最年長だから？(完結)

ーーーNくんの家ーーー

N「ちゃんと寝ててね」

桃「うん…ｹﾞﾎｯ。迷惑かけちゃってごめんね…我儘も聞いてもらって…」

N「いいんだよ！迷惑なんて思ってないし！ちゃんとゆっくり休んで」

桃「うん……ｹﾎｯｹﾎｯ」

Ｎ君すごいな……こうゆうかっこいい大人になりたかったな……

N「何かあったら連絡してね？」

桃「うん、ありがとう」

N「桃くんの為ならなんでもやっちゃうんだから！」

桃「ｹﾎｯｹﾎｯ……ほんとにありがとう」

ーーー4日後ーーー

N「やっと熱下がったね！」

桃「長かったぁ………」

N「じゃー、家戻る？」

桃「ﾋﾞｸｯ………」

N「戻りたくない？」

桃「ｺｸﾝ………」

N「みんな謝ってくれたんじゃないの？」

桃「でも……怖い……」

N「そっか……」

桃「まだここに居てもいい？」

N「いいよ、ずっと居ても」

桃「……ありがとう」

N「とりあえず治ったから、橙くんに連絡するね」

桃「お願いします」

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ

N「あ、橙くん？」

*橙「Ｎさん！桃ちゃんは！？*」

N「治ったよ！」

橙「良かった…」

N「でも帰るのが嫌だって」

橙「そう……ですか」

N「どうする？」

橙「桃ちゃんに代わってもらってもいいですか？」

N「桃くんに聞いてみるね、桃くん、橙くんが話したいって」

桃「え…あ…………大丈夫です」

橙なら……大丈夫……かも

N「桃くんいいよって」

橙「あ、お願いします」

N「はい、桃くん」

桃「…………橙……？」

橙「桃ちゃん！体調は大丈夫？」

桃「うん……治ったよ」

橙「良かった」

桃「……ん」

橙「桃ちゃん、俺らの事怖い？」

桃「っ…………」

橙「正直に言うて？」

桃「……怖い……」

橙「そっか…そうやよな……ほんまにごめんな……でも俺ら桃ちゃんとまた暮らしたいねん」

桃「…………」

橙「また1から一緒に暮らしたいって思ってんねん。」

桃「…………でも」

橙「なぁ、桃ちゃん。俺桃ちゃんに会いたいねん、会いに行っていい？」

桃「えっ……？」

橙「駄目かな？」

桃「…………橙だけ？」

橙「ん、俺だけ、誰も連れて行かない」

桃「…………なら……大丈夫……」

橙「ほんま！？」

桃「う、うん」

橙「今から行く！！」

ﾌﾞﾁｯ

桃「えっ！？橙！？」

N「どうしたの？」

桃「橙が……今から来るって」

N「そうなの？」

桃「どうしよう……」

N「どうしようって？」

桃「来ちゃうっ……」

N「普通に待ってればいいんじゃない？」

桃「心の準備がっ……」

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

N「あ、来た」

桃「ﾋﾞｸｯ……」(布団に潜る)

N「はーい！」

橙「あ、Nさん。お邪魔してもいいですか？」

桃「…………」

本当に来ちゃった……

N「いいよー、桃ちゃんあっちにいるから。」

橙「ありがとうございます」

N「ちゃんとお話してね」

橙「はい」