僕と君の夏休み

え？！引っ越すの？！

うん、3ヶ月後にはもう東京かな、

えぇ、悲しくなるなぁ…

悲しくなる？それは珍しいね、君は今まで

僕をバカにしたことしかないのに

だって、君は面白い反応をするんだもん！

それは僕の人柄もバカにしてるって解釈してもいいね？

まぁ、お好きに？？

はぁ、とにかく、僕はもう3ヶ月後には

居ないの

えぇ〜、私も東京について行こうかな？w

…本当に頭がおかしいの？君は

え？！そこまで言う？？、まぁ、私は

友達とかと別れたくないから、ここに居るかな

まるで僕が来て欲しいって言ったような言い方

辞めてくれない？

来て欲しいんじゃないの？

まぁ、お好きに？

うわ、本当に嫌われるよ？君

大丈夫だよ、僕は友達作ってないから

そういう事じゃなくて、東京で嫌われるよって

別に、東京でも友達を作る気は無いかな

孤独死するよ？いいの？？

東京へ行っただけで孤独死するなら

僕はとっくの前に死んでるね

私が居るから死んでないんでしょ？

まぁ、それもあるかもしれない

あったぁ！ほら、私のおかげじゃん！！

うん、そうだね

感謝しなよォ？？感謝しきれないと思うけど！

うん、そうだね

そういえば、3ヶ月後ってことは、夏休み

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うん、そうだね

ねぇ、人の話ちゃんと聞いてる？

うん、聞いてるよ、僕は少なくとも、

お母さんには｢人の話は聞きなさい｣って

教えられたからね。

じゃあ、私がいま君になんて言ったか

言ってみて？

え、感謝しろだのなんだの…

はいブッブー！、全然聞いてないじゃん！

…(沈黙)

私は、｢夏休み｣の話を始めようとしてたの！

ほら僕の頭の中は3Gだからさ、君の頭の中は

5Gなんでしょ？ついて行くのには時間が

かかるんだ

え？私、5Gなんて言ったっけ？？

言ったね、もしかして、記憶喪失？？

動作不良かな…修理に出さないと

結構ですー！君は女の子にもう少し優しくしないと！

実際、君は女の子ではあるけども、僕は君を

女の子のようには思ってないな、なんせ、

悪口とか、普通に言ってくるじゃん。

僕の世界の女の子は悪口を言わないのが

女の子なんだ、だから、君は女の子でも

僕は君を女の子とは思ってないよ

何言ってんの？小説の読みすぎじゃない？

そのうち、小説の言葉ばっかり信じる

小説人間になるかもね、君

僕は半分の人生を、小説と過ごしてきたから

僕は全然、気にしないね

君が気にしなくても、他の人が君を変に思うの！

まぁ、そうだね

よし、3ヶ月の間で、友達作って

ここからさよーならしよっか？

なんでさ、結局居なくなるなら、友達なんて

必要ない、あっちで作ればいいじゃん

そう言うと思った、でも、こっちで友達作り

を始めなかった君は、あっちでも友達は作らないでしょ？？

…(沈黙)

ほらぁ！黙った！図星だね？？

これは君に対するミッションです！

友達を作りなさい

作り方が分からないんだけど

ん〜、しょうがない、私が助っ人に回ろう！

まずはクラス1、可愛い子を狙わないとね！

それじゃあただのナンパグループだよ

んー、じゃあ、誰を狙いたい？？

狙いたいって言い方をまずやめて欲しいな

でも、まぁ、友達を作るなら…

小説を好きな人と友達になりたいね

あ〜、趣味で友達作りか、いいね

うん、そっちのほうが効率的でしょ？

なら私の友達に小説好きいるから、声掛けて

みなよ、明日の学校で

そうだね、そうしよう

じゃ、私この後部活だし、私はお先に〜

うん、僕も部活だな…

え？！部活入ったの？？？

ノリのいい男子達は言うでしょ、｢帰宅部｣って

うわ、面白くないな、友達作りの先行きが不安

早く行きなよ、部活、友達が待ってるんでしょ？

言われなくても行きます〜！！

はいはい

じゃ、明日ね〜！！

(無視)

おいぃ！無視は良くないよ！！