ある日の朝…諸伏高明宅では・・・
高明「……パチッ」
高明「…朝、ですか…」
高明「今日の仕事は…ズキッ」
高明「頭痛…しかし、今日は事件の証拠となるだろうものの鑑識が終わる日」
高明「……事件のためなら、少しぐらい大丈夫ですよね…?」
長野県警本部
高明(朝からずっと頭痛が続いている…事件が解決するまで我慢しないとですね…)
高明「…ふむ」
高明「なるほど…これは証拠になりますね…」
高明「鑑識さんからいただいたのも証拠になります」
高明「これらを踏まえると犯人は…」
??「ぉい、」
高明「これはすぐに伝えないとですね…」
??「おい!」
高明「…?」
??「俺の事を無視とは…いい度胸だな、こうめい!」
高明「あぁ…敢助君ですか」
敢助「そうだが?」
高明「…あの事件の犯人が、分かりましたよ」
敢助「本当か!?」
高明「えぇ」
敢助「じゃあ、捕まえに行くか」
高明「事情聴取などと言って捕まえましょう」
犯人捕まえ中・・・
高明「〇時〇分〇秒、犯人逮捕」
犯人「すみませんでした…」
敢助「そういうことは署でたっぷり聞くからな」
高明「もう、こんなことはしないように…ズキッ」
高明(我慢…)
犯人を受け渡す
高明「ふぅ…一件、落着ですね…フラフラ」
敢助「…なぁ、こうめい」
敢助「お前、体調悪いんじゃないか?」
敢助「さっきからフラフラしてるぞ」
敢助「後、ちょっと熱っぽいぞ?」
高明「だ、大丈夫です」
高明「後で、休みますフラッ」
敢助「おい、大丈夫か?」
額に手を当てる
敢助「こうめい…風邪を引いてるんじゃないか?」
敢助「これは熱っぽいじゃなく、熱だ」
高明「そんなこと…ない、はずです」
高明(なぜか…目眩が…)
高明「……」
高明が目を閉じる
敢助「こうめい?おい……おい!」
長野県警本部 仮眠室
高明「……パチッ」
高明「ここは…?ズキズキッ」
高明「ッッ!」
敢助「やっと起きたか」
敢助「ここは警察本部の仮眠室だ」
敢助「…はぁ、お前が急に倒れるもんだから、びっくりしたぜ」
高明「……そうですか」
敢助「そうですかってなんだよ!!」
高明「……キーン」
敢助「…す、すまねぇ」
高明「…私はもう、帰ります」
敢助「あぁ、そうしてくれ」
敢助「お前がいると事件に集中できないからな」
高明「…そう、ですね」
敢助「…………は?」
高明「…?私、何か変なこと言いました?」
敢助「……お前、すぐに帰れ」
高明「そうするつもりですけど」
敢助「あー、そうかよ」
敢助「俺はもう行くから、家で安静にしてろよ」
高明「分かってますよ」
高明「……………………敢助君」
敢助「…なんだ」
高明「………なんでもありません」
敢助「はぁ?まぁいいが」
敢助「じゃぁな」
ガチャ
高明「……ありがとうございます、敢助君」
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