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転生パロスランプになっちゃった😭 でも絶対完結させる
治侑、、、?
侑の片思い
治の彼女出てきます
物心ついた時から俺は治のことが好きだった。でも大きくなるにつれて、俺の気持ちは普通じゃないことが分かった。男同士やし、しかも双子の兄弟。この気持ちは誰にも言えないしきっと誰も理解出来ないだろう。
そんな気持ちを抱えながら俺と治は高校生になった。自分で言うのもあれだが、俺たちは人より背も高くて筋肉もあり、顔も整っていたから女子にモテた。告白も多かったし、廊下を歩くだけで騒がれる。でも俺にとっては迷惑だった。バレーの時間を邪魔されたくないし、うるさいし、どこがいいのか分からなかった。告白も呼び出されてもすぐその場で容赦なく断っていた。でも治はちゃんと優しく丁寧に断っていた。治は女子にも男子にも平等に優しくて俺よりちょびっとだけモテていた。
1年の夏くらいだろうか。昼休み、治がクラスメイトの女子に呼び出され、告白された。前からその女子は治のことが好きなのだろうと気づいていた。でも告白してもどうせ別れるだろうと思っていた。
数分すると治がその女と帰ってき俺にこう言った。
「ツム俺彼女できた」
と治が言うとその女が俺に小さくペコりとお辞儀をした。
ドクンドクンと心臓の音が俺の頭の中で大音量で流れた。
『 うそやろ?なんで』
俺の心の中は黒いモヤモヤに包まれて静かに泣いていた。
「可愛ええやろ?」
はは、、、お似合いやな!お前女泣かせたらあかんで!
と言おうとした。でも声が出なかった。声が震えて
「ふーん」
としか言えなかった。その声は過去一情けなくて弱々しかった。次第に俺はその場にいるのが耐え切れなくなりトイレに逃げた
「スマントイレ!」
「おんわかった」
はあっはぁっ
気持ち悪い
頭が痛い
苦しい
吐きそう
ごめん治、俺お前に彼女ができたこと素直に受け入れられへん。だって俺のほうがお前のこと先に好きになったのに。俺のほうがお前のこと知ってるのに。なんでお前はそいつを選んだん。ずっと一緒におるって約束したやんか。
「、、、、、、ごめん」