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お前の気持ちを叶えたい___。
みんなでわちゃわちゃ楽しく過ごしたのをよく鮮明に覚えてる。
それから数ヶ月が過ぎて、やがて冬が来て、雪が降って、
ねえ?愛斗、もうすぐで春だね
んぁ、そうだな
やっぱり今年は桜は見れないかなぁーー!
ん?なんか言った?
ん?ううん、何もないよ
そっか、笑笑じゃ、行こっか
多分あの時、なんかあったんだろうな。なにもないわけないよな。多分俺らは、なにもないことなかったんだよ。それを俺らは、何事も無かったかのように笑って誤魔化したんだ。
ねー愛斗!春が来たら、絶対絶対花見行こうね!あと…愛菜と健人も連れて行きたいな〜笑笑
当たり前、絶対行こうな笑
うん!あとねぇ、夏にはまたお祭り行きたいなー!冬には4人でクリスマスパーティー開いて、プレゼント交換したい!あと、大晦日と初詣も4人で過ごしたいなぁ
分かった笑笑いいよ、行こうね
うん!あっ、あとさ…
うん
愛斗と健人と愛菜と…それに私4人、成人した姿見たいなぁ…
そりゃ、見れるよきっと
ふふっ、愛斗が大人になって、就職したり…真面目に働いてたり…そういう所、見てみたいなぁ、あ!でもね、約束したでしょ?
なにを?
私たちが出逢った時にさ、絶対暴力禁止令…?ってやつ!
あぁー、あれね笑笑懐かしいな
あれも懐かしいよね
ねぇ、どうした?なんで泣いてんの?、
私、将来は愛斗と結婚して、いいお母さんになることが夢なんだぁ、そしたら、今度は家族が増えて…もしかしたら健人と愛菜の子供も出来て、2人の子供と私たちの子供を遊ばせたりさ、夢が沢山あるんだぁ!
へぇー絶対叶えるよていうか、もう叶うよ俺がきっと、叶えさせるから
ありがとう…愛斗…
そろそろ帰るか?
うん、そうだね…
あの夢も、きっともう叶えられないしあいつの想いも、もう俺には届かないし、届くことはない。