( 朝勤務先に出勤してる途中 )
んー…はぁ、今日は木曜か…あと少し
頑張りますか……ん?あれは…
( 走って彼女の所に向かい肩を軽く叩き )
や、おはよう。偶然だねこんな朝から
今日は調子どう?…良さそう?そっか、それなら良かった
病院まで一緒に行こうぜ
( 昼頃勤務先の病院にて )
んー、さてこのカルテは…検査室に届けないとか…仕方ない。行くか…
( 廊下を歩いているとふらふらと歩いてる彼女の姿が見えて )
お?あれ?あの子…何かフラフラしてる?大丈夫かな…心配だ
少し聞いてみよう
( 早歩きで彼女の所に行き )
ねぇ、何かフラフラしてたけど大丈夫?
大丈夫って……でも顔色悪いけど…
…ってわ…!?…っと危な…え?ちょっと大丈夫?
( 彼女がその場に倒れたのでそれを抱きとめて )
ねぇ、俺の声聞こえてる?聞こえるなら俺の手握って……あ、意識が…クソっ…悪いな少し失礼するぞ……よっと…
( 彼女を抱き抱えスタッフ用の病室に運びベッドに寝かせ )
おーい、聞こえるか?大丈夫だよ。すぐに良くなるからな……バイタル測るね、……わ、体温も血圧も低い…。貧血か…、取り敢えず鉄剤入れようか。
あ、すみません。看護師さん点滴の準備お願いします
( 点滴をし暫く時間が経って )
……ん、あ…起きた…。
大丈夫?俺の事分かる…?…良かった…
お前本当は今日調子悪かったんじゃないか?
…うんうん…あぁ、急に血の気が無くなった感じがしてそれで意識も飛んじゃったんだね…
でも、戻って来てくれて安心した…。
ん?仕事?あぁ、お前の仕事は俺が代わりにやっといたよ、診察の時患者さんに「どうしたんですか?」って聞かれてさ。お前の事心配してたよ…
そりゃ、患者さんの体調も大切だけど自分が倒れたらどうにもならないからね。…念の為今日は此処で1日入院だよ。俺?勿論居るよ。もしお前に何かあったらいけないからね…
それに……お前ほっとけないし…。好きな奴を助けられなくて何が医者だ…
( 「好きな奴 ~ 」を小声で呟いて )
…な、だ、だから……その…自分の傍にずっと居て欲しい人が弱ってる時はしっかり見ておかないと…って…。
あぁーもう…お前はホントに勘のない女だな…
…お前の事が心配だから、…だから…これからずっと…お前の傍に居させてくれ
( 彼女の手を握り真剣な眼差しでそう述べ )
え、ほ、ホント?……ありがとう
…何だよ、お前も同じ気持ちだったのか…
良かった…
( 「…何だよ ~ 」の所は独り言の様に小声で )
取り敢えず今はゆっくり休め…、あとは俺がやっておくから。何か些細な事でもいいから体に異変があったらすぐに言えよ。
大丈夫…ずっとここにいるよ、だから安心して眠ってろ。ほら目を閉じて…
… 大好き だよ …
( 彼女の額に優しくキスして )
END
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