まいたけside
俺の親は完璧主義者…いや、正しくは完璧な人に囲まれてる自分が好きな人。つまり優越感にひたってないと落ち着かない人だった俺はそんな家庭に生まれて小さい頃から勉強、勉強…勉強……とにかく完璧を求められた。でも人には学力にも運動神経にも限界ってもんがあって俺は中二で大きな壁にぶち当たった。周りに追いつけない…圧倒的学力の差に驚いて成績もどんどん落ちてった
「なんでお前は完璧になれないの。どうして100点取れないの?」
何度も聞いたこの言葉。聞き飽きた
「もうこれ以上迷惑かけないで。次のテストの点数悪かったら出てってね」
「なんでこんな子産んだんだろ…お兄ちゃんはできてるのにな〜」
高校1年の夏。親に黙って髪を染めた。かなり思いきって金髪に…さすがにぶん殴られた
バシッ
「なんでそんなことしたの…気持ち悪い。」
その年の冬ピアスを開けた。左に2個、右に1個なんなら黙ってアルバイトだってした。でも学校に行ってないのがバレてどちゃクソ怒られたっけw
「学校行ってないの?黙ってバイトもしてるでしょ」
❤️「……」
「なんか言ったらどうなの?都合が悪くなったら黙るんだ。なんで学校に行かないの?」
❤️「なんでもいいだろ」
「あんたのためにお金払っていい学校入れてあげたのに…ほんと親不孝者」
❤️「別に入りたかった学校じゃねえし」
学校でも俺の居場所はなくて家にもなくて…ほんと辛かった。
「あれー?ww落ちこぼれのまいたけくんじゃーんww何しに来たん?www」
❤️「……」
「おい無視かよwwお前みたいなやつが俺らのこと無視していいのー?」
バシッ!ドカッ!!
❤️「……っ」
「み・の・ほ・ど。わきまえた方がいいよ?気をつけな」
ドンッ!!
❤️「……」
❤️「みたいな感じだった」
💙「じゃあお前元々いじめられっ子?」
❤️「そー。お前とおなじ」
💙「前水ぶっかけられた時大丈夫だったの?ほんとに」
❤️「全然平気」
💙「ふーん。強いねまいたけ羨ましいや」
❤️「どこ行くん?」
💙「……」
ポケは黙って悲しそうな表情をしながら歩き出した。気になる…俺も黙ってポケの後を追っかけて着いた場所は屋上
コメント
5件
やっぱり最高です😭👍🏻
この連載好きだし、最高です! それで、凄く図々しいとは思いますが、タイトル考えてみました![強く弱い君と弱い俺]です 🙇