いつまで俺、自分の気持ちに嘘を吐けばいいの?
いつか解放される時は来ないの?
「若井…?」
もうやだ、誰も見たくない。聴きたくない。
そう思いながら目をぎゅっと瞑る。
誰とも関わりたくない。
「若井!」
少し目を開くと、馴染みのある服が見えた。
もとき……?
声が出ない。息が苦しい。
ああ、もう終わりだ。
風に運ばれる度独りを知るんだろう。
まさに…それ。
ここを逃げ出したい。
迷惑を掛けたくない。
その一心だった。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!