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コメント
3件
好きすぎて尊死した( ´ཫ`)
続きありがとうございます!! すごく良かったです!いつものイッテツさんではなく、与太郎のイッテツさんというのが発言とかで表されていてすごく面白かったです!
この作品は以前rttt読み切り短編集にて投稿した、
「甘い煙」の続編となっております。
「甘い煙」を読まなくてもある程度楽しめるようにはなっていると思いますが、
読んだ方が2人の関係性なんかが少しばかり分かりやすくなるかなぁと思います。
・意味不明な世界線
・もはや名前お借りしてるだけ
・この世の全てと無関係
・シャンティrt×オノマトペtt
・rtttの口調が普段(配信時など)と違う
・性格迷子
・文章の破綻
・捏造しかない
・友情出演あり
tt side
あの後、すぐに自宅に帰り早めに夕餉を食べ、風呂に入った。
普段私服はだいたい和装なのだがあの場所では少々目立ってしまうため、彼の家に行くときは初めての逢引で買ってもらった彼の服と同じ系統の衣類を着るようにしている。
未だに感触の違う布にそわそわしてしまうが、そろそろ出ないと時間に間に合わないので急いで彼の家に向かった。
彼の家は飴屋さんの裏口の階段から繋がる地下にある。表立った場所に家を置くと厄介な客に狙われたりするらしい。
俺は迷いなく裏口を通り、そのまま階段を下りて戸を叩くこともせずに玄関の戸を開けた。
「お、結構早かったな」
「待たせるのは性分に合わないからね」
彼は椅子に座ってくつろいでいたらしく、こちらを振り返って軽く手を上げた。
靴を脱いで室内に上がると少しばかり邪魔だった羽織のような上着を適当に畳んで机に置く。
と、急にふっと目の前の机に影がかかる。後ろを振り向くと、椅子から立ってこちらに来たらしい彼が俺を見下ろしていた。
その瞳の奥にぎらぎらと鋭く光る欲の色が見えた。
「…なァ、”あれ”ってそういう意味であってる?」
「分かってるくせに。
…君が据え膳を食べない男なら話は別だよ」
「んなわけねェじゃん
そこまで言うなら抱き潰すけど」
「はは、上等だね
動けなくなったら君がちゃんと介抱し給えよ」
わざと挑発的に言葉を返せば、すぐさま噛みつくような接吻が降ってくる。
器用に唇を割り開かれ、彼の分厚くぬるついた舌が口内に侵入してきた。
「ん、ぅ…っ、ふ、ぁ、」
「……ふ、ん、」
舌同士がざらりと擦れて気持ちがいい。
俺の脳は快楽にめっぽう弱いようで、すぐに目の前の男と行われている行為のことしか考えられなくなる。
必死に快楽を追ってついていこうと自分でも舌を伸ばしてみる。そうすると、舌ごとぱくりと咥えられるように食まれ口淫のようにじゅ、という水音を立てて擦られた。
「っ、?!ぁ、んむ、ぅ〜〜〜ッ、」
「んふ、じゅ、ぁむ、ん……」
薄目で彼の目が心底楽しそうに細められているのが見えた。
そろそろ息が苦しくなってきて、どんどんと胸あたりを叩くと名残惜しそうに離れられる。お互いの舌から糸が引いて、そのままぷつりと切れた。
「こっち、」
彼は早急に俺の手を取ると寝室に連れて行った。
少しばかり乱雑にどさりと寝台に押し倒され、すぐに彼が俺を周りから隠すように覆いかぶさる。
もう言葉をかわす必要もなく、お互いがお互いを求めるように自然と唇を合わせた。
すぐに舌が絡まるようになってくると、彼は自分の大きな手で俺の耳を塞いできた。
ぐちゅ、ぬる、と口内で行われている舌同士の絡み合っている音が籠もって聞こえてきて、脳味噌が溶けていくような感覚がした。
「っふ〜…んは、もう乳首おっ勃ててさァ…
ほんと与太はえっちなこと好きな」
「ッこの、人を変態みたいに……、っひ?!」
「事実だろ、ちょっと弄ってやるだけで
こんなに主張してくんだから」
「く、そがき…っ、んぁ、ふ、ぁあ……っ、」
唇が離れたかと思えば上着に手をかけられ少し乱雑に脱がされると、膨らんでいる乳首を指の腹で擦り上げられた。
数日触っていなかったとはいえすっかり開発されきった俺の身体は、その快感を享受して勝手に腰をゆらゆらと揺らした。
キッと上辺だけ怒っている風を装い睨み上げるも、「そんな顔しても誘ってるようにしか見えねェよ」と更に先端を摘まれきゅうぅ、と強く引っ張られた。
「ひ、あぁっ…?!はっ、ん゛っ、…!」
「与太は痛いくらいが好きだもんな?」
「っちが、あ、んぅう、…!ぁあ゛っ、ふ、…」
「ま、認めねェよなお前は。
分からせるならこっちのが早いか」
器用に片手で下着ごと引っ張って脱がされ、すでに頭をもたげていた性器が外の空気に触れた。余韻で腰が揺れる度にふるふると動くそれに思わず顔を背けた。
彼はその様子を見てうっそりと笑みを深くすると、俺の性器をしっかりと握り込んだ。手から伝わる生温さに腰がぴくんと震える。
制止の声を上げようにも叶わず、すでに先走りで濡れていたそれが容赦なく擦られた。
「っあ゛〜…、!っひ、ぐぅっ…、ぅあぁっ、!」
「っは、ごしごしされるのきもちィな〜…?
先っぽもほら、引っ掻かれんの好きだろ?♡」
「や、め゛…っ!ん゛ぅう、は、あぁ゛あ〜〜〜〜ッ♡」
擦られるのと先端を強くかりかりと引っ掻かれることで生じる快楽の波は散々乳首を弄られ高められた身体には十分だったようで、呆気なく精を吐き出した。
自分だけでなく彼の腹部にもかかってしまって、汚してしまったかと一瞬だけ思うがそんなことはもう気にしていられなかった。
必死に呼吸して酸素を取り込んでいる間に彼も服を脱いだようで、涙で濡れて少しぼやけた視界に筋肉のたくましい肉体が見えた。
「っなァ、もう指挿れていいか?
俺、結構余裕ないんだわ」
「っふ、ぅ……、いいけど…
その前に手、貸して」
「…?、おー、」
潤滑剤を取り出そうとした彼に声をかけ、解すのに使う方の手をこちらに差し出してもらう。
俺は差し出された手に自分の両手を添え、引っ張るように口元に持っていく。それから指を二本、口に含んだ。
「ぁ、ん…っ、ふぅ、はぁ…、くちゅ、」
「は…?!おま…っ、!」
「ぅるは…、ふ、ちゅぷ、んん……、っは、
…ん、もういいかな…ほら指、当ててみて」
指から口を離した後、しっかり俺の唾液をまとった指を後孔にあてがわせた。
終始困惑した表情を浮かべていた彼だったが、いつもと違うその感覚にすぐ気づいて驚いたようにこちらを見てきた。
「…させてくれんの?後ろ」
「君があからさまに落ち込んでるから、
慰めてやろうと思っただけさ
…浣腸だけしてきた。後は君の好きにしてよ」
いつもはなんとなく恥ずかしいので中はしっかり解して念の為の潤滑剤まで仕込んでいるのだが、今日はそれをしないで来た。俺なりの配慮というものだ。
平然をなんとか装ってその頬に接吻すると、次には驚きの色がすっかり消えた捕食者のような瞳と目が合った。
あてがわれた指が後孔の皺を伸ばすようにくるくるとふちを何周かなぞると、やがてつぷりと中に入ってきた。
「っ、ふ〜……、はっ、ん…」
「せ、っま…めっちゃ締め付けてくる、」
「ぃわなくていい…!ぁ、んんっ……」
くちくちと水音を立てながらゆっくりと指が奥へと進んでいく。時折こじ開けるように緩まない奥をとちゅとちゅと小突かれた。
呼吸して力を抜くと、大丈夫と判断されたのか二本目の指が入ってくる。案外ぬるりと中に滑り込まれた二本目は、ほぼ抵抗なく一本目と同じ位置まで飲み込まれていった。
更に中を解そうと二本の指が動いているのを感じ取っていると、指がある一点に触れた途端に全身にびりびりとした快楽の波が押し寄せてきた。
「あ、ぁあ゛ッ、?!♡っひ、ぐぅ、うぁっ……!」
「与太の前立腺見っけ♡」
彼は悪戯にそう言ってにやりと妖しく笑うと、二本の指で虐めてきた。
たくさん弄られて既にぷっくりと主張している前立腺をとんとんと叩かれぐっと沈みこませるように押され、指で挟まれてくりくりとされるものだから声を抑えようにも抑えられない。
「ぅ、んぁ゛っ、…!♡ふ、ぅう…、ぁ、もっ、…!」
「あー、我慢してんだ?
だァめ、ちゃんと出すもん出せ」
前立腺しか弄られてないのに絶頂してしまうのは流石に男としての尊厳がと思い必死に我慢していると、腰を抑えていた方の手が濡れそぼっている俺の性器へと寄ってきて、そのまま先刻と同じように擦り上げられた。
違うのは、中に挿入されている指があり、その指も一緒に動いて前立腺を刺激してくる事だが。
「くっ、…そ、あぁ゛、…!っん、ぁ、あ〜〜〜〜、ッ!♡」
「っ…、♡これくらいでいいか、」
悪態をつきながらも抵抗する術はなく、そのまま絶頂へと導かれた。一回目の吐精よりも勢いのない白濁が性器を伝う。
指が引き抜かれ、どろどろに溶けて細められた彼の目に獰猛な鋭い眼光が見えた。
休憩の時間なんてなくて、すぐに後孔の入口に性器を擦り付けられる。
収縮を繰り返すそこが時折先端を甘く咥えては物欲しそうに離す。
それがあまりにも卑猥な光景でおもわず彼の顔を見上げると、目が合った途端噛み付くような接吻をされた。
「っんぅ、?!…はっ、む、ふぅ…っ、」
「ふ〜、………ん、…はぁ、」
また頭が蕩けてきてふわふわとした感覚に集中していると、あてがわれていた性器がぐ、と少しずつ中に入ってきた。
思わずきゅ、と締め付けてしまうと、力を抜けというようにぐちゅぐちゅと接吻が激しくなっていった。
口内にこれでもかと送り込まれてくる彼の唾液を零さぬように懸命になってこくこくと飲むと、彼の目は更に欲を宿した。
名残り惜しそうに離れた時には、もう先端が奥に届きそうになっていた。
「っふー、…一旦全部入った、けど…
大丈夫か?」
「っ、いい…もう動いていい、」
ないはずの腹の最奥がきゅん、と疼いてたまらなくて、早く埋めて欲しいと彼の首に腕を回した。
「…抱き潰してくれるんだろ、おれの事」
「……っは、最高」
その言葉を合図に、抽挿が始まる。隅々までずりずりとすり上げる動きに上ずった声が勝手に漏れ出る。
「ぁああっ゛、ふ、んぁ、あ!♡
っう゛、んん゛、〜〜〜…!♡」
「あ〜…テツ、てつ、かァいいな…♡」
「っ、!ぁ、お゛ぁあっ、!♡
ぃ、とく、りとく゛っ、あ゛!っひぐ、ぅ♡」
唐突を名前を呼ばれて体が甘く痺れる。俺も釣られて箍が外れたようにリト君を呼んだ。
前立腺も圧迫されて気持ちいいのが止まらない。何時の間にやら俺の性器からは先走りしか出なくなってしまった。
「もうメスイキしかしてねェじゃん…♡
んんっ、…は〜、…テツ、奥入れて♡」
「ぁあ゛っ!は、や゛くっ、ぁぐっ、!♡ 」
お互い性急なのか、いつもより早く最奥への入口が叩かれる。必死に腹に力を込め踏ん張ると中の性器がギリギリまで引き抜かれた。
あ、これ、くる、
「っ、…ふぅ、息止めんな、よッ!」
「ッお゛〜〜〜〜〜?!♡
んぁああ゛っ、ひ、〜〜……!♡ 」
「っふ、ぐぅ……、!」
ぐぽ、ととんでもない水音が聞こえたかと思えば、結腸までその先端が入ってきたのが強烈な快楽によって感じられ、体を仰け反らせて絶頂した。
リト君も中で感じてくれているのか、ふるりと少し体を震わせ、苦悶の表情を浮かべていた。
「おぉあ゛っ、ぁ!♡う゛ぁ、っんぐ…!♡
ん゛ぅ、う、お゛〜〜〜♡」
「っん゛〜〜、…!やっ、…ば…♡」
「ぁ、おぉ、ぉ゛♡っひぎ、はっ、
あ、ぁああ゛〜〜〜!♡」
容赦なく突かれ、びくびくと体がおかしく跳ねる。ずっと絶頂しているような感覚から降りてくることが出来ない。
「っあ゛、ふ゛〜……俺もイきそ、♡」
「んぁ、あぁあ゛っ!♡ぃとくっ゛、
お゛、ぁぐ、りとく、ぅ゛〜〜〜ッ!♡」
「ッ、てつ、はっ、ぁ、んん゛〜〜っ、♡」
ほぼ同時にお互い果てて、俺の性器からは潮が断続的に溢れ出てきた。
中にリト君の精を吐き出され、びゅくびゅくと俺とは比べ物にならないくらい多量の欲が最奥に叩きつけられる。
その感覚にも小さく喘ぎ声を漏れた。
お互いがお互いを掴んでいた腕や手を離し少しばかりの休憩を取る。
「はー、ぁ、んっ……、♡」
「ん、もう疲れた?寝そ? 」
「……そう言って、
まだ挿れたままだってことは
っん、もう何回かする気だろ」
心配そうな声を出しながらも、稀に中の欲を塗りたくるように揺さぶられるものだから、高められて感度の高い俺の体は起きずにはいられない。
「よく分かってんじゃんテツ
俺に抱き潰されてくれるんだもんな?♡」
「たはは、 飯はまだぴんぴんしてるんだ
残さず食べてくれよリト君」
誘うように両腕を広げれば、どろどろに甘く溶けた蜂蜜のような、それでいて欲を滲ませた眼光を宿す捕食者が俺を閉じ込めるように掻き抱いたのだった。
翌朝。
どうやら先に目が覚めたのは俺の方らしく、意識が浮上して一番最初に聞こえたのは規則正しいリト君の寝息だった。
「ッ……、?!」
目を開けたら、まだ眠っていていつもより幼めに見える甘く整った顔が見えて思わず悲鳴が出かけたが、起こしてはいけないとなんとか抑えた。
ずきずきと腰に走る鈍い痛みが昨日の情事を思い出させて思わず顔が赤くなる。
未だ熱を持っている首筋や鎖骨の所有印をさっと撫でてみる。
昨日は久々に体を重ねたのと両者共に相手を煽ったのもあり随分と激しかった。もう何回やったか分からない。
珍しく余裕のないリト君に流されて、着物で隠せるところなら、と噛み跡や印を付けることを許可したんだっけと恥ずかしさで穴があれば入りたい気持ちになりながら思い出す。
ふと、未だ気持ちよさそうに寝ているリト君の首辺りに視線を流す。
服が少しばかりはだけているためによく見えるそこは、俺とは真逆と言っていいほど綺麗に傷一つ付いていなかった。
ちり、と少しばかりの嫉妬が湧いてくる。
リト君は危ない飴こそ売っているものの、それは裏での顔で。何も知らない観光客なんかが一目みたら惚れてしまいそうになるほどの顔の持ち主だ。
もし誰か女性あたりに言い寄られたりしたら、と想像するだけで嫌悪感がした。
せめて俺もされたように、リト君に何か印をつけたい。
そう思い頭を持ち上げ首筋に顔を埋め、少し噛み跡か印を付けるか迷って、恋人っぽいのは印の方かといざ付けようとした途端、ぽんと頭に手が置かれた。
「なァに可愛いことしてんの」
「ッ〜〜?!?!き、君なぁ…!
起きていたなら言い給えよ…!」
「んはは、驚かせたくてつい?」
お前反応可愛いし、と少し掠れた低音で言うリト君。俺は驚きのあまりリト君から離れようとしたが、頭に置かれた手によって阻止された。
「ぉはよう…
よ、よく寝てたじゃないか寝坊助」
「んふふ、おはよ。久々だよこんな寝たの
で、付けてくんねェの?」
なんとか話題を変えようとしたが、リト君が当然見逃してくれるはずはなかった。
しかも何をしようとしたのかも勘づかれている。
なんとか誤魔化せないかと悪あがきを続ける。
「な、なんのことかなぁ
俺はなにもしていないよ?」
「嘘つけ一丁前に俺の首に顔埋めてんじゃん
テツのえっち♡」
「なっ、!」
寝起きでまだ溶けている目と両目にかかっている前髪が妙に色っぽくて思わず目をそらす。
リト君は顔も耳も真っ赤だと笑ったので、頭に置かれている手を力ずくでも引き剥がして距離を取らなかったことを少し後悔した。
「…ね、テツもさ、俺につけてよ。
俺はテツのもんっていう印」
「さ、最初から何されるか分かってたなら
つけ終わるまで寝たふりしててくれよ…」
「やだ、俺つけてるとこも見てェの」
こいつ…と内心悪態をついている間にも、リト君は首筋に顔を埋めている俺の頭を抑えたままでじっと待っているようだった。
こうなるとつけるまで離してくれないだろう。まぁ元々俺がつけたいと思って動いたんだし、と抵抗をやめて俺も集中することにした。
とはいえ、リト君と出会うまで色恋沙汰に一切縁が無かった俺は、当然印のつけ方を知っているはずもなく。
とりあえずここかな、と思ったところに接吻し、リト君の見様見真似でその肌を吸い上げてみた。
離すと、そこにはついているかいないかくらいの赤みを帯びた痕がついていた。リト君はくつくつと喉を鳴らしてまた笑う。
「ふは、下手くそ」
「わ、悪かったね……、」
「違う違う、
そういう初心っぽいとこも可愛いなって」
そう言ってぽんぽんと頭を撫でてくるリト君は、再度俺の顔を首筋に埋めさせて、「今度は教えるからもっかいやってみて」と言ってきた。
まだやるのかと思ったが、先刻のものは薄くて良く見ないと分からなさそうで、これじゃあ印の意味がないと不完全燃焼だったので頑張ることにする。
「最初唇つけるまでは良かったからさ、
…そう、んでさっきより強めに吸ってみて」
「ん〜〜……、ぢゅ、っふ、」
「っ、じょーず
もう離していいぞ」
「っはー……、ぁ、ついてる…?」
先刻のものより赤くくっきりと浮かび上がっているそれが目につく。
リト君も吸われたことで少しばかり腫れている印に触れて「お、出来てる。」とどこか幸せそうに目を細めた。
「そ、そりゃあ良かったね…」
「なに、やっぱ恥ずかしくなっちゃった?」
「言うなッ!!」
図星をつかれて勢い任せに枕を投げるが、ひょいと交わされて代わりに吃驚するほど優しい抱擁で二人ともどもまた寝床に倒れ込む。
衝撃で腰にまた痛みが走るが、寝転んでいる状態のほうがまだ楽なので抵抗しないでおく。
「テツも腰やられて動けねェだろ
このまま二度寝するか」
「リト君店あるんじゃないかい」
「休みにするからいーの
もう今日はお互い仕事とか忘れような」
「……悪い人だねぇ、君、」
俺は君の飴を欲しがる人が今日も山程いるだろうに、と付け足す。
まぁ、そんな悪い人に自分から捕まりに行ってる俺も俺か、と思いながらリト君が一足先に立て始めた寝息を聞いて微睡むのだった。
rt side
あれから数日、腰も元通りになったテツはまた噺屋与太郎としてあちこちの寄席を回っている。
俺も店の運営やツケを払わない迷惑客の情報特定、処理に追われる日々に戻った。
が、夜は時間があれば頻繁に俺から行ったり、逆にテツの方から来てくれたりとお互い会いに行く回数が増えた。嬉しい誤算だ。
今日も今日とて、俺は情報を求めに情報屋に来ていた。とは言っても、表向きはただの酒場だが。
「あのさぁ、いい加減
自分で調べるとか出来ねぇのかよ」
「言葉が強ェぞ情報屋
後ろ盾に俺がいるから
酒場営業出来てんだろうが」
「怖ぁ、分かった分かった、報酬は? 」
「前手に入った高めの酒
俺飲めねェからやる」
「えーまぢぃ?!やっぱリト様々だよ〜!
これからもご贔屓にね!」
「どうだかな」
報酬の酒で浮かれている情報屋が資料を渡してくる。ざっと目を通して、その情報が今追っている命知らずの物だと確認し懐にしまう。
代わりに持ってきていた酒を雑に置くとすぐさま酒が沢山並べられている棚に置かれた。まぁこの後すぐ飲み干されるだろうが。
そいつは豪快に笑って営業主の癖に酒を煽ると、ちらと視線をある一点に向けた。そして半ば呆れたような様子で口を開く。
「…聞いてあげるんだけどさぁ、
首のそれ、何?」
首?と一瞬思ったが、すぐにあぁこれかと首筋のそれに手をやる。
テツの奴、自分は見えないところならって言うのに俺にはちゃんと服着てても見えるとこにつけるのな。
そう思いながら、俺はなるべく他人にテツのことを教えたくなくてこう答えた。
「我儘な愛猫にちょっと、な」
END.
書き終わった!書き終わりました!!
大変ながらくお待たせしてしまいすいません…
ほんとにすいません正直モチベが…ってなってました
そしてなぜかスマホで書けなくなるという事態が重なってしまい…
今は復活して書いてるんですけど
あとカタカナ使わないようにするのむっずかったです
意識すればするほど日本語が浮かばなくなる
誤字脱字にも気づけなくなる
ちなみに情報屋と噺屋の関係ですが、お互い名前は分かる顔見知り程度って感じです
これからの投稿頻度は変わらないと思いますが
自分のペースでのんびり執筆していきたいと考えているので
皆様どうかお付き合いいただければと思います…