ダンガンロンパパロ(?)です。死ネタが含まれます 。腐ルーロック要素は少なめですが、あります。ダンガンロンパ絶望編、のネタバレが含まれているのでご注意ください。ブルーロック24巻の微ネタバレあります。七海=氷織です。大丈夫な方はお進み下さい。
不気味な音をたてて、エレベーターが降りていく。ゲームでよくあるような展開…だけど、それは信じ難い風景やった。何個も設置されたモニター、迷路のような道、そして…奥から聴こえる変な音。とりあえず進めばいいんかな、と奥へ進んでいく。すると大きな岩が転がってきた。僕は一応サッカーが出来る。でもサッカーは楽しくない。親が喜ぶから僕はサッカーを続けているんやから。…思ったより岩は遅かった。迷路のような道やからすぐに避けれた。
ほんの一瞬だった。小さな影が横切った、目に少し違和感を感じた。床をみてみると、ポタ、ポタ、と音をたてて血が流れているのが確認できた。そして左目の視界が悪くなっていくのを感じた。左目に映ったのは僕の血。徐々に痛くなっていった、でも歩かなきゃ展開は進まない。痛みに耐えながら歩く。すると床が一瞬凹んだ。嫌な予感がした。…いやな予感はよく当たる。床から複数の針が出てきて僕の右足を貫く。「ぁあッぅ」声にもならない叫び。僕はそのまま壁に寄りかかった。このまま死ぬんかな、と思っていたら嫌な回想が頭をよぎった。それは両親が離婚の話をしていた時の事やった。僕が日本代表になれないと離婚。それは嫌や、立たないと、僕が死んだら離婚…やか、ら…頭が痛い。僕は必死に歩く。時間は僕を待ってはくれない。もうすでに左目は失明、右足の感覚は麻痺していて、必死に歩いている時にも左腕が切れた、そんなに深くもないし、浅くもない。意識が飛びかけた。必死に歩く僕に1つの考えが邪魔してきた。
離婚なんて死んだ後には関係ない。いっか、 死んでも。
意識を手放そうとした、でもその行為をまた1つの考えが邪魔をする。
僕が死んだら潔くん達はどうなるんや。
あーあ…僕、こんな時にもみんなの事考えるなんて、みんなの事好きすぎやろ。GOALと書かれたドアが見えてきた。まだ、みんなとサッカーをしたい。まだ、生きていたい。その考えを糧にしてまた1人歩く。
ドアノブに手をかける。そこにはみんながいて、僕に手を差し出す。僕の1粒の涙が頬をつたる。ほんと、罪な人やな、会えてこんなに嬉しいって胸が昂るんやから。僕が手を差し出した瞬間目の前から槍が出てきて僕の胸を貫いた。僕、ほんとにばかやな。今までずっと両親から開放されるのを願ってたのに。死にそうな今でも、まだ、みんなと一緒に生きていたいって思っちゃうんやから。複数の槍に全身を刺された僕は床に倒れる。僕の血がすぐそこにある。変な気分やな。烏は今の僕をみてどう思うんやろか、バカにしてくれるんかな。なんで最期に思い出すのが君なんやろ。烏。
君が大好きや。
水色の髪をした、男子生徒の近くで殺し屋と言われる、烏のような髪をした男性が涙を流しているのが確認された。未だに身元は不明。
コメント
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え?神様でしょうか?? 話の展開が好きすぎます😳💕