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テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで
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ギィ…

騎士「…入れ」

『はい』

ガチャン…

騎士「…なぁ、」

『どうされましたか?』

騎士「…本当に、アンタがやったのか?」

『…今の私が何を言ったとて、

誰も信じませんでしょう?』

騎士「…俺が信じる」

『だとしてなんになるのか、まぁ、私の言い分が知りたいのであれば、』

『まったくもって濡れ衣です。曲がり角を曲がったところで、幹部様…レウ・クラウド様が倒れてしまわれたので、慌てて抱き止め医務室に向かおうとしたところ、メイドや金豚きょー様と鉢合わせた、というものでございます。』

騎士「…そうか。」コツッ、コツコツ…

ばたん…

『ふぅ、独房か…久しぶりですね。』

いつまで生きられるか、日数でも記録しようか

『みたところ、レウ様に目立った外傷はなし。疲れのようなものもあったけれどそこまで深刻ではない…そもそも意識があった気も…』

わからない。

『…こんなに1人が静かだとは。』

『平和は怖いですね。慣れてしまうと崩れた時の呆気なさというか、喪失感というか、』

コ「随分語り口調だね。気づいてた?」

『はい。』

コ「そっか。意外だね。死なない策でもあるのかと思ったのに。」

『…あの現場をどう覆せというのですか。

私は不確かな口論ほど苦手なものはありませんよ。』

コ「レウさんに会えばいいんじゃない?

会わせてあげようか?」

『遠慮します。いかなる理由だろうと、

私に近づくのはあまりいい気ではな…い、』

コ「?どうしたの?」

『…なるほど。いい幹部様ですね。レウ様は。警戒心の強い方だ。状況をよくみている。

コンタミ様』

コ「はい?」

『会えなくていいので、

レウ様にお伝えください。私はメイドだ。と』

コ「わかった。伝えておくよ。

ねぇ、ダイア。」

『はい。なんでしょうか』

コ「死なないでね。少なくとも、俺や、みどりくん。メイって子は、君が死んだら悲しむよ」

『…肝に銘じておきますね。』

コ「うん。それじゃあね。」

ぱたん…

『変に生きる気はないけれど。』

国王の顔を殴るまでは、死ぬわけにはいかない

私、絶対に屈しませんので

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