ますむだ編「よぉ、無陀野ぉ。これでテメェは俺から逃げれねぇな?」
「……」
ストーリー始まるよ!
淀川真澄の同期、無陀野無人は、いつも真澄とは顔をあわさない。
真澄に顔を見られてはすぐ逃げてしまう。
それは無陀野の癖のようなものだ。
「無陀野ぉ。なに逃げようとしてんだぁ?」
そう言われれば無陀野は立ち止まって、大人しく一緒に居てくれるが、会話が終わるまではずっと下を向いている。
けど、真澄はキレること無く、ただただ、そんな無陀野を【特別】な意味で可愛いと思っている。
なぜなら、真澄と無陀野は恋人同士だからだ。
話が終わって、無陀野はまた、真澄から距離をとって、逃げてしまった。
そんな無陀野が可愛くて仕方がない。
「あいつ…まじでかわいいな…」
そう口にしてしまえば、隣にいるもう一人の同期、花魁坂京夜が話しかける。
「まっすーは本当にダノッチのこと、好きだね。」
「当たり前だ。」
「けど、俺以外の奴と話したり、あんな可愛いところは他の奴には見せたくねぇ。」
「ふーん?」
京夜はなにかを察したかのようにニヤついた。
「なに笑ってんだ。キメェ」
「そんなこと言わないでよ〜」
「京夜さん悲しい〜」
真澄は呆れたかのように舌打ちをついた。
無陀野は誰にも渡したくねぇ、そう思いながら真澄は、無陀野を探しに走り去った。
「無陀野を誰にも取られないようにする方法か…」
真澄は、あっ、となにかを思いついたようだった。
一方その頃京夜は
なにか嫌な予感がしたようだ。
「なにか…嫌な予感がする…」
翌日、京夜の嫌な予感は当たってしまった。
翌日。
いつも通り、同期の3人で話をしようとしたところ、無陀野がいないことに気がついた。
「まっすー。ダノッチは?」
「さぁな」
「一緒に来たんじゃないの?」
「今日は来てねぇーよ」
(なんだろう…胸騒ぎがする…)
「チッ。はやく終わらせんぞ。」
「う、うん、」
そう、今は仕事中なのだ。
けど、京夜は、無陀野が心配に思っていた。
仕事が終わり、寮に戻ろう、と京夜から話しかけられた。
「すまねぇな、今日は無理だ」
「そっか、俺先に戻ってるね。」
「あぁ。」
今日は、寮へ戻り、真澄一人になった。
「監禁してよかったな。」
真澄はそう呟き、無陀野を監禁している場所へ向かう。
ガチャ。
扉の開く音が聞こえ、無陀野は目を覚ました。
冒頭に戻りまっせ☆
「よぉ、無陀野ぉ。これでテメェは逃げれねぇな?笑」
「……」
「ここなら誰にもバレねぇ」
「なぜ…俺を監禁するんだ、?」
無陀野は疑問そうに質問をした。
「誰にも渡さねぇためだ。」
「その格好じゃ身動きも取れねぇもんなぁ?」
今、真澄が言った通り、無陀野は身動きが取れない。
首輪はつけられて、足には重り、両手首には鎖。
頭の上に固定されている。
「テメェは、身動きが取れなかったら何もできねぇ。」
「…」
「…離してくれ……」
「それは無理な願いだなぁ?」
「テメェはもう俺のモンになったんだよ。」
「テメェが俺から逃げるなら、俺はお前を監禁してでもとっ捕まえる。」
それだけ口にして唇にキスを落とした。
「んっ…!」
「息、止めてんじゃねぇ。」
「んっ…ぅ…」
無陀野はキスだけで呼吸を荒らす。
真澄にだけわかるものだ。
キスをしてしまえば、無陀野はとろとろにもなる。
無陀野は首筋が弱いため、真澄に噛まれれば、感じてしまう。
真澄にとっての【可愛い声】というのも出してしまってるのだろう。
「いっ…!」
「真澄、!?」
「やっ…あっ…」
首筋にひどい激痛が走った。
真澄に――首筋を噛まれていた。
「テメェ、首弱いよなぁ?笑」
そう言われ、また唇にキスをし、舌を侵入させて、口内でくちゅくちゅと、音を立たせた。
それと同時に服が脱がされていた。
「ますみ……♡」
「可愛いな♡」
「かわいくない…」
「テメェの泣き顔と声、もっと聞かせろ」
「やっ…♡」
「テメェが嫌でも俺はやめねぇからな。」
「んっ…あぅ♡」
「かわいい…」
無陀野は全身が敏感なため、毎回真澄には触られる。
耳も敏感なことを知っておきながら、キスをしながら耳を触ってくる。
「うぅッうぁ♡」
「ほんと、耳弱いな♡」
グッと、耳を押され、らしくもない声が漏れてしまった。
真澄は、今夜は寝かさねぇ、とだけ口にして、翌日を迎えた。
翌日
無陀野は昨日の出来事がバレないようにまた無表情になっていたが、真澄にはバレていた。――耳が赤いことに。
(チッ本当に可愛いなこいつ)
そう思っていたら京夜がいつものように笑いながら話しかけた。
「なんか今日、まっすー嬉しそうだね?」
「うっせぇ。」
そんな中、無陀野は、無表情だが顔や耳を赤くしながら少し微笑んだ気がした。
終わりっす
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コメント
2件
監禁とか最高すぎるんですけどッッ😭💗