テラーノベル
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“あかーしのきもちいとこ、みーつけた❤︎”
兎 → 赤
地雷さん🔙
ぼっくん目線👀
某日
練習終わり_
練習の疲れか、ふらふらと歩く赤葦に声をかける。
「あかーし〜!帰ろ!」
「は〜疲れた。帰りましょう。」
帰り道、他愛もない会話をしながら
暗い夜道をふたりで帰る。
そんなおれ、木兎光太郎はとあることに気がついてしまった…
赤葦の “気持ちいところ” が、背中だということに…
練習中_
「あかーし〜!!今のトス最高だったよー!!」
そう声をかけながら、おれは赤葦に後ろから思いっきり抱きついた。いわゆるバックハグ、というやつだ。すると赤葦は
「ひぅッ⁈//」
っと可愛い声を出したかと思うと、顔を赤らめながら
「それは良かったです。」
と冷静を装って言う。
ニタァ…と不敵な笑みを浮かべるおれを見て、赤葦は照れながらも練習を続ける。
赤葦が
「木兎さん!!」
と言ってトスをあげる度、さっきの出来事がフラッシュバックする。
あ〜もう赤葦ほんとに!!可愛すぎる!!練習に支障をきたしたらどーすんだよー!!赤葦と付き合えたら幸せなのになぁ…
「あ、いけないいけない!練習にしゅーちゅー!!」
心の中で呟いたつもりだったが…
赤葦にも木葉にも突っ込まれた。
と、そんな出来事を思い出しながら今赤葦と帰っている。
「木兎さん、俺こっちなので。」
赤葦の声が聞こえてはっとする。
「あ、かあし!待って!」
気が付けばそう声をかけていた。
「おれ、あかあしのこと…。ごめん!やっぱなんでもな…」
「俺も木兎さんのこと、大好きですよ。笑」
「そっk…ってん?!?!赤葦って心読めるの?!」
テンパるおれに、赤葦は
「これからよろしくお願いします。ではまたあした。」
と言うと、赤葦は帰っていく。
赤葦の後ろ姿を見つめながら、
テンションの高いおれはスキップをしながら家路に着く。
「赤葦の“気持ちいところ”責めちゃお❤︎」
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