赤黄
ポメガバース
浮気…?
※ご本人様とは関係ございません
【ポメガ】
普段は人間だが、ポメラニアンにもなれる
疲れた時、寂しい時、驚いた時
いつでも変身可能
マスターに可愛がられないと
変身したポメガは人間に戻れない
【マスター】
ポメガを可愛がりデレデレに甘やかす
その他設定
発情期があり、
ポメラニアンの姿で巣作りをする
マスターに褒められ可愛がられる
幸せな行為をするとポメガはトロトロになる
運命の番も存在し
運命のポメガとマスター同士が出会うと
お互いに惹かれ合い
一生幸せに暮らせる
黄 ポメガ
赤 マスター
~start~
赤side
赤「ねえるぅちゃん」
黄「………」
赤「るぅちゃん…?」
黄「あッごめんなさい…何ですか莉犬?」
最近スマホばっかりで
呼び掛けても気付かないこともしばしば
黄「ちょっと出かけてきますね
夜には戻ると思います」
赤「あッ…ちょっと待って、どこ行くの?」
黄「ん~……仕事です」
長い時間出かけることが多くなったし
毎回何処に行くかを聞いても
仕事と言ってはぐらかされる
しかも、最近全然構ってくれない
夜を共に過ごすことも最近はない
黄「ただいま~」
赤「お帰りなさいッ」
るぅちゃんでも俺でもない
誰かの香水の匂いが鼻に付く
赤「ご飯食べる?」
黄「ごめん莉犬食べてきちゃった」
なんて最近は俺の作ったご飯も
食べてくれない
もともと料理が苦手で全然出来ないから
沢山練習してるぅちゃんに美味しいって
言って貰いたくて頑張ってるのに
るぅちゃんに食べて貰わないと意味ないじゃん
そんなことが続いたある日
俺は朝から体調が悪く
体温を測ると38度近くの熱があった
赤「どうりでしんどいわけだ」
黄「……?」
どこかに出掛けるであろう服で
鞄を用意する君に問い掛ける
赤「るぅちゃん今日もどっか行くの?」
黄「うん…ごめんね、
あと今日は遅くなりそうだからご飯は大丈夫」
赤「そっか…分かった」
黄「では行ってきます」
赤「行ってらっしゃい」
君の背中を見つめる
行って欲しくない
ずっと一緒にいて欲しい
赤「待って…」
なんて、遠ざかる君の背中にてを伸ばし
意味のないことを呟く
黄side
黄「ただいま~」
そう言い家の扉を開き中に入る
もともと遅くなるとは言っていたけど
いつも以上に遅くなってしまった
「………」
黄「……?」
いつも僕がどんなに遅くなっても
笑顔でお帰りと迎えてくれる赤がいない
寂しいな…なんて
黄「莉犬…?」
名前を呼びながら部屋を探す
コンコン
黄「莉犬入るよ~?」
ガチャ
黄「あれ、いない…?」
莉犬の部屋に行ってみたがいないみたいだ
黄「あッあれ…出かけてる…?」
いやいや、こんな夜中に莉犬が1人で
出かけるか?なんて思いながら
部屋を見回すと
棚の上に沢山の僕と莉犬の写真があった
付き合う前の初めて2人で遊んだ時の写真
初めて夜を共に過ごした時の写真
初めて喧嘩をして仲直りをして
2人でケーキを買って食べた時の写真
黄「懐かしいな…」
ガサガサッ
黄「えッ…?」
懐かしい思い出に浸っていると
布団の方から物音が聞こえ恐る恐る近寄り
布団をめくる
赤「きゅぅ…」
黄「莉犬ッ…」
そこにはポメ化した莉犬がいた
そこで僕は僕が莉犬にしてしまった
ことに気がついた
最近忙しイいを理由に莉犬に全然構って
あげられていなかったこと
長い時間出かけることが多くなり
何時しか莉犬との会話も少なくなっていたことに
黄「ごめんね…莉犬」
ポメ化した莉犬を優しく抱き上げる
赤「わんッ…//」
黄「最近全然構ってあげれてなかった」
頭を優しく撫でてあげると気持ち良さそうに
すり寄ってくる
黄「んふッかわいい、莉犬」
赤「わぅッ……//」
かわいいなんて言うと
しっぽを振って分かりやすく喜ぶ
黄「好きだよ、莉犬」
赤「わんッ…!//ペロペロッ」
黄「んふふッ愛してるよ莉犬」
チュッ
キスをした瞬間ボンッという音を立てて
莉犬が人間に戻った
勿論服なんて着ていない
黄「莉犬かわいい~!」
何て言うと顔を真っ赤に染めて
布団にくるまる
黄「ねぇかわいいお顔見せてよ莉犬」
赤「ッ……//」
出てくる気配がないから
僕も布団に潜る
赤「ばッばか…入ってこないでよ変態!//」
黄「ごめんね…莉犬」
赤「本当だよッポロポロッ」
意を決して改めて向き直る
そして事前に用意していた箱を開き
黄「これからは絶対莉犬に
寂しい思いをさせないし
一生幸せにするって誓うから」
「僕と結婚してください」
赤「えッうそ…」
黄「本当。莉犬を悲しませちゃうこともあるけど
それを忘れるくらい幸せにする
僕と結婚してくれますか」
赤「はいッ…!//ポロポロッ」
泣きながら勢いよく抱きついてくる莉犬
黄「愛してるよ赤」
赤「俺も愛してるよるぅちゃん」
~番外編~
黄「いよいよ結婚式だね」
赤「んふッそうだね緊張する」
黄「結婚するまでいろいろあったね」
赤「ねぇるぅちゃん」
黄「何ですか莉犬」
赤「るぅちゃんはいつも何処に行ってたの?」
黄「…?」
赤「その、いっつも仕事って言って
長い時間出かけることが多かったじゃん
しかも、帰ってきたら誰かの香水の匂い
とかもしてたし…いや、そのるぅちゃんのことを
疑ってる訳じゃないんだけ…」
黄「も~莉犬
僕が莉犬以外を好きになると思うの?」
赤「好き…にならないと思う…?」
黄「何で疑問系なのw
莉犬との婚約指輪を選んでたの
思ってたより沢山悩んじゃって
なかなか決まらないから定員さんとかにも
聞いてたの」
赤「そうなんだッ…良かったw」
黄「んふふッ心配になっちゃったの?
僕は莉犬だけだから安心して?」
赤「俺もるぅちゃんだけだよ」
黄「んふッほら、そろそろ行きますよ」
赤「うん!」
カーンカーン
神父「新郎るぅと、あなたは莉犬を妻とし、
健やかなるときも、病めるときも、
喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも
貧しいときも、妻を愛し、敬い、慰め合い、
共に助け合い、その命ある限り真心を
尽くすことを誓いますか?」
黄「はい、誓います」
神父「新婦莉犬、あなたはるぅとを夫とし、
健やかなるときも、病めるときも、
喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも
貧しいときも、妻を愛し、敬い、慰め合い
共に助け合い、その命ある限り真心を
尽くすことを誓いますか?」
赤「はい、誓います」
神父「それでは誓いのキスを」
黄「莉犬、愛してる」
赤「俺も愛してる」
チュッ
「誓い」
~end~
最後まで読んでくださり
ありがとうございますm(__)m
今回はポメガバースの世界観でした!
ポメガバと赤くんの組み合わせは神です
本当にかわいいです
黄赤初めて書いたんですけど
やっぱり尊いですね、最高です
思わず結婚させちゃいましたw
誤字脱字があればすいません…
これからもバース系を中心にストーリーを
あげていけたらなと思うので
よろしくお願いいたしますm(__)m
コメント
4件
るらさんの作品何作品か拝見しました!どれも素晴らしい作品でとても感動しました! そしてこの作品はポメ化する莉犬君が凄く可愛い作品でした!