始する]
子供「お知らせです。■■■さん、同僚の皆さんがお待ちでした。」
**D−Nachisu:**アナウンスに話しかけるのは無しか? **代理:**可能な限り不要な発言は控えてください。それでは5階には向かってください。 **D−Nachisu:**分かった。
[D−Nachisuが5階に到着する]
**D−Nachisu:**ボイラー室と、空調室みたいなのと、新しめの扉があるな。これが放送室か? **代理:**扉の上に「放送室」というプレートが掛かっていれば
[D−Nachisuが扉の前に立つ]
**D−Nachisu:**何か書いてあるぞ。映せばいいか? 代理:…記録完了しました。ありがとうございます。
[D−Nachisuは何度か扉を開けようとする]
**D−Nachisu:**まぁ、無理か **代理:**分かりました。………内部調査は以上です。以降は対象Bに該当する人物が居なくなった場合のアナウンスを記録することが目的となりますので、その場で待機してください。今後は基本的に指示は行いませんし、もし私達があなたを知覚不能になっても代理は立てません。脱走は無駄なものと考えてください。十分なデータが取れたと判断出来たら帰還してください。 D−Nachisu:分かった。…今までありがとなイギリス。フランスと中華民国にも伝えといてくれ。 イギリス:!…えぇ、こちらこそ。
[D−Nachisuがその場に座り込む]
子供「お知らせです。■■■さん、連合国の皆さんがお待ちでした。」
[通話が途絶する]
D−Nachisu:…これで誰も俺を見ていないのか。でも、お前はずっと俺を見ているんだろう?
子供「本日はご来店いただき誠にありがとうございます。」
**D−Nachisu:**あぁ、ありがとな
[2分間音声無し]
**D−Nachisu:**なぁ、部屋の中に誰か居るのか?子供がアナウンスするだなんて…普通じゃないぞそれにハードウェアh
[音声不明のノイズ。映像からも音源は視認出来ない]
**D−Nachisu:**今のは返事か?
子供「お知らせです。■■■さん、友達の皆さんがお待ちでした。」
**D−Nachisu:**いよいよ俺は生きる意味がなくなってきたな…なぁ、誰か居るのか?
[音声不明のノイズ]
**D−Nachisu:**しっかり話してくれないか?
子供「ずっと、1人。」
[D−Nachisuが立ち上がり、放送室の扉の前に立つ]
**D−Nachisu:**なんだ、ちゃんと話が出来たんだな。ずっと1人か………もうすぐ俺もそうなるな笑
子供「………なんで?」
**D−Nachisu:**なんでって…このアナウンスのせいでだな。
子供「お知らせです。■■■さん、知り合いの皆さんがお待ちでした。」
**D−Nachisu:**ほらな笑
子供「なんで逃げないの?僕と同じになっちゃう…」
**D−Nachisu:…**お前と同じ?お前は誰だ?早くここを開けてくれ!直接話がしたい。
子供「僕はこのデパートの最後の迷子だった。皆が僕を忘れたッッ!…お父さんもッお母さんもッッ!そうしたら、僕は出られなくなった。」
D−Nachisu:…そうして、俺もそうなろうしているのか。
子供「だから早く逃げて───。」
子供「ここは辛いの、ずっと出られない。」
**D−Nachisu:**あぁ、本当に辛いな。俺も今同じだからなぁ笑、でも俺は自由に逃げ回れる身じゃないんだ。
子供「逃◻►n?∗て。ここが▣たら─────(聞き取り不可能)」
D−Nachisu:負けた俺にとってもう十分手遅れだ。それに、放送室に2人はちょっと狭いだろうし…アナウンス役は1人で十分だ。そう思わないか?そして、アナウンスをやるのは普通大人だ。子供に任せる仕事じゃない。
子供「………何をするの?」
D−Nachisu:子供だからよくわからないかもしれないが俺は戦争犯罪者なんだ。だから償いをしないといけない。でも、みんな俺のこと忘れてしまった……だから、代わりにお前に償うことにする。
[2分音声無し]
子供「……お知らせです。■■■さん、皆さんがお待ちでした。」
[鍵の解除音]
D−Nachisu「博士…いやソ連ッ!扉……開いたぞ!」
[2、3秒間の激しいノイズ 映像が途絶する]
「よう、お坊ちゃん──────。」
コメント
3件
ナチス〜( ߹꒳߹ ) 子供の代わりになるなんて…… ( ;´꒳`;) 立派だなぁ!! 私は!!全員に忘れられたら絶対 精神おかしくなっちゃうのに… ナチスは子供の代わりになる… やっぱ!!かっけぇよ!!(´•̥̥̥ω•̥̥̥`)