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私はとても平凡な男の子だった

だが、いつかを境に私の毎日は一変した。

あれは、いつの事だっだろうか。


あの日は確か、とても暑かった。


-60年前の夏

「母さん、行ってくるね」

「はーい、熱中症に気をつけてね!」


基本的に涼しいこの村だが、この日は気温がぐんっと上がってとても暑かった

僕は今日夏休みの宿題をするため隣町の図書館に行くことにした。家では兄さんや妹達が騒がしくて集中できないからね。

僕の村の人達は隣町に行く時バスを使っている。だから僕は歩いてバス停に向かった。

僕はあまり隣町に行くことがなく気づかなかったがどうやら僕はバスの来る時間を勘違いしていたらしい。

「げっ、次に来るの3時間後?!」

一旦、家に戻って自転車で行こうかとも考えたが家に戻るのがめんどくさいのでやめにした。     隣町だしそんなに時間はかからないだろうと歩いて行くことに決めた。

この判断がなければもしかしたら私の運命は変わっていたかもしれない


歩き始めたばかりの時は周りの景色を見て少し楽しめていたが、やはりいつも見ている風景だししばらくしたら飽きてきた。そして何より暑さにやられて自分の体が限界に近づいて行くのがわかる

足もなんだかふらついてきた。目の前がクラクラする、

「もう、無理だ、、」

自分の確認不足、夏休み中動かな過ぎたことが原因か、とも考えたが単純に水分不足が原因だろう

35℃をも超える暑い日に水一滴も飲まず歩き続けていたらこうなるに決まってる、 と僕は考えながら地面に倒れていたが、ついに僕は意識を失った



「ねぇ!!大丈夫!?」

と声をかけられ、僕は意識を取り戻した。

目を開くとそこには心配そうな顔をした女の子がいた。


意識がはっきりし始め

起き上がろうとした僕に

「まだ起きちゃダメ!」

と、すごい剣幕で怒鳴られた僕は

「わかったよ」

と答えるしか無かった。

しばらく沈黙が続いたあと僕は彼女に尋ねた

「君は誰?倒れてた僕を日陰に連れてきてくれたの?」

「私の名前は、ゆり!あなたの言う通り私があなたをここに連れてきたの」


気づいた人もいるかもしれない。彼女こそが私の人生を一変させた張本人さ



「道で倒れてたものだから心配で今日はとても暑いしとりあえず近くの日陰に連れてきたの」

と言うと彼女は僕に微笑んだ

「あなた、体調はもう大丈夫なの?」

「うん、お陰様で」

「それなら良かったわ!

ねぇ、あなたの名前はなんて言うの?」

「僕の名前はカイだよ」

「カイ、、いい名前ね!!」

「ありがとう笑

ゆりってさ見かけたことないけど隣町の子?」

「違うわ、今日この村に引っ越してきたの!

だから多分カイと同じ学校に通うと思うの!!」

「!!そうなんだ!!」

「ねぇ!カイ私とこれからも仲良くしてね!!」

「もちろんだよ!!」


---


「ねぇ、あなたそんな楽しい顔して何をしてたの?」

「ちょっと昔のことを思い出してただけだよ」


これが私の人生が一変した日だ。

もしかしたらまだまだ変わることがあるかもね。

ゆりといるときっとこの先も楽しいことばかりだろう。

「まだまだこれからも一緒に楽しませておくれ」

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